話題:別れ
第三弾 結末
GW中の話
もうだいぶするためのデートにうんざりして、生理的に嫌悪感がしてた。
だから中華街に連れてってっと一日遊べそうな場所をねだった。
やりたくなかった。
キスされるのも触られるのも嫌だった。
でも雨な上に中華街は高校生の遠足で人が多くて大変だった。
食べ歩きして観光して一日過ごしたかったのに、中華が食べたいんでしょ?的な感じで、人の少ない中華屋さんに入ってご飯。
これなら地元で十分。
来た意味無い。
都会の有名な店のがいいかもしれない。
でお腹いっぱいになったら、
『お腹いっぱいだから体動かしに行こうか』って…。結局やることしか考えてない。
二日前から体調が悪いって知ってる彼氏とは思えない発言に絶望したし、嫌悪感も酷くなった。
断ったら一ヶ所だけ見ようそれで、電車が止まる前に帰ろうって…。(天気の悪さが本気)
本気で来た意味無い。
だからもういいから地元帰って映画に行こうって。
更にしたくない案を重ねた。
それに応じたから一緒に帰った。
なのに帰るなり映画は見たいのがないと言い出して、私はこれが見たいから付き合ってっと言っても時間が微妙だからなんだかんだ…。仕方なくウィンドショッピングに変更。
もうすぐ誕生日だから何か買ってあげると言われたけど、誕生日前後にも予定をあけてくれる気が無いことが露呈したうえ、誕生日まで交際を続けられる気がしなかったから断った。
今思えばそれ以前に貰ったものも学生でももう少し良いものを買ってくれるレベルの物だったから貰っておけば良かったとも思わない。
しばらくうろうろすると疲れたと言われてベンチで休むことに。
座っても
『疲れた』『疲れた』『眠たい』
っとねる方向に持っていこうとする。
そこにしか神経がいっていなくて、デート中に『疲れた』とか言ったら失礼だとかまで全然気付いていない。
『ねえ…だっこでお昼寝しよう。何もしないから。』
とか…嫌悪感しか感じない。
無視して何処に行けば楽しいだろうとか、景色の話をしていると、
『あーなんか今素直にめっちゃお風呂入りたい。』
…もう帰れよ。嫌悪感しかしないわ。
ここで我慢出来なくなって、「することを断ったら他に私としたいことや、行きたい場所はないわけ?」っと勿論一応でも即否定してくれるだろうと思って聞いた。
否定されたら問い詰めて付け焼き刃を剥がしてやろうと思った。
「駄目ってわかってるけど、することしか考えれてないわ。」
認められた。
とりあえずにも否定してもらえなかった。
嫌悪感しかなかったけど、それでもショックだった。
何か言い訳しかけたけど、私は首を横に振って逃げた。
駅で一度追い付かれたけど、咄嗟に嫌だと叫んで逃げた。
まっすぐ電車に乗ると見つかるから遠回りな電車を選んで、乗るなり携帯の電源を切って、泣いた。嫌いだったのに傷ついた自分にびっくりした。感情の矛先を向ける場所が無くて途中下車してカラオケで発散した。
何もかもが虚しかった。
最初結婚までほのめかされて本気になった自分を責めた。
家に帰っていつ携帯の電源をつけた。愛されてたはずだから、勿論言い訳メールが来てるはずって思ってた。
許せないけど、愛されてたはずって信じたかった。連絡は無かった。だから連絡先を消した。写真も消した。
ずっと連絡は無かった。
私は愛されてなかった。
童貞を捨てるための使い捨てだった。
使い捨てだってわかってたらもっと怒鳴り散らして怒ったのに。
いい人として、謝られながら別れる気だった馬鹿女だった私。
救済の余地のない思い込み馬鹿だった。