俳優の眞栄田郷敦が主演を務め、日向坂46の渡邉美穂がヒロイン役で共演するドラマ『星になりたかった君と』が、日本テレビにて2021年1/4、1/5各24時59分に2夜連続で放送されることが決まった。郷敦君は地上波ドラマ初主演。

2夜連続の新春ドラマで、[第1回令和小説大賞]を受賞した遊歩新夢(ゆうほ・にいむ)の小説[星になりたかった君と;実業之日本社]が原案。[令和小説大賞]とは日本テレビ×アニプレックス×LINE3社連携によるオールジャンルの小説コンテスト。本作は、人生につまづき迷い続ける鷲上秀星(眞栄田郷敦)と、心臓病で入退院を繰り返し将来が見えない琴坂那沙(渡邉美穂)という、星に魅せられた2人の運命的な出会いから始まるラブストーリー。星と恋と未来と運命――会いたい人に、ただ、ただ、会いたくなるようなラブストーリーが誕生した。

このほか物語のキーパーソンとなる謎の青年・ナユタを板垣瑞生、那紗の唯一の理解者で姉の琴坂詩織を高月彩良、天文学者で秀星の祖父・鷲上貴生を嶋田久作、貴男の息子で秀星の父・鷲上洋二を山中聡、貴生の教え子で、彼に心酔する大学教授・鷹見真司を大西武志が演じる。
郷敦君は「役へのアプローチや現場の居方は変わらない。気取らずリラックスすれば、いつもより伸び伸びお芝居できるのかなって感じがする」と自然体で大役に挑んだ。

運命に翻弄さながら、星を通じて那沙と心を通わせる役について「星が好きという軸がある出会いなので、格好つけなくてよかった」とにっこり。天文学者を目指す主人公のせりふには「専門用語をバーッとしゃべるときは調べつつ、やりました」と“全集中”をアピールした。

父親とうまくいかない場面の撮影もあり、「小さい頃、父とあまり一緒に住んでいなかったので、何ともいえない距離感は演じやすかった」と自身の経験も生かした。

また、1月3、4日のフジテレビ系2夜連続ドラマ[教場II]にも出演。“ドラマジャック”から始まるデビュー3年目となる来年に「いろんな経験をして、応用できる場面も多くなってきている。培ってきたものを最大限に引き出し、作品ごとにレベルアップしていきたい」と誓った。


◎『星になりたかった君と』あらすじ
関東一帯でたびたび起きる大規模な通信障害。それは偶然か必然か。

天文学者になることを夢見ながら、人生に思い悩む大学休学中の鷲上秀星(わしがみ しゅうせい@眞栄田郷敦)と、心臓を患い余命いくばくもない琴坂那沙(ことさか なさ@渡邉美穂)。他人に心を開くことがない二人は、いつも星に魅せられていた。

ある日、同じプラネタリウムを見に来ていたところで偶然出会い、二人の運命は交錯していく。「私は星になりたい」、そんな那沙に少しずつ引かれていく秀星。徐々に心を通わせていく中で、秀星はある事実を知ることになる。

そして、秀星の祖父・貴生(嶋田久作)が密かに研究しているパラレルワールドの理論の完成も間近に迫る頃、那沙の病状が悪化、姉の詩織(高月彩良)は手術をする決断を迫られる。

そんな中、謎の青年・ナユタ(板垣瑞生)が那沙の前に現れる。

「世界はひとつなのか、それとも全く違う世界があるのか」。運命に翻弄され、あるいはそれに逆らい、複雑に絡まった二人の時間が動き出していくー。



▽眞栄田郷敦コメント
はじめてこの作品の脚本を読ませていただいたとき、ラブストーリーではあるのですが、とても奥深い、いろんなメッセージが込められている作品だなと感じました。
僕が演じる秀星という役は、天文学者になりたいという大きな夢を持っていて、進路や人生に悩み、人間関係も苦手でなかなか人に心を開けないという役どころです。
「星が好き」という軸がある上で那沙と出会い、那沙の独特な考え方にどんどん惹かれていって、人間関係が苦手な秀星の那沙への接し方、考え方などが変わっていくグラデーションを意識して演じています。
秀星とは歳が近く、秀星が感じているやりたいことへの葛藤や人間関係の難しさを感じることは僕にも経験があったので、役柄的に自分自身と重なるところも多く、演じやすかったです。
今回、地上波ドラマで初めて主演を務めさせていただきますが、特別に気負うことなく、いつもと同じように、作品や役柄を大事に、撮影に入りました。現場はとても雰囲気がよく、役が合っているというのもあるかもしれませんが、とても居心地がいいです。
スタッフさんやキャストの皆さんと一緒に、この作品をよい形でお届けできたらなと思っています。

▽渡邉美穂(日向坂46)コメント
今回、このドラマのお話をいただいて、素直に嬉しかったです。
演技のお仕事がとても好きなので、こうして挑戦する機会を頂けた事をありがたく思います。
この作品の不思議な世界観にドキドキしながら、じっくり台本を読ませていただきました。
最初はプレッシャーも感じましたが、程よい緊張感を持って撮影に臨めていると思います。
私が演じる琴坂那沙は、明るくてとても芯の強い子だなと思います。自身の病と闘う彼女の姿からは、「生きたい」と切に願う真っ直ぐな想いが伝わってきました。
那沙のしなやかな強さをどう表現するか悩みましたが、監督からもアドバイスを頂きながら作り上げていきました。
この作品から、人との繋がりの大切さや日々の尊さを感じていただけたら良いなと思います。
私も人を想う気持ちを忘れず、真っ直ぐ生きていきたいと改めて思いました。
言葉ではなく通じる想いや、2人の距離感が、新しいラブストーリーになっているのとワクワクするようなSF要素も詰まっているので、楽しんで観ていただけたら嬉しいです。


また、ドラマの地上波放送終了直後から動画配信サービス<Hulu(フールー)>で、オリジナルストーリー【星になりたかった君と〜もうひとつの物語〜】の配信もスタートする。新たなシーンを盛り込み、地上波放送版とは異なる展開やエンディングを楽しむことができるという。


■星になりたかった君と
日本テレビ 2021年1/4(月)、1/5(火)24:59〜25:29放送

■星になりたかった君と〜もうひとつの物語〜
Hulu 2021年1/4(月)、1/5(火)25:29〜配信