はじめまして。此之路(このみち)と申します。
私が今から7年前、当時私は大学生。
コミュ症で、本音を言い合える友達もおらず、恋愛経験もなし。
趣味は読書とゲームで、普段からモンハンのコラボメガネなんかを嬉々としてかけているような、オタク気質の女だった。
そして日常生活では満たされない承認欲求を満たしていた場所こそがエムブロだった。
リアルの自分は前述通り根暗で、自分的にはよく喋っている方だと思っていたクラスメイトから、学年末に差し掛かり「ってか此之路ちゃんの声初めてきいたかも〜笑」なんて言われるくらい筋金入りの陰(いん)の者なのに、
エムブロでは、危ない薬でもやってんじゃないかと疑うレベルのハイテンション口調で日常生活を綴り、陽(よう)の者を演じていた。
しかしそんな私がネイティブな陽の者になんてなれるわけがない。どうも無理しているところが節々に見えてうすら寒い。
今でこそ、根暗の何が悪いのか。ありのままの自分オーライなんて本当に思うが、
あの頃は精神年齢も幼く、陰気な自分にコンプレックスがあった。
そんな普段の無念を晴らすかのように書き続けた黒歴史もとい痛ブログも、3年間続けたが結局色々あって投稿しなくなった。
最後の記事を投稿してからもう5年ちかくたち、だんだん記憶からも消えていき、そのままブログの存在はもう思い出すことなんてなかったはずなのに。
夫に見つかってしまった。
「此之路、学生の頃ブログやってたやろ?ごめん、読んじゃった。」
2021年6月某日。夫の急な報告に、私は一瞬なんのことか分からず、しかしすぐに事の重大さに気付き涙が出てきた。
壊れたまま放置していた私のパソコンを夫が修理して使っており、私のブログがブックマークされていたのを見つけた。
この中二病満載の口調は此之路でしかないとすぐに確信したらしい。
悪い悪いと思いつつ、めちゃくちゃ読んでしまった、と。
いやー。しんど( ´_ゝ`)☆
その晩私はひとり、5年ぶりにパンドラの箱をあけて、今度こそ永遠に封印(削除)させていただいた。
あの頃ブログがすごく賑わっていた時と比べ、今やYouTubeやインスタ等映像を使った情報発信ツールが当たり前に普及しており、ブログというテキスト文化はやや時代遅れなのかもしれない。
いくつかのブログサイトもサービスを終了してしまった。
しかしそんななかでも懐かしのエムブロはまだサービスが続いている。これも何かのご縁だと思って。
此之路のブログ第2章(夫にはもちろん秘密)を始めてみることにする。
今回のは何度でも読み返したくなる大切な想い出保管庫になり得るのかどうか。
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