ほらほらホラー

う〜ら〜うら〜う〜ら〜…



……(・∀・)?



…ドカン?



………地雷です。←


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アナタが実際に体験したor人から聞いた怖い話を書いて下さい。

怖く書くか面白おかしく書くかは自由ですが、作り話はダメです。

ではどうぞ(・o・)ノ



今から話す出来事は

実際に体験した実話でございます

暫しお耳を拝借



これはアカが小学生の時のお話です。

小学を卒業するまで我が家H家では毎週土曜日になると必ず祖父祖母が住む故郷まで泊まりに行く習慣がありました。

祖父の家は昔、先祖代々から伝わる古びた大きな日本和式一軒家で

辺り一面は畑に川に草原といった自然に囲まれた美しい場所でありました。

しかし

夜になると昼とはうってかわり辺りは風さえ静かに静寂し外灯がない真っ暗闇になるという

子供ながらに“少し恐いな”と感じる土地でもありました。


毎週のように祖父宅へ遊びに行きいつものように祖父と祖母と妹の四人で

座敷に布団を並べて眠っていたある晩


皆が熟睡しているのにも関わらず一人

妙に目が覚めて眠れない夜がありました。


布団の中で動かずただジッと天井の板を眺めていた時

辺り一面に

ボーンボーンボーン

と家中に鳴り響く木時計の鐘。

入口近くの襖の上に飾ってある木時計が

12時を知らせるためゆっくりと鳴り出したのです。


いつもなら聞きなれた鐘の音…


しかし、この眠れない晩だけはいつもと何かが違うような気がしました。

何故だか急に恐怖が芽生え耳をふさぎ目を瞑り布団で丸まりながら

頭に未だ鳴り響く木時計を思い浮かべ

12回目の鐘の音が早くなり終わらないかと

念じていた時


11回目の鐘の音でいきなりピタリと

止んだのです。

たしかにボーンボーンという鐘の音を

怯えながらも数えていた筈だったのに…


おかしいな…一つ数え忘れたかな?

と不思議に思い布団から頭を出し木時計がある襖に視線をやると――








“う゛ぅ・・・う゛ぅ・・いてぇ・・”




“いてぇ・・よぉ・・・だれか・・・”




“みず・・・みずをくれぇ・・”


と啜り泣くように苦しむ姿の男を発見したのでした。




心臓が飛び出る位に驚いた後

自分の体が硬直していくのを感じた時

今まで襖の入口あたりで呻いていた男が

こちらへゆっくりゆっくりと

近づいてきたのです。


“う゛ぅ・・・うぁ゛ぁぁ・・・”


聞こえるか聞こえないかの微妙な声音で呻きながら


ヨロヨロと不安定な足取りで近づいてくる影


何もできずにただ驚き目を見張る己


ズシンッッと布団上から重みを感じ

いつの間にか近くにいた男が顔を除き込もうとした瞬間


ボ――――ン


鳴り止んでいた筈の木時計が一回だけ鐘を打ったのです。

すると

暗闇の中

緊張が取れた際布団上にはもういないだろうと思っていた男の腕が

首に巻き付き一言。












酔い止めくれぇぇ〜〜〜



・・・・・・・


そう


男の正体は…



酒臭い匂いを撒き散らし無精髭でスリスリと頬擦りしてきた男の正体は

父だったのです




怒(;´▲皿▲#) ←
















おまけ

〜階段下廊下の兄弟〜



『兄貴?』


『ん?おうヒロか、邪魔してんぜ』


『それより何してんのさ?』

『いや〜酔って帰ってきたもんで酔い止め誰かに貰おうと思ったら一人起きてる奴がいたもんでな〜薬どこにあるか聞こうとしたら…何故だか怒られた…』


『…もしかしてオバケに間違えられたとか?クスッ』


『どうやらそうらしい…パパショックだぜ…』


『それは可哀想な事させたね…。今ちょうどこの部屋のあの時計壊れてるから恐怖も倍増してたんじゃない?』


『あ、やっぱりあの時計壊れてんのか〜。(笑)いい加減ボロいもんなぁ』


『ね(笑)それより兄貴、薬探してたんだろ?俺の部屋あるからとりにこいよ。』


『あ〜〜。ん。頼むわ。』



アハハハウフフアハハハ パタパタパタ ←階段を登る男二名









(゜Д ゜`)


ジッチャンバッチャン、妹は早寝早起きのため爆睡状態…

床の間でフテクサレて布団に丸まりながら父と叔父のイチャイチャ?(会話)を聞いていたアカは何だか殺意が芽生えた事件でありました。


おわり

乱文長文お付き合い頂いて誠に有難うございます。




※最チャンバトン奪っちまったww←ドゲザンザス