2012-3-6 08:02
いろは唄でお題
下のお題を使って創作してください。絵・小説・詩なんでもかまいません。
ち ちっぽけな、私。
り 隣人は変人
ぬ ぬいぐるみに相談。
る 留守番電話の伝言
を 君を見つけに
フリー可です。
追記からスタート→
※ちなみに今日の添付落書きお題は『狐』
どこかの建物だろうか
月に照らされただけの暗闇の中で
蠢く獣がいた
ギラギラと光る瞳を宿した獣は
憔悴しているのだろうか
どこか弱々しかった
痛々しい程に
鳴き叫び
吠え続ける獣の声は
寂れた建物の
廊下にこだました
苦しそうである
ガラスの破片が胸に突き刺さったかの様に
痛みから逃げようともがくかの様に
苦しみもがき
吠え続けていた…
獣は次第に体力も気力も
減ってゆき
ふらり
ふらりとよろめきながら
扉の前で崩れ落ちた
“なんてちっぽけなんだろう”
こんな廃れた場所で朽ち果てる私は
なんて…
なんてちっぽけな、私なんだろう”
―――己を嘲笑するかの様に呟いた獣は
やがて瞳を閉じた。
終
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“隣人は私を変人と言うが
ぬいぐるみに相談する君はもっと変人ではないか
教えてあげよう
留守番電話の伝言に
“君も変人ではないか”と
それとも
君を見つけて直接
君に教えてあげよう
“君も変人だよ”と
おつかれ様でした。
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どうでもいいが腹減った(´д`)