子どもは常世のいきもの


古来よりこの国では、「けがれ」を嫌ってきました。
けがれといっても汚れではなく、「気枯れ」、エネルギーの枯渇を意味し、
この世とあの世を行き来する時のとても不安定で危険な状態を指します。

この国で伝統的にけがれとされるのは人が死ぬ時と、人が産まれる時。

とくにお葬式より子供がうまれた時の方が縁起が悪いそうです。

お産のけがれを厭わず、出産に立ち会ってくれる、産神さまという神さまもいるそう。
産神さまの別名は、かの有名な便所の神さまだそうです。