を、尊重せねばならんなと思う今日この頃
あの日、わたしが親に送った切り込みメールは、いわば劇薬のようなもので
自分達が原因で子どもが精神を冒されてしまった、という事実を以て、どう転ぶかは正直未知数だった
自分のせいで大切な子ども達を病ませた、そう認識したら、それを苦に自ら命を断ってしまうのではないか
それはすぐに起こらなかったとしても、今より症状が悪化するのではないか
考えれば考えるだけ分からなくなった
でも、人間っていうのは、相手が自分より参っていると感じると、それが気付け薬になることもあるのだ
毒を以て毒を制す、の使い方が正しいかはわからないけど
内心、彼らがどう思っているかは分からないが、母親の「二度と会わない覚悟」がしたためられたメールを見て、これでよかったのだろうと思う
彼らのしあわせの為には、わたしはそばに居てはいけないのだ
わたしが二度と彼らに会いたくないと思っている、連絡もとりたくないと思っている
今は、そう思ってくれていれば何よりだ
今になって、本当に彼らが大切だと心から思える
会いたいに決まってるし、家族みんなで心から笑いたいし、限られた時間を大切に過ごしたい
だから、今はちゃんと距離を置くんだ
出勤途中、ふと家族のことを考えていて、少し視界がぼやけてしまったけど
わたしも、ちゃんと親離れをしなきゃ
ひとの自然治癒力は、結構すごい
わたしが今までひとに渡してきた優しさは、そのひとの自然治癒力を鈍らせてしまうようなものばかりだったから
これからは、そのひとを信じて、命を懸けて放っておくんだ
みんな大好きだ。大好きだ、大好きだ、放っておくんだ
しあわせのかたちは、誰もが望むようには作られないけど
それでも、わたしの大切なひとたちがどうか、心からわらって毎日を生きていけますように