日常的アクシデント

私は泣きたい時は
決まってお風呂で泣くの

限界を知らない私の涙
押し殺しても出ちゃう嗚咽

全てシャワーで隠しちゃう


泣いちゃう理由は
とても些細でちっぽけで
くだらない


全部私が悪いの

頭じゃ理解してても
カラダは言う事を
全く聞いてくれない


だから涙は出てきてしまう

一向に止まらない私の涙に
嘲笑しちゃう


バカな私
なんてバカなの
溜め息まで出てきそうだわ


よく泣く私

私と涙はまるで親友



でも涙なんて大っ嫌い








詩

私の素っ気ない返事に
舌打ちの貴男

だけど私は聞こえないフリして
携帯をじっと見つめるの


途端に貴男は
私に近付き手を蹴る

軽く机に叩きつけられた
私の手と携帯



貴男は深夜の夕食を
私は深夜のバスタイム



シャワーを浴び続けながら
私は思うの


貴男は悪くない
悪いのは全部私のせいよ


頭じゃ分かっていても
カラダが言う事を聞かない


何かが流れてる…
シャワー？いいえ、違うわ

これは涙

自分で理解したら
どばっと滝の様に流れ出す
私の涙


私、何で泣いてるの？
何が哀しいの？


泣かないで私…
悪いのは私なんだから

貴男は悪くない
貴男は悪くない
貴男は悪くない
貴男は悪くない！


ごめんなさい
全て私のせい

ごめんなさい
ごめんなさい
こんな私でごめんなさい
出来が悪くてごめんなさい
何も出来なくてごめんなさい
貴男を失望させてごめんなさい
産まれて来てごめんなさい
私なんて産まれて
来なきゃ良かったのよ
貴男は私さえいなければ
少しは、幸せだったの？
貴男は今、幸せ？
こんな私がいても幸せ？
…そんな風には見えない


私のせいでごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい

今の私じゃ、この言葉しか言えないわ


ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい







詩じゃないだろコレ