目が覚めたのは、周りがうっすらと明るくなりはじめた6時ごろでした。卒論もちゃんと仕上がっており、記憶が曖昧ながらあれからちゃんと仕上げたんだなと思いました。
ところで、いつ寝てしまったんだろうと思いました。知らない人が廊下からのぞいていて・・・。そこで気が付いたんですが、学科棟の鍵は私が最終なので私が預かっていて内側から10時ごろ閉めたはずなので誰もはいってこれないはずなんですが。怖いと言うより不思議だなという気持ちしか、わきませんでした。
朝になり、8時頃に研究室にでてきた同輩に話したところ鍵のかかっていない出入り口から誰か進入してきたんじゃないかと言う話でした。表玄関以外に出入り口はありますし。
博士課程の先輩に話したところ、うちの学科には昔自殺した人間がいたからそいつじゃないかとか言われましたが、別に怖い思いをしたわけではありませんので、幽霊とかではないと思いました。
一応調べたところ、昔、本当に自殺した学生がおり、失恋で排ガス自殺をしたとのことでした。調べたのは地方新聞でしたが記事の中には第一発見者が青い服をきた○○さんを発見したという記述がありました。
私自身全く怖いという思いをしていませんし、彼をみた前後の記憶が実に曖昧で夢じゃなかったかとの思いもあります。
ひょっとしたら先に以前に自殺した学生がいるという噂を聞いており、その様な思いこみをしたのかもしれません。ただ私自身の中では未だにいったい何だったのか判らない不思議な出来事です。