辛気臭い。
安藤玉恵が不相変好い。
男の子が犯人かと思つてしまつたよ。実際は、順当に男の子の母親が犯人だつた。実は、犯人は七歳の息子で、母親が息子を庇ふために自分が犯人であるかのやうに偽装した、といふ落ちだつたら、馬鹿♀的で微笑ましかつたのに。
かういふ女の恨み辛みに基づくドラマは、結局、男権主義を強化するだけの内容になるやうな気がする。先の『科捜研の女』で、ストーカー被害者女が当該ストーカー男の盆栽を床に投げ付けて壊すといふ場面があつた。かういふ演出こそ“女性のため”の捜査七課が活躍する『ヒガンバナ』に必要なのではないのかなあ。
早送り。その後、再視聴するも15分程で中止。
両主人公のビジネス・スタイルがどちらも何だか好きになれない。
加治将樹は、このドラマに出るに当つて体を太らせたらしい。アイドル・ユニット出身なのにイケメン売りをしないのだね(笑)。
早送り。
高橋光臣目当て。不相変、女誑しの屑人間役だつた。犯人の妹を死に至らしめた有責者で、犯人に殺された。長めの髪型が一寸ワイルド。
大体視た。面白かつた。
本放送視聴時は、当時話題になつてゐたことを取り入れただけの地味な話だと思つたんだけど、今回再視聴してみて、先の「伊丹刑事の失職」より遥かに面白いと思つた。
《女か虎か》
面白かつた。
不相変、色々突込所があるけど、話が軽快に進むので、余り気にならない。
鶴田真由にえらく存在感があつた。
――8:50 PMの10時間前が0:35 PM――
犯人は、余計なことをしないで身を潜めてゐればよかつたやうに思ふんだけど、どうなのかしらん? 公安当局(?)がマークしてきたからといつてあんな爆弾監禁ドッキリ(笑)の騒ぎを起さなくてもいいやうな。
我妻さん、施錠されてゐない出入口に気付かないのは、流石に一寸間抜け過ぎるのでは? といふか、主人公もこの点に突込を入れてゐないから、御都合主義的と言ふべきか。
丹羽奈津美を殺人で有罪にするのは、無理なのではないか。
「黒い方を接続すると爆発する」
「我妻公昭が実際に接続したのは黒い方である」
何れも立証するのは無理だらう。丹羽奈津美は
「黒い方を接続するのが正しく、私は正しいやり方を教へた。爆弾作りの素人である我妻公昭が作業中に誤爆させたのだ」
と主張するだらうし。