「お祭り?」
彼女が言い出したことはあまりにも彼女に似合わず、思わず聞き返してしまった。
一方、パソコンをいじったままの彼女は俺に視線を移す。
「そう、お祭りがあるんだってさ。まぁ、僕たちインドアな人間には無関係だよね、ユウヤ」
「…いいじゃん、行こーぜ」
「…正気かい?」
自分から話を振ったくせに、俺をじとりと睨む。あぁ、そうだ。
確かチャットで人混みは嫌いだと話していたか。
それでも。
「ユウヤ、行きたいの?」
「お前とならね」
「…分かったよ」
今日の夜だってさ。
そう言う彼女の横顔が、口で言う程嫌そうではなくて。
「すげー可愛い」
さて、若干顔を赤くした彼女をどうしよっかな。
昨日今日とお祭りでした。
昨日の前夜祭しか行けてないのですが;
まぁ、それでもお祭りネタでヒグチ。
お祭り行ってないけどお祭りネタと言い張ってみる。