厨房のときの担任から聞いた話。
ある山の中腹に墓地があった。そしてその墓地を移転させてそこに学校を作った。
やがて工事も無事終わり何年かたったころ、ある先生が当直をしていた。
よる見回りをしに上の階にあがるとき何気なく階段の数を数えたらしい。
「1、2、3、・・・・11,12,13。13??」
13段なんて不吉だなあ、と思いつつその階の見回りをした。
そして下の階に戻るときまた階段の数を数えた。やっぱり13段ある。
気味が悪いのでその先生はさっさと寝てしまった。
次の日、昼間またその階段を通るときに数えてみると14段だった。
不思議に思ってまた数えたが確かに14段だ。
その先生は不思議だと言って同僚たちにその話をしたが、そのことについては結局よくわからなかった。
それからまもなくその先生は急死したそうです。
この話を聞いてからは、絶対階段の数を数えないようにしています。