面白くなかつた。まあ、真野勝成脚本だから、予想はしてたけど。
「ハッキングと外人部隊とで何でもできる」とか、「気狂犯罪者だから動機は要らない」とか、肝心なところが雑な上に(肝心ではないところも雑だが)、話の展開が退屈で、酷いものだつた。
動いてる制服警官姿の右京が視られると思つたのに無かつた。ちよつと残念。
伊藤歩ジャーナリストは、社美彌子に「気骨のあるジャーナリストだ」なんて言はれてたけど、気狂犯罪者にいいやうに使はれた挙げ句に殺されたのに、どの辺に気骨があるのだらうか。
真野勝成脚本は、今の『相棒』ではましな方なんだらうけど、面白い・つまらないとは別に、妙に腹立たしいのだよねえ。ファンの神経を逆撫でしてるといふか。
脚本:真野勝成
監督:兼崎涼介