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不相応

彼女のお勤め先は、多分そこそこブラックだ。これぞブラックというネットの情報から察するに、まあ…微糖くらいだろうか。

まず第一に就業規則での勤務時間が10時間(休憩除く)

彼女いわく、仕事内容はゆるいらしい。立ちっぱなしの仕事なので少々足が疲れる程度だそうな。ちなみに月給は時給に換算すると余裕で最低賃金を割る。

そして何よりスゴイのが、休みはシフト上3人以上同時に希望しなければ、いつでも取って構わない(日割)

取 ら な く て も 構わない。

そんな彼女の6月のお休み日数は3日間でした。ありえんぬ。

んな仕事今すぐやめちまえ!!と言いたい所だけども、彼女自身がその仕事を好いていて、楽しく働いている以上そうも言えず。

そうしてくれと頼んだわけでもなく、彼女はその貴重な休みを、これまた週休二日不定休のわたしに合わせて取ってくれている。

そのせっかくの休日ものんびりせず、わざわざ早い時間に歯医者を予約し、彼女が起きると目を覚ますわたしに、小声で「寝れ」と催眠術をかけてさっさと出掛けて行く。おかげさまでぐっすり眠ったわたしが目を覚ますと昼飯まで用意されていたりする。

だから、
決してガッカリしてはいけないのだ。

約一週間ぶりに二人でのんびりらぶらぶ、うふふ。と浸っているときに、彼女が「明日A子たちが遊びにくるよ、みんなでモンハンやろうぜ!」と無邪気にメールしてきても。ええ、ガッカリなんて、まさか、そんな。ねえ?


後十数分で彼女が仕事を終えて、いつも待ち合わせるこのカフェに走ってくる。文字通り、やつは走ってくる。さあ、とびっきりの笑顔で迎え撃つ心の準備だ。

だって、
わたしがすねても、可愛くないもの!

生涯保証

ももこ、28歳
肉親は兄夫婦と母。
父と祖父母はみな天国。

言葉は悪いがぶっちゃけ早死にの家系である。良く言えば皆の憧れ、ピンピンコロリの家系である。

先日、安月給から苦心して捻り出している500円貯金の入金のため郵便局へ行ったら、かんぽをお薦めされた。このペースで貯金なさっておいでならこちらの保険お勧めですよ、と。

わたしの人生において、これだけは果たしたい目標として「病院のベッドで死にたい」というのがある、そして高望みするならば「生きている間は元気でいたい」だ。

彼女とはらぶらぶだけど、将来ひとりにならないとは限らない。それは決してネガティブな想いではなく、人生設計におけるリスクファクターとして、冷静に受け止めている。前になんかのTV番組でマツコさんがいっていた「男も女もある一定の年齢越えたら、オカマと同じよ、誰が面倒見てくれますか」と、まさにそれだ。案じすぎて胃を痛めては意味がないけど、備えあれば憂いなし。考えておく事に損はないはずだ。

今現在、既に掛けている保険で万が一の入院費と死亡時の保険料で十分賄えるであろうお別れ会&埋葬方法についても一応エンディングノートに記載済みだ。
みんな喜べ!おれが死んだらおれの奢りで酒が飲めるぞ!

話それました。

まだバリバリ働いている時期ならいいが、そうでない年齢に達していたとすれば、入院費+彼女の生活費も欲しい。そうなれば、薦められた保険があればそれなりに足しになるだろう。

うーん。悩む。
しかしこんな、捉えようによっては特濃こってりお惚気…恥ずかしくて誰にも相談できない。

いやでも結局、相談といっても悩んでいることを話したいだけなのよね、迷惑なお話!決めるのは自分!

29歳までに決めよう…。

でもちょっとすっきりしちゃった。見てくださっている方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。あなたに何かほんの少しでも幸福が訪れますように。

あまいあまい

何も香水をつけていない女性が一番いい匂いがする。なんて名言もありますが、

最近は柔軟剤の香りのする女性にめろめろです。すごくいい。きゅんとします。

ところでわたし、女性の髪の毛の、むしろ頭皮のにおいがすごく好きです。洗いたての爽やかなシャンプーの香りもいいけれど、仕事が終わってシャワー浴びる前くらいがとても好き。多数派ではないかもしれないけれど、結構居ると思うのですが…どうでしょう。

誕生日にくれっつったら枕くれないかな…無論、今使ってるやつな。


今度ちょっと交渉してみようかな。どのくらいひくだろうか、楽しみだ。聞いたら報告しますね。

なんてな!どんびき!
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To be hanged on a fair gallows.

ここ数ヵ月、定期的に彼女にふられる夢を見る。ああん、わたしってばなんたる乙女ちゃん。

予定が合わず中々会えない日々を越え、久しぶりに彼女の家に泊まりに行った、先日。それはもうそれなりにラブラブして、彼女のあたたかくて小さな頭を腕に乗せたまま眠りについた。その矢先である、彼女から短いメールが届いたのだ。

最近、度々友達でいた頃を思い出すといった旨の文がほんの数行綴られており、そして最後に、別れようと一言で括られた彼女らしい簡潔なメールだった。

わたしは僅か数秒で読み終わる短いメールを何度も何度も読み返した、訳が解らなかった、夢だったらどんなにいいかと思いながら読んだ。やりきれない気持ちが込み上げてきて、携帯を壁に向かって力一杯投げつけた。ガチャン、ゴトンと派手な音を立てて床に転がった。

わたしはしばらくの間、呆然としていた。こんな大切な話をメールで済ませたのは、また何事もなく友達に戻るためであろう、と漠然と察した。床に転がった携帯を慌てて拾い上げる、這いつくばって画面を見た、何もうつっていない。何度も読み返したはずのメールを、どうしても、もう一度読みたい。衝撃で電池が外れただけかもしれないと携帯を裏返すと、それは震える手のひらから滑り落ち、『あ』と間の抜けた声が出た。限界だった。そのままその場でうずくまってわあわあ泣いた。

大声で泣きわめいていると、突然チャイムが鳴った。何度も何度もしつこく鳴った。徐々に平静を取り戻す、半ば現実逃避に近い。とにかく出なければならないと思い、えづきながらよたよたと顔を洗う。まだまだチャイムは鳴り続けている。シャツで顔ガシガシ拭いていたら、彼女が目を覚ました。どうやらトイレに起きたらしい、そういえば最近、夜中に下手したら2回とか起きるんだよ…マジ勘弁して欲しいわ、なんてことを言っていた。泌尿器科行けよ。

わたしは彼女が起きると自然と目が覚める。わたしは彼女の尿意に心から感謝した。将来こいつがとんでもない頻尿になっても、この日の事を胸に、慈しみながらこまめにオムツ交換してやろうと心に決め、流水音を子守唄にすんなり眠りについた。

朝、再び彼女がトイレに行き、もそもそと布団に潜り込んできた際、わたしは最近おまえにふられる夢を見るんだ、とぼんやりした頭で打ち明けてみた。彼女は、具体的にどんな夢なんだと、予想外に喰いついてきた。あからさまに茶化す気満々のニヤニヤ具合だ。

わたしは盛大にぶーたれた。忘れた、とぶっきらぼうに答えて布団を被ると、彼女はわたしの頭をがっしがっしと豪快に撫で回し、おまえは本当に可愛いな!と、嬉しそうに笑った。

ほんのちょっと嬉しく思ってしまった自分に腹が立ち、うるせえおまえなんかハルンケアのお世話になってしまえと冷たい言葉を浴びせたら、グーで殴られた。

愛が痛い。夢なら覚めないで。

なかよし

約二週間ぶりに顔を合わせて、久々にお泊まり。なのに、10時間も一緒にモンハンしてもーた\(^o^)/

いちゃつけよ!!
部位破壊イエーイじゃねえよ!!

でもまだまだ狩るよ。
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