2017-3-9 21:39
【表現力バトン】
・提示するお題を表現してみてください。
・文字数制限なし。一文でも、小説風に書いても可。
・お題は11月1日〜10日の誕生花の一般的な花言葉から出題させて頂きました
[唯一の恋]
━━━━秋に香るキンモクセイ
花のふんわりやわりとした匂いとはまた違った
例えようのない不思議な香りに包まれて
目を覚ます
庭の蜜柑の木が秋の到来に向け風に葉を揺らしながら空を見上げていた
私は蜜柑の木。
3月にこの家に来て夏の猛暑に堪えながら来年の春には美味しい蜜柑を食べてもらうために今日も太陽と土から栄養をとりながらのんびりと過ごしているの。
今ではすっかり枝も、葉も、最初に比べて沢山生えたわ。
そんな私の最近の気になることを教えてあげる。
それはね?
塀で区切られた右隣の家の小さな生け垣に佇むキンモクセイさん。
初めて秋を体験する私には何もかもがハジメテなの。そんな私に不思議な香りを教えてくれたキンモクセイさん。
蜜柑の香りとは違う柔らかでいつまでも強く離れない匂いは静かで、どこかなんとなく怖い匂いでもあるなと思ったわ。
けれどこの怖いけど気になってしまう気持ちはいったい何なのかしら?
どうしてかしら?
なんて。
━━━━そんな事を考えてるうちにあっという間に季節は冬がきて春がきた。
気がついたらキンモクセイの香りはいつの間にか・・・、とゆうか、あっという間に消えていたわ。
あとで知ったのだけれどキンモクセイの香る時期ってとても短いらしいのね。
駄目ね。
私の一度考えこんでしまうととても長く考えてしまう癖
嗚呼、今年の秋こそはちゃんとご挨拶にいかなきゃ・・・
また会えるといいな。
あの香りが待ち遠しいわ。
でもいつか私のこの甘酸っぱい香りにも興味をもってくれたら嬉しいわ
そしたらいつかゆっくり炬燵の上で香るキンモクセイの中
あなたと一緒に交われたらどんな気持ちになるのでしょうね?
〜それが恋とわかるまで〜
[いつも幸せ]
山吹色に彩られた室内を見て唖然とした
「なにがあったし!!!」
驚きのあまり声に出た言葉に傍らでそれこそ顔がウグイスかのように所々山吹色になったあの人が笑う。
「君の好きな色でアトリエを作ってみようかと思ったんだけど・・・やりすぎちゃいました(笑)」
はにかみながら笑うその人の笑顔が無邪気すぎて
鼻の上のペンキがヤマブキすぎて
馬鹿みたいにトキメイタ
なんて、誰が教えるもんか。
むず痒い気持ちに窓から暖かいそよ風が吹く
山吹色に彩られた彼と私の趣味で作られたアトリエに
今日もまた一つ思い出が刻まれた
〜芸術家達の春〜
[逆境に耐える]
「虹色の麒麟と水色のカマキリと紫の鉛筆を混ぜたらできるものなぁ〜〜んだ?」
『なにそれ怪物?』
「ぶっぶー!答えは【僕の夢の中☆】でした」( ´∀`)σ)∀`)
『・・・相変わらずわけがわからないよ。』
「んじゃぁ第2問〜〜♪」
「後ろから煙が出て前が道、歩くと熱くなるものなぁ〜〜んだ?」
『・・・えーと…カチカチ山のタヌキさん?』
「残念〜〜!またまたハズレですね〜〜」
『…して答えは?』
「そんなものないんだよ♪創造物に答えなどあるわけがないんだもの。」
『よし、降りろ。今すぐ俺の自転車から降りろw」
「うわ〜〜ん!ごめんごめ〜〜ん!!!」
夏の青い空に入道雲。
暑さにやられた可笑しな友人が、いつも以上に可笑しくなる。
いつも通り会話がなりたたない逆境にもめげずに
何故だか今日もこいつと一緒につるむ夏休み
「アイスのあーって愛して〜食べて〜〜の意味なんだって知ってた?」
『知らんよ。』
「ためしに食べてみる?」
『・・・あー』
「行こう!」
下り坂の坂道にさしかかりスピードをあげた。
気持ちの云い風が頬を伝ったらなんだかどうでもよくなって妙に笑えた。
〜友達はヘンテコ星からやってくる〜
[歓喜]
人の欲望とはいったいどこから湧いてくる?
趣向か 形か 中身か
色や
匂いや、
仕草や言葉
はたまた視線からも。
全部くるめて一つから生まれる
心が震えたらそれこそが欲望だ。
歓喜とは?
嬉しく思う(想う)
喜ぶ(悦ぶ)こと。
では"意思"とは?
存在ある個体、または生命体が思案する様。
━━━━━━━pipi━pi━━---
誤った知識は知識ではなくただの空想や意思になる。
しかし私はそんな誤ちさえ人らしさだと思う。
万物は人や世界の光と闇が産み出した大きな知識だ。
広いこの宇宙には地球がある。
そしてまた違う宇宙の違う惑星も存在する。
歓喜とは、
私の歓喜とは、
未知なる知識と存在の追及なのである。
とりあえず目下の目標は
この広大な星と岩しかない世界で私以外の生命体に出逢える事を夢見る事である
本日の通信記録終了━━━━-----━━---pi
〜アンドロイドに喜びを〜
[無邪気]
この高さから傘で飛んだら風に乗ってふわふわと空に浮かぶ事ができるんだって!楽しいと思わない?
ホント?
ほんとほんと♪
じゃぁ、試してみるー♪傘とってくるから待っててね!
うん。わかった、僕はここで待ってるよ
━━━━飛んだら落ちるだけに決まってるじゃないかバカだなぁ、
なんて、呟くのは女の子が傘で飛び降りてから数秒後・・・
〜嗤う死神〜
↑てΣ(゜Д゜;;)無邪気じゃない。邪気しかない!?
[躊躇い]
夜の暗い道に赤い鳥居がズラッと並ぶ。
度胸試しだと数分前に一人、一人、と。駆け抜けていった友人達はもういない。
最後は僕の番だった・・・
後にも先にも誰もいない。
戸惑いながら鳥居の向こうからマサ君やトモ君がいきなりバァッ!っておどかしてきたらパンチしてやるんだから・・・
怖くない
怖くない
・・・
みんなやしろの前で集合って言ってたもん。
僕も早く行かなきゃ……あれ?
勇気を出して鳥居をくぐろうとしたら奥の方から誰かの声がした。
おーーーーい
おーーーーーい
おーーーーーいーーーーーでーーーーー』って。
よかった。ちゃんといた。マサ君達だぁ!
よかったぁ〜〜〜〜。
ホッとしながらこれでもう怖くないゾ皆すぐそこにいて待っててくれたんだもんね。
「まってー!いまいくよー!」
い ま 逝 く よ ぉ 。
━━━━━━。
「おい、ユウのやつ遅くね?」
『あいつビビりだもんなぁ〜〜』
「しゃーねーなー、迎え行ってやっかー?」
『ユウの事だから怖くて下でずっと待っててそうだもんね』
「いやいや、怖くて帰ってるかもしんねーぞw」
『(笑)あ〜〜、そいえばこの間ネーチャンに聞いた事あんだけどよ』
「なんだよカズ?おまえのネーチャンのブラの話かー?笑」
『ちっげーよバカ!そんなんじゃなくてよ〜』
『この鳥居の前で知らんやつに声かけられて答えちゃいけねーんだってさ』
「なんだソレ?」
『ここの神社の狐様が人に化けて気にいった奴を拐うって話だよ』
「そんなのただの作り話だろ〜〜?笑」
「僕達一人ずつ来たけど誰もいなかったしね?」
『まぁ、返事しなきゃ大丈夫だってネーチャンは言ってたけどな☆』
あははー!!
さーて、そろそろユウのやつ迎えに行って帰るぞー!
(((おーーーー)))
夜はそこ
そこは夜
ここは町外れの肝試し
運 試し
人の子や
誘え
誘え
競えや
試しや
運試し━━━━━━━━-----
〜よるあそび〜
[飾らない心]
[用心深い]
[心変わり]
苺を食べようと冷蔵庫開けたら隣に
━━━メロンだ、と・・・ッッ!!?(ガタタッ)
〜食いしん坊は迷う〜
[しとやかな恋人]
━━━━━━私はキンモクセイです。
活動時期は一年の中でもっとも短い秋の季節に体臭を垂れ流します。
と、言いましても好きで垂れ流してるわけではないですしそれがフェロモンとゆうわけでもないのでどうかご了承下さい。
ただ、これが私の仕事であり私が私である存在意義なのですから。
私はこの匂いに引き連れてやってくる人間を
時に癒し
時に惑わし
時に枝ごとたおられる事もしばしばあります
えぇ、痛いなんてもんじゃありません。
そりゃぁもう、たおられればたおられる程に胸になんとも言えないモヤモヤが生まれるのです。
数年この家に居候させていただいておりますがたまに遊びにくる隣の娘さんが・・・っと、この話は長くなるのでまた次回にしましょうか。
今日はあの娘さんの事は話す気分ではないのでね。
ともあれ、そんな私の最近少し気になったもののお話でもしましょうか。
いつも明るく元気なあの子について、です。
春はしとやかに実をつけ
夏は元気に葉を揺らし
秋は物思いにふける不思議なあの子
それはそれはとても甘美な匂いでいて
冬になったら私を探す姿がいつしか愛しく感じてしまったというエピソードです。
いかがです?
秋は憂い愁いの季節ですが
寂しいばかりではありませんよ
幾年と過ごせば
運命だと思える存在にも出逢える
恋に季節なんて関係ないですが
出逢えた季節は特別に好きになるような気がするんです。
〜それが恋とわかるまで〜
お わ り
*感想などありましたら…
お題有り難うございました。二つ程、長文に飽きてしまいおろそかにしてしまいましたが後日気がむいたらまた応えさせていただきますチーーーーン
ありがとうございました。
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もりやーーん!ブログバトン拝借させていただきましたあいすみませぬrrrrr
\(^o^)/39!←アカも調子のったYO☆