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ちょっとね、書こうかなって。

更新ペースが週一平均な傾向が見て取れるとその流れに抗おうとする思考がはたらく天の邪鬼的な存在、それが私……! 霧島ですこんばんは。

なんか天の邪鬼って言うと可愛らしいイメージがあるんだけど、つまるところただのひねくれ者ってことだよね。べ、別に狙ってやってるわけじゃ(ry

とはいいつつ、変人でいたいのも確かにあるわけで。唯一でありたいみたいな厨二的思想に基づいた思考であるわけですが。自己が損なわれることというのは、誰しもが恐怖するところではないでしょうか。あ、そうでもない?


とまあ前置きはそこそこに。
たまにはアニメのこと書こうかなーと思ったので。むしろ前書いたのいつだ……くらい書いてないアニメな話題。なんていうかちょっとあれなので生暖かい目で流していただければ幸い。



今期は個人的に好みなやつが多いです。観てるやつを抜粋しつつ思ったことを書く感じで。あ、大体録画で観てますっていう誰得情報を書き添えておきます。順番は適当ですよ。

・P4
ゲームやったことないけど観てる。なんていうか曲が好み。すごく好み。ゲームやりたい。そんなことより4話で女の子2人がイチャコラしてくれるんじゃないかっていうフラグが見えた気がしたの!カッ ……あ、失礼。

・銀翼のファム
前作観てないけど観てる。とりあえずOPが好きすぎて死んだ。1話から僕の百合センサーに引っかかった今期唯一のアニメ。なんていうかもうファムとジゼルがイチャコラしてればいいよ! ヴァンシップ乗りながら密着とかしちゃっ(ry ……これまた失礼。

・working
1期観てないけど観てる。イエス、アスミス! 福潤の変態っぷりがいい感じ。そのうち伊波さんに殴られてハァハァしてくれるんじゃないかって(ry

・ふぇいと/ぜろ
すていないと知らないけど観てる。今期のガチ作品筆頭な気がします。面白いです。OPもEDも好き。2話ほど溜まってるから観ないと……

・ギルクラ
1話の胸熱厨二展開に心打たれた。まだ3話観てないなあ。曲は全部supercellらしいけどOP歌ってる人がどうにも気にくわない……サビの歌い方どうにかならなかったのか。EDの方はいいと思います!

・はがない
原作は5巻だか6巻まで借りて読んだことある。残念。かな恵ちゃんと井口のために観ている節がある。キャラ的には変態一強ですけどね! まだ4話観てない! 変態理科ちゃんマジ変態!

・イカ2期
1期面白かったし観てる。かな恵ちゃんの変態っぷりを堪能するために観ている節がある。EDの金元さんはあれ地声ならもうちょい歌い方っていうか発音どうにかならんかったのか……


他にもいくつか観てるけど眠いのでこの辺で。キャラ名より中の人で覚えてるっていうと声オタみたいだよね。まあその傾向はあるけれど……かな恵ちゃんマジ天使。

とまあそんな感じでアニメネタでした。こんな時間ですしそろそろ寝ようと思います。

では、またそのうち。

10月末のダメ日記

やあ。今日も今日とて夜更かし絶好調な霧島だよ。最近起きる時間が12時余裕で過ぎちゃうんだ。でも大体同じ時間で安定しているの。毎日が似たようなものとして過ぎ去っていくマル・デ・ニートな生活を送っているよ。




……とまあ冒頭を「これって当然だよね」と笑いかけているのような文体にしてみたけど自分で読んでてイラっとするみたいな。まあ笑いって言っても自嘲しているようなものだろうけどそれにしたって煽る分には十分過ぎるほどの効果を発揮してくれることでしょう。

しゅーかつもろくにせず、リアルに冒頭のような生活を送っている僕ですが、先日友人宅に突入して借りていた本を返してまた新たに25冊ほど借りてきました。ここ数ヶ月あまり本を読んでいなかったのでちょうどいい薬になってくれることを願っています。

まあそれ以前の問題もありますけれど……とりあえず、何かしらのエネルギーを。


そんなわけで今月初のカテゴリ:日記でした。書くって言ったし書きました。ああ、有言実行する人間になりたい。

はじまりと、うたと。



ありがちな妄想に捕らわれて
夢見がちな言葉を吐き出した
「何も変わりはしないの」と
わけ知り顔で呟いて。

言葉の端に見える影の僕に
「やあ」なんて声をかけて
叫びあってるだけの夢を見た。

それだけの、おもい。
歌うだけの僕はちっぽけで、
苦しくて、ただ。
喘ぐように目を開けて、
「まだ、ここじゃないよ」って。
言って。ねえ。

「どうしても」僕は言って
少しだけ声をあげて
何もかも色褪せてしまう前に。

それだけの、おもい。
歌うだけの僕を、声を、
どこまで届ければ。
見える先の、その先の、
ずっと向こうまで、
聞こえて。ねえ。



  ○


 ギターを肩にかけたまま深呼吸する。普段ほとんど感じないはずの重みが突然リアルに感じられた。歌うことに夢中で忘れていたのだろう周囲の音がざわざわと戻ってくる。指先が痺れるように熱い。喉がからからだったので足元に置いておいたミネラルウォーターを少し流し込む。
 立ち止まってくれた人は数人いたように思う。それもすぐに歩き去ってしまったけれど。この数分間、僕が周囲にとっての騒音であり続けた結果だろう。
 もう一度深く息を吸って、肩にかけたギターを興奮と一緒にケースの中へとしまう。僕の生まれて初めての路上での演奏は終わった。ケースを背負って、足早にその場を立ち去る。
「まだまだだなあ」
 一人、呟いて帰路に就く。赤く染まった空の向こうで、誰かが歌う声がした。


  ○

continue...

いみふめも



「今日も空は青いですね」
「曇ってますけれど?」
「雲のさらに上のことですよ」
「それは確かに青いでしょうけれど」
 戯言につきあって空を見上げてみれば、薄い雲が空を覆っていた。太陽は雲越しに柔らかい光を放っている。心地よい風が流れていく。実りの季節はこうも清々しいものだっただろうか。ふわりと甘い香りが鼻孔をくすぐる。
「いつぶりでしょうか。そろそろ来るかと思っていましたよ」
 言葉が投げかけられる。ああ、と私は思った。私がここへ何の理由もなく来ることはないのだ。
「今日は、収穫の日だから」
「そうですね。食べ頃ですよ。一口いかがですか?」
 私は首を振る。それがいかに魅力的な誘惑であっても、屈してしまうわけにはいかない。
 目の前の木は赤々とした大きな果実をひとつだけつけていた。私はそれをもぎ取って、腰の袋に入れた。
「その実はどうなるんです?」
「タルトになって食卓に並びますよ」
「実を食べ続けている彼らはどうなっていますか?」
 率直な問いかけに、答えを迷う。自分が知っていることを伝えるべきか迷う。考え、伝えても何も変わることはないだろうとの結論に至った。
「彼らは、知を欲しています。すべてを知り、それを統べるために。私のような存在を使ってあなたを訪ねさせ、その実を他の者に渡さぬようにしているのもその目的のためです」
 ざあざあと風が木を揺らした。私は落ちないように枝にしがみつく。風は止み、木は言った。
「では、あなたが堕ちたのはどうしてですか?」
「私が天使だったからです」
 灰色の羽を揺らす。しかし体は浮き上がらない。私は木から下りて今まで座っていた大きな木を見上げた。
「天の使いであるがゆえに、天の使いでいることができなくなった私は、その理由を求め知るために、禁断の果実を口にしました。しかし、それは私には重すぎた。そうして私は飛べなくなりました。地に堕ちたのです。こんな私に何を与えてくれましょう」
 私は言って、木に背を向けた。知恵の木は何も言わなかった。


 おしまい。

黄昏に揺らぐ

※腐(?)注意





「なあ」
「なに」
 かける言葉とかえす言葉。心地いい感覚の余韻にしばし浸る。ベンチに腰掛けた僕と彼の間を、風は撫でるように吹いて、ふわりと凪いだ。
 ふと見上げた空の赤、あの色はいつまで藍に染まらずいるだろう。僕は思って、それから、彼に言うべき言葉を探した。いくら探しても綺麗で難しい文句は見当たらなかった。たぶん、それは、僕が不器用だからで、飾り立てた言葉では僕の思っていることは伝わらないことがわかっているからだろう。
 言葉を紡ぐための、息を、吸い込む。
「好きだ、お前のこと」
 ふつりと音が途絶えた。僕は彼のことを見ていた。彼は僕のことを見ていた。その表情はいつもの彼だった。少しも変わらぬ彼だった。驚きも動揺も拒絶も何もなかった。僕の言葉は彼には届かなかったのだろうか。僕と彼は見つめ合ったまま、音のない静寂が続く。
 どれだけの時間、そうしていただろう。ふと、彼の口が開いた。
「どれくらい?」
「……え」
「俺のこと、どれくらい、好き?」
 そう言って彼は眼鏡を押し上げた。笑い飛ばせるような表情ではない。僕は何を答えるべきなのだろう。手を大きく広げて、これくらい、なんて言いたくない。何かないだろうか、考えて、素直に、思ったことを言葉にした。
「……どれくらいとかよくわかんないけど、好きって何かとか、そういうこと考えるくらいには好きだ」
 そう答えた僕に、彼はにやりと笑った。「じゃあさ、好きって何?」
「それ、は」
 言葉に詰まる。一体それは何なのだろう。考えて、答えは出たのだろうか。僕は思考の隅々まで探し回る。それらしいものは見つかった。しかしそれは僕の思う答えではなかった。ならば答えは? 僕にとってのそれは――
「それはこういうことだろ?」
 不意に、唇が塞がれる。彼の顔がすぐそこにあって、閉じた瞼が見える。唇の感触が伝わる。少しの間そうしていて、ゆっくり離れて、彼は目を開ける。
 ああ、と思う。僕らはこの黄昏のように儚く移ろいゆくものに犯されてしまっているのだ。これから夜が来る。それでも僕は待つだろう。夜が明けて、朝日が昇るその時を。



 おわり。


  ○

 後書きもとい雑記は追記にて。
continue...
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