期待していないようで
期待している

いつかコレが
全部なくなる事を



前も一度なった背中の腫瘍

手術が嫌でそう言われてから診察を避けてた

『極稀に自然と腫れが引く人がいる』

そう聞いて
いつか引くと思って
痛みなんか気にしないようにしていた

一度は確かに引いた
何事もなかったように

治ったと思った


また痛み始めた
最初は何かに刺されたか、打ったのだと思った
段々腫れと
寝れない痛みに

『何でまたなったのか?』

思い出して
頭の中にぐるぐると回っていた


痛みに耐えかねて
病院へ行った

『だから言ったでしょ。手術。何もせずに治るものじゃない。』

その場で手術用の病院の紹介状を受け取った
他にも足などを見られ、曰わく『強い薬』が出された

そのおかげで日光にあたれなくなった


その日のうちに
消化器内科と
神経科にもいく事になった

そこでまた紹介状をもらった

これで手持ちの紹介状が3通になる


最後の医者の話はまだ
自分でも飲み込めない


ただ






『人工呼吸器などつけての植物人間も、そのまま人工的処置をしなくてゆっくり目を閉じても、同じ“生きてる”んだよ』

そう聞かせてもらった話の意図は
なんなんだろう

少しだけひっかかった