(2/2よりコミカライズ版連載開始)のにっき。な

TVドラマも放送中の『アリバイ崩し承ります』、リュエルでコミカライズ
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大山誠一郎による小説『アリバイ崩し承ります』のコミカライズ連載が、COMICリュエルにてスタートした。コミカライズを担当するのは[Dr.キリコ〜白い死神〜]のsanorin。

『アリバイ崩し承ります』は時計店の若き女性店主・時乃を主人公にしたミステリー。「アリバイというのは時計がその主張の根拠となっていることから、時計屋こそがアリバイ問題をもっともよく扱える」という先代の店主である祖父により、“アリバイ崩し”の方法をみっちりと仕込まれた時乃がさまざまな事件を解決に導いていく。原作小説は[2019本格ミステリ・ベスト10]で1位を獲得しており、浜辺美波主演によるTVドラマ版も現在放送されている。

コミカライズ版第1話では難事件に頭を悩ませる捜査一課の新米刑事が時乃と出会い、彼女にアリバイ崩しを依頼する様子が描かれた。なお単行本は2/21ごろに早くも発売される。

(1/8解禁・2022年1月よりスタート)のにっき。し266

NHKは1/8、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年に放送される大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を主人公とした『鎌倉殿の13人』、主演は俳優の小栗旬、脚本はヒットメーカーの三谷幸喜氏に決まったと発表した。旬君は大河初主演。三谷氏は04年[新選組!]、16年[真田丸]に続く6年ぶり3回目の大河脚本に挑む。

主演の旬君は現在、米ロサンゼルスに滞在中で、この日の会見は欠席。異例の主演俳優不在での大河ドラマの会見となった。

オンエアの2年前の発表であり、撮影は来年6月頃からとなることを考え、「小栗が帰国してからの発表でも良かったのは?」との質問も飛んだが、制作統括の清水拓哉氏は、今後、旬君を交えた会見をすることにも言及し、「ぜひサプライズとともに早めですけど、発表した」とこの時期の発表にこだわったことを明かした。

会見は16時から始まり、登壇した三谷氏は「大変長らくお待たせいたしました。2度あることは3度ある、三谷幸喜です。カルロス・ゴーンの会見に先立つこと6時間。楽しんでいってください。新しい大河ドラマを作りたい。今までこんな大河ドラマ絶対なかったというものを作りたかった」とあいさつした。旬君に電話した際には「互いの代表作にしよう」と話したという。

旬君は大河には1995年[八代将軍吉宗]、96年[秀吉]、00年[葵 徳川三代]、05年[義経]、09年[天地人]、13年[八重の桜]、18年[西郷どん]に出演している。

本作は、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男・二代執権・北条義時を主人公にした物語。野心とは無縁だった若者がいかにして武士の頂点に上り詰めたのか。そして、新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームで義時はどんなカードを切っていくのか。「新しい大河を作りたい」と意気込む三谷氏が自信を持って贈る予測不能なエンターテインメントとなる。

今回の発表に「早く発表したくてうずうずしてました」と心躍らせた清水氏。「僕自身が大河ドラマ大好きで、これで大河ドラマに関わるのは7本目になる。『真田丸』でもすごく楽しく仕事ができて、三谷さんといい経験をさせせてもらったという中で、ぜひもう1回、三谷さんと仕事させてもらいたいなと思った」とあくまでも三谷氏ありきの企画をであることを明かした。その中で「次に大河をやるなら」と考えていく中で三谷氏に相談したといい、「鎌倉いいんじゃないの?(北条)義時で面白いんじゃないですか?と三谷さんがおっしゃって…。(大河ドラマで)源平時代をしばらくやっていなかったので、“源平いいな”と思っていた。源平から鎌倉の時代はものすごく好きな時代で、三谷さんがおっしゃった時にいいな!と思って、“ぜひやりませんか?”という感じです。三谷さんはお忙しい方なので、なかなかスケジュールを押さえることができないので、ちょっと先ですが2022年にお願いした」と告白。

「『新撰組!』でも助監督について、ドラマの面白さを三谷さんに教えていただいた。そのあとは『真田丸』でもプロデューサーとしてかかわった。ぜひまた三谷さんともう1回大河をやりたいと。それぐらい『真田丸』は大河ドラマで面白いものを作るという意味で手ごたえを感じた。こういうやり方をしていけば面白いものができるんだなと。同じことをやるつもりはないが、これはこれで新しい取り組み、新しい工夫もしていく。歴史劇、大河ドラマの向き合い方をバージョンアップして、三谷さんとだったらそれができるんじゃないか(思う)」と力を込めた。加えて、主演の旬君の名を挙げたのも三谷氏だったことを明かし、清水氏も「文句ない」と太鼓判を押していた。

また清水氏は大河ドラマ61作目となるが、タイトル洋数字が入るのは今回が初めて。「漢数字ではなく、あえて洋数字にしているのは、ある種の三谷さんらしさというか、いわゆる時代劇というのとも違う、三谷さん流の面白さが入っているかなと思う」とその意図を説明。「(三谷氏は)群像劇の名手なので、パッと見て、三谷さんのお得意の世界が広がるんだろうなと期待が広がるんじゃないかと。すごくいいタイトルだと思う」と自信を見せた。

タイトルの「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。源頼朝の天下取りは13人の家臣団が支えていた。頼朝が絶頂のときに謎の死を遂げた後、13人は激しい内部抗争を繰り広げる。やがて、北条政子の弟で、13人中もっとも若かった北条義時(小栗旬)が最後まで生き残り、権力を手中に収める姿を描く。

清水氏は主演の旬君を提案したのは三谷氏であることを明かし、「(小栗には)大河ドラマに何本も出ていただいて、それぞれ魅力的な役を演じてくださっている。ある種、満を持してじゃないですけど、大河ドラマも61作目。そのブランドはしっかり表現していきたいし、大事にしていきたい。それを背負える役者さんって誰なんだろうと(考えた)。それは、小栗さんはスケールの大きさ、これまでの大河で何人も演じてこられたので文句ない」と力を込めた。

内容については「決断」がテーマになるといい、「義時はポイント、ポイントで決断をしていきます。やらなきゃやられる。そのために非情な決断も必要。うまくいくときがあれば、悪いときもあります。決断をするときがドラマになる。いろいろなポイントで義時は決断を下していく。その中で、やらなければやられるというのが中世のリアル。そこで自分の家族だったり、自分の身を守るために非情な決断もしていく。決断をしてうまくいくこともあれば、失敗することもある。その僕らは日頃やっていることと同じ。いろいろな決断をしないといけないときにドラマが生まれる。その決断の内容がものすごく重い。相手をだまして裏切って、滅ぼしてということは義時の場合はある。そういうことを描くのが歴史劇の醍醐味。それでドラマの強度が強くなる。そこが見せ場になるかなと思う」と語り、[真田丸]などを経て「こういうやり方をすれば手応えがあるなどと、思うこともあり、新しい取り組みをしていきたい」と意気込みを語った。

現時点で、三谷氏は脚本を担当することのみ発表されたが、「三谷さん自身が演出などをする機会があるか」と聞かれると、清水氏は「(三谷さんに)聞いてみます」といい、「今作はただの時代劇とは違う。三谷さん流の面白さが入っている。三谷さんは群像劇の名手なので、期待したいと思います」と話した。

会見に一人登壇した三谷氏は旬君の主演について「大賛成なんですけど一緒に発表することはどうかな?」と首をかしげつつも歓迎。旬君と初めて仕事をしたのはドラマ[わが家の歴史;'10、フジテレビ系]で「高倉健さんの若い頃をやってもらった。実際は顔は似ていないのに、健さんにしか見えなかった。この人は気持ちから入る人で、心で演じたから高倉健に見えた。この人とまた、ご一緒したいと思いました」と、その演技力を絶賛。

「小栗さん主演の大河は、大河ファンの僕が見たかった。だからすごく楽しみです。大河ドラマも何本か出てるのを拝見して、どの役も役をつかむのが上手で、芝居にウソがない。ただただかっこいい、強く、優しいヒーローだけではない人間のズルい部分。酸いも甘いも噛み砕いた男を演ってもらうのが楽しみです」と期待を込めた。

三谷氏はタイトルについて、「新しい大河ドラマを作りたいということで、今までなかったようなものにしようと思い、このタイトルになりました」と明かした。「鎌倉殿は将軍のことで、源頼朝が死んだ後、2代目の頼家が、『親父を超えるぞ』と頑張りすぎて暴走して、家臣たちがそれを止めるために合議制ですべてを決めていく。日本の歴史上、合議制で初めて政治が動いた瞬間。それが鎌倉殿の13人。僕好みの設定」と話すと、「このなかで一番若かった北条義時が、勢力争いのなか、最後まで残り、鎌倉幕府を引っ張っていく最高権力者になる。そこまでを描いていきたい」と説明した。

また、「歴史に名を残した人よりも敗れ去った人にシンパシーを感じる」という三谷氏。「敗者の話」だったという過去の2作品同様、歴史上は勝者である義時。旬君が演じる北条義時という人物について、三谷氏は「めちゃくちゃダーク。こんなダークの主人公が日曜の夜8時に描いていいのかと(笑)。そんなダークな主人公を明るく楽しく描いていきたい」と笑った。さらに「これまで手がけた大河は2つとも敗者の話。今回の北条義時は歴史上では勝者なんです。ただ本当に勝ち組だったのか?と考えると、犠牲にしたものも多い。僕の考える義時は孤独な男で、もしかしたら絶望の中で死んでいったのかもしれない。そう思うと、共感を持って義時を描けると思います」と語る。平安時代末期から鎌倉時代の初期を舞台にしており、「この時代って本当に面白い。面白くなる要素が全部詰め込まれてるんです。僕の頭では想像付かないようなドラマが展開していて、すごくドラマティック。それを描くことができるのは脚本家冥利に尽きる」と続けた。

三谷氏は[真田丸]脱稿後のインタビューで「僕は大河ドラマが本当に大好きで、大河を見て育った部分が凄くあります。まだまだ僕なりの大河への恩返しが足りていないような気がするので、機会があればやってみたいと思いますし、描きたい題材もあります」と3度目の登板に意欲。

「ただ、僕が脚本を書くことで、コントのような“お笑い大河”だと思って見ない方もいらっしゃいます。人間ドラマをきちんと描いている自信はありますし、俳優さんもスタッフさんも頑張って、こんなに良い作品を作っているのに、僕の名前があるから見ないとか、違うイメージを持たれてしまうという状況は本当に申し訳ないと思っています。なので、もし次回、大河ドラマをやる時があればペンネームで、違う名前でやらせていただきたいですね(笑)。無名で全くキャリアのない新人作家がもの凄くおもしろい大河を書いていたら、僕だと思ってください(笑)」と語っていた。

大河ファンを自認する三谷氏は「このところ、いろいろなことがあって大河ドラマ元気がないと言われることがあって、こんな楽しい、ワクワクする枠はないという信念を持っています。僕でいいんであれば、何らかのお力になりたいと思っていました。お話があった時はうれしかったです。大河ドラマが終わるんじゃないかと思っている人もいるかもしれません。ようやく60本(21年の[青天を衝け])で第1章が終わる感じ。第2章の2本目を作る感じ」と大河復権&存続に力を込めた。

「脚本家であるなら、大河ドラマはやりたいと思います。毎週同じ曜日の同じ時間にみんなで見るというのは連続ドラマしかない。その中で大河ドラマは1年。1年かけてやるのは大河ドラマと『渡る世間』しかない。『渡る世間』は僕が書くことはないので、大河ドラマをやりたいと思っていました。2本書いて分かったこともあります。そのノウハウを生かして、自分にとっての集大成、最高の大河ドラマにしたい」と意気込んだ。

13人には比企能員、梶原景時、和田義盛、中原親能、二階堂行政、大江広元、北条時政、北条義時、八田知家、安達景盛、三浦義澄、足立遠元、三善康信が名を連ねており、三谷氏は全員の頭文字を取って「ひかわなにお ほほはあみあみ」と名前の覚え方を伝授。「今はほとんど知らない人ばかりだと思います。ですがドラマの放送中には、日本中の人が全員の名前を覚えていると確信しております」と期待を煽った。

続いて、「ここ、試験に出ます」と北条家の家系図をボードに書き、義時について「本来、北条家の中心になる人物ではなかったのに、兄の死で歴史の表舞台にかり出される。何かに似てるなと思ったら、映画ゴッドファーザーのアル・パチーノの設定と似ている。原作者のマリオ・プーゾは、鎌倉時代のこれに影響を受けてゴッドファーザーを作ったんだなと思う」。

「後妻にたきつけられてどんどん悪いやつになっていく時政は『マクベス』。シェークスピアもこの時代に影響を受けていたんだと思う。もっと言えば、お父さんと娘、その弟、婿という設定は『サザエさん』。間違いなく長谷川町子さんは…」と終わらない話で笑わせ、「サザエさんとカツオが手を組んで、マスオさんが死んだ後に波平を磯野家から追い出す。そう考えるとものすごいドラマがある。タラちゃんを義時が滅ぼしてフグ田家は滅亡し、磯野家の鎌倉幕府ができる」と怒濤の解説を行った。

そして三谷氏は「最低視聴率は更新しないというのが目標。正直なところを言うと、数字にはこだわっていないです。面白いものを作ることが僕らの使命。それがどのくらいの人が見てくれるかは二の次。でも、大勢の人に見てもらいたい。誰も見なかったら、存在しないのと同じ。少しでも多くの人に見てもらいたい。半ば冗談で最低視聴率更新はしないといいましたが、気持ちとしては最高視聴率を更新したいです」と言及した。

最後に「締めの言葉も言っといていいですか? この場を借りてどうしてもいいたい」とマイクを再び握った三谷氏は「これから台本を書く作業が始まり、キャスティングが始まり、僕はキャスティングにも想いがありまして、俳優さんは全員が僕は大好きだし、歴史上の人物も大好き。大好きな人たちを一番いい形で一番いい役に振っていきたい。これ以上にないキャストで小栗さん含めて発表していけるといいな」とした上で、[いだてん]のピエール瀧、[麒麟がくる]の沢尻エリカが逮捕されたことに触れ「俳優の方々に言いたい。『オレ、スネに傷がある』という人がいたら、是非断ってください。なんで受けるんだ!と。切にお願いしたい」と笑いを誘った。同席した清水氏を「今のが一番大きい見出しにならないように」と苦笑させていた。

本作は[あまちゃん][サラリーマンNEO 劇場版(笑)][探偵はBARにいる3]の吉田照幸が演出として参加し、プロデューサーに大越大士、吉岡和彦、川口俊介が名を連ねる。


◎あらすじ
平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。

1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打に乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂の時、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。“飾り”に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿げ替えられていく。

義時は、2人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵を取る。源氏の正統が途絶えたとき、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑む…。


◆北条義時
鎌倉幕府の第2代執権。在職期間は1205年〜1224年。初代執権・北条時政の次男。時政と協力して平氏征討、奥州藤原氏討伐に参加。時政の失脚後は執権になり、和田義盛を滅ぼして侍所別当を兼ねた。源頼朝の正室の姉・北条政子と協力し、承久の乱を鎮圧。幕府権力を安定させ、北条氏の執権政治を固めた。


▽小栗旬コメント
1年半にも亘り、ひとつのテーマ、一本のドラマに出演するという大河ドラマの経験は、生涯一度は体験したい……体験しなければならない……僕にとって俳優としての大きな関門であり、夢であり、挑戦であり、恐れさえ覚える覚悟の要る仕事です。
しかし2年後40歳という節目の年に放送される大河ドラマを演れることに幸運と興奮と、大きな喜びを感じています。ましてや3度目の大河脚本となる三谷幸喜さんの練熟した筆先が、どんな義時像を描き出すのか……また僕自身、どうすれば皆さんの期待を裏切らない義時を演ずる事が出来るのか……など、今から想像するだけでワクワク胸躍る思いです。


2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は2022年1月〜12月NHKにて放送予定。

(1/31解禁・2020年7月よりスタート*土10)のにっき。や4

俳優の柳楽優弥が、中学受験をテーマにした7月スタートの日本テレビドラマ『二月の勝者―絶対合格の教室―』に主演し、スーパー塾講師を演じる。10年にタレントの豊田エリーと結婚し、長女は9歳になる。「関心あるテーマ。タイムリーな話題だった」と明かし、柳楽君が2月の中学受験を控えた受験生に向けた直筆メッセージが書かれた色紙も公開された。3月26日に30歳の誕生日を迎える柳楽君にとって、30代最初の主演作となる。柳楽君が地上波の連続ドラマの主演を務めるのは、2014年7月クール放送の[アオイホノオ;テレビ東京]以来約6年ぶり。

青年コミック誌[週刊ビッグコミックスピリッツ;小学館]で連載中の“中学受験のバイブル”とされる高瀬志帆の同名コミックが原作。「夏を制する者は受験を制する」という言葉に合わせ、夏に放送する。コミックスが6巻まで発売されており、累計発行部数は50万部を突破している。子供を持つ母親世代から火がつき、「人気作のため各局が原作権を争った」(次屋尚プロデューサー)という人気作だ。

柳楽優弥演じる主人公・黒木蔵人(くろき・くろうど)は、業界最大手の名門中学受験塾から、業績不振の中堅塾「桜花ゼミナール」に校長として迎えられた最強で最悪のスーパー塾講師。着任早々、彼は新6年生に「絶対に全員を第一志望に合格させる」と宣言し、「中学受験は課金ゲーム」「親はスポンサー」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など、過激な言動で波紋を投げかけ周囲を圧倒。

受験塾はサービス業、子供の将来を売る場所だと言い切る黒木。しかし、その超現実的で本音主義の黒木は、鋭い洞察力と行動力で個々の生徒の本質を見抜き、親の不安を解決に導いていく。果たして、彼は受験の神様か?それとも…。

同作は中学受験をリアルに描き、ただの受験ドラマではなく、中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ。未来を生き抜くために今、子供たちに教えるべきことは何なのか。そこから見えてくる「家族問題」「教育問題」など、現代社会のさまざまな問題に切り込んでいく。

演出はドラマ[3年A組 −今から皆さんは、人質です−][偽装不倫](いずれも2019・日本テレビ系]などの鈴木勇馬ら。脚本は[嫌われ松子の一生;'06・TBS系]、[小さな巨人;'17・TBS系]などの成瀬活雄。音楽を、[ピチカート・ファイヴ]の元メンバーで、ドラマでは[喰いタン;'06・;'07・日本テレビ系]や[正義の味方;'08・日本テレビ系]などを手掛けてきた小西康陽が担当する。


◎『二月の勝者―絶対合格の教室―』あらすじ
中学受験生のうち「約7割が第一志望に受からない」といわれる昨今。東京都は特に激戦区で、4人に1人が中学受験を経験、しかしいわゆる“都内トップ校”に合格するのは10人に1人程度。

ドラマの舞台となる「桜花ゼミナール」は、難関校合格者を数名出してはいるものの、合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾。一方、都内トップ校合格者の6割を輩出しているという隣接する業界最大手の名門中学受験塾は、一部の優秀な生徒を中心に事業を展開し、下位者はバッサリ切る方針で好実績を叩き出している。

桜花ゼミナールは、あくまで生徒一人一人に合った指導と進路指導を展開していたが、今年は、御三家(開成、麻布、武蔵)合格者ゼロという惨敗。そんな桜花ゼミナールのテコ入れの為に新たな塾長として黒木蔵人がやってくる。

黒木は、業界最大手の名門中学受験塾の元カリスマ講師。バケモノ級トップ塾のトップ講師がなぜこんな中堅塾の桜花ゼミナールに?

そんな皆の疑問をよそに、黒木は着任早々、とんでもないことを言い放つ。「塾は“子どもの将来”を売る場所。生徒は“金脈”、その親たちは“スポンサー”だ」と。

しかし、黒木は生徒たちの前で堂々と「ここにいる全員を、絶対に第一志望校に合格させる」と宣言。戸惑う塾講師たちに黒木は問う。子供を合格へ導くのに一番大切なことは何か?黒木は言い放つ、その答えは「父親の経済力」と「母親の狂気」だと。

果たして黒木は、どんな指導で生徒を導くのか。本当に子供たち全員を合格させることができるのか。そして、その先に何を見るのか。


▽柳楽優弥コメント
・ドラマ「二月の勝者」への出演を聞いて
すごく嬉しかったです。「二月の勝者」はとても関心のあった原作です。楽しく読みながらも「教育」や「家族」というテーマもしっかり描かれていて、主人公が問題を解決していく様子も痛快で楽しいと思います。
実は、妻がこの原作を大好きで(笑)。僕も読んで一目惚れした作品なので、(主演決定を知って)とてもモチベーションが上がりました! 面白いドラマにしたいです。

・黒木蔵人の印象について
毒舌キャラ(笑)。ただ、それだけではない裏がしっかりありそうなので、ドラマでどんな脚本になっていくのかが楽しみですし、(演じる上で)今から緊張もしています。思う存分チャレンジしたいと思います! 先日ファンの方に「先生役をやって欲しい!」と言われたこともあり、その方の夢は叶えられました(笑)。自分もモチベーションが上がっています!!

・本作への意気込み
このドラマで受験に挑むのは11歳くらいの子供たち。自分がちょうど事務所に入ってこの仕事を始めた頃の年齢です。今回その世代の子どもたちと30歳になった自分が一緒に仕事をするというのは感慨深いです。
30代になって一発目の作品が「二月の勝者」になります。
「俳優は30代からだ!」と言って下さる人も多いので、30代一発目、チャレンジしていきたい!気合十分で挑みたい!と思っています。

▽原作・高瀬志帆コメント
首都圏の中学受験。心底凍える、二月・早朝の寒さ。
手袋もせず白い息を吐きながら、一人一人の手を握り、子どもに目線を合わせ、それぞれの言葉で、励ます。
傍から見たら、不思議な世界。私も、ニュース映像で見ただけの頃はそう思ってました。でも実際に、見て、感じた、その光景は……。「描きたい。」心の底からそう思いました。そしてそれがドラマに。光栄すぎて震えます。
主演・柳楽優弥さん……!ファンです!!一報を頂いた時はびっくりしすぎて3回くらい聞き返し、ひっくり返って頭を打ち、「これは今の頭部強打で見ている幻か?」と思ったくらいです。
柳楽さんに「黒木」を演じて頂けるなんて、人生何が起こるか本当にわかりません。毎日ご飯が美味しいです。
どんなエモーショナルなドラマになるのか、一視聴者としても、とても楽しみです!!

▽次屋尚(日本テレビ情報・制作局 プロデューサー)コメント
原作「二月の勝者」の主人公・黒木蔵人を見て、すぐに「柳楽優弥だ!」と思いました。柳楽さんの目力と佇まいの中には、人間味と狂気が共存しています。
原作の主人公は、辛辣な言葉とトリッキーな行動で周囲を圧倒しながらも、
最後には人々の心をつかみ、支持を得ていくスーパーキャラです。
彼の言動は一見、異端に見えはしますが、言ってることは邪説ではないのです。
常に世の中を、未来を見据えています。
そんな強烈で奥深い主人公を、柳楽さんに演じていただくことで、いっそうその存在感と魅力に輝きが増すと確信しています。
未来を担うのは今の子供たちです。
このドラマは中学受験の世界を舞台にしながらも、描かれていくのは「家族の問題」であり「教育の問題」でもあります。子供たちを見つめ、家庭を見つめ、未来を見つめるきっかけになってもらえたらなぁ、なんて思っています。


■二月の勝者−絶対合格の教室−
日本テレビ系 2020年7月スタート 毎週土曜 22:00〜

(1/28解禁・2020年3/20よりスタート*毎週金曜)のにっき。やみ

有村架純の架空の休日を描いた8つのストーリーが展開するWOWOWオリジナルドラマ『有村架純の撮休』のキャスト情報が、このほど発表された。あわせて、予告映像(youtu.be)と第1話のオープニング映像(youtu.be)がお披露目された。共演キャストとして、柳楽優弥、満島真之介、伊藤沙莉、渡辺大知、笠松将、前野健太、リリー・フランキー、風吹ジュンが出演することが発表された。

多忙な毎日を送る国民的女優・有村架純に、ドラマや映画の撮影期間の休日=撮休が突然訪れたら――そんな妄想の世界を、有村サン本人の出演、各界のクリエイターが集結して描いたオムニバスドラマ。クリエイターたちが描き出す有村サンの撮休は、ある時は実家の母と過ごし、ある時は人間ドックへ行ったり、ある時は開かない瓶のふたに悪戦苦闘したりと、パラレルな物語として紡がれる。

第1話の監督を務めるのは、[万引き家族][真実]の是枝裕和。有村サンとタッグを組むのは本作が初となる。第2話以降も[忘却のサチコ;テレビ東京系]や、星野源のMVなどで知られるディレクター・山岸聖太、[愛がなんだ][mellow][his]など恋愛映画の旗手・今泉力哉、[俳優 亀岡拓次]の横浜聡子、[十年 Ten Years Japan]の津野愛が担当。脚本は、[エンディングノート]の砂田麻美、CM[WOWOWに入りましょう]の篠原誠、[腐女子、うっかりゲイに告る。;NHK総合]の三浦直之らが担当する。

今回出演が発表されたのは、柳楽優弥、満島真之介、伊藤沙莉、渡辺大知、笠松将、前野健太、リリー・フランキー、風吹ジュンの8人。柳楽君は架純が夢の中の古書店で出会うケビンを演じ、満島君は架純の母と何やら親し気な様子の男性・誠役、伊藤サンは架純の親友・優子役、渡辺君は彼氏の澤本精一役で出演。さらに、異彩を放つ若手として視線を集める笠松君は人間ドックに訪れた架純の記憶に刻まれた検査技師の近藤、シンガー・ソングライターの前野サンはバッティングセンターで勝手に指導を始める職業不詳の男・二郎、リリーさんはベテラン映画監督の日村サン、風吹サンは架純の母親・由美子にふんする。

オープニング映像は、第4話&8話を手掛ける山岸監督が担当し、有村サンのマネージャー(野間口徹)とドラマのプロデューサー(黒田大輔)が登場。2人のやりとりから「なぜ有村が撮休をとることになったのか」という理由が明らかに。オープニング以降も、共演者がインフルエンザになったり、台本に直しが入ったりと全話異なる演出で展開していく。多種多様なクリエイターたちが集う本作で、有村架純はどんな休日を過ごすのか?

劇伴は、シンガーソングライターの七尾旅人が手がける。創造的な歌の作り手として、さまざまな音楽シーンで絶大な支持を誇るシンガーソングライターが、どのような音楽でドラマを盛り上げるのかも期待大だ。


■第1話「ただいまの後に」監督:是枝裕和、脚本:比嘉さくら
突然の撮休が決まり、有村架純は久々に帰省することに。駅まで迎えに来た母・由美子(風吹ジュン)とともに実家へと向かう架純は、夕食のロール白菜を作りながら母子でたわいもない会話を繰り広げる。

そんな中、架純とは面識のない男・誠(満島真之介)が家にやってくる。架純の父の仏前で手を合わせる誠と、誠に親しげに自転車の修理を頼む由美子。由美子の誘いで3人は夕食をともにすることに。

■第2話「女ともだち」監督:今泉力哉、脚本:ペヤンヌマキ
撮休の有村架純は、朝から親友の優子(伊藤沙莉)と家で過ごしている。優子は録画した、架純が出演する恋愛ドラマに夢中。女子力の高い優子が作った朝食を食べながら、優子は架純に「今夜の意中の男性との食事に同席してほしい」と懇願する。

親友のために架純は居酒屋へ出向くと、優子の狙う同僚の田中(若葉竜也)が架純に会えたことに舞い上がる。だが、女性を常に弱いものと決めつける田中の発言に、次第に架純のイライラが募っていき…。

■第3話「人間ドック」監督:是枝裕和、脚本:砂田麻美
撮休を利用し、有村架純はこれまで行けなかった人間ドックへ。そこはVIPが利用する高級施設で、あらゆるサービスが行き届いている。

次々に検査項目を終えていく架純はある男性の姿を見つけ後を追うが、ベテラン映画監督・日村(リリー・フランキー)と遭遇し、その姿を見失ってしまう。やがて迎えた腹部エコー検査。そこで待っていたのは、架純の記憶に刻まれた検査技師・近藤(笠松将)だった。

■第4話「死ぬほど寝てやろう」監督:山岸聖太、脚本:篠原誠
撮休のうれしさから帰宅した玄関でガッツポーズをする有村架純。上機嫌でリビングの戸棚を開けると、そこは手書きで不思議な夢のタイトルが書かれたノートと、カセットテープで埋め尽くされている。

戸棚から一つのノートと旧型の録音機を取り出すと、架純は集中してノートの中身を声に出して読み録音していく。その完成したテープを聴きながら架純はゆっくりと眠りにつく。その夢の中の古書店で、架純はケビン(柳楽優弥)と出会う。

■第5話「ふた」監督:横浜聡子、脚本:ふじきみつ彦
撮休の日、有村架純は自宅で先輩からもらった瓶のふたを開けようと悪戦苦闘していた。架純はなかなか開かないふたを手に、外で誰かにふたを開けてもらおうと変装して外出する。

自転車であてもなくさまよっていると、柔道着を持った小柄な中学生2人・遠藤(蒼井旬)と沢田(水野哲志)を見つける。何やら言い合いをしている2人に架純は正体を明かし、「ふたを開けてくれないか?」と頼むのだが…。

■第6話「好きだから不安」監督・脚本:今泉力哉
彼氏の澤本精一(渡辺大知)にうれしそうに撮休を報告する有村架純。2人で食事に行く店を調べる架純は、精一宛てに元カノ・星育子(徳永えり)から届いた結婚式の招待状を見つける。

翌朝、架純はその結婚式に行くのかと精一を問い詰める。「行かない」と言う精一だが、架純はなぜか納得しない。架純の真意が分からない精一は問答の末、架純にすべてを託すことに。架純の答えは「一緒に行く」という理解できないものだった。

■第7話「母になる(仮)」監督・脚本:津野愛
架純は自宅で次回作の台本を読み込むも、どうも演じる母親役の気持ちがふに落ちない。その時インターフォンが鳴った。玄関先にいたのは、見知らぬ女の子・心(福島星蘭)だった。

「トイレ貸して」と部屋に上がり込んできた心は、勝手に台本を読んだりとやりたい放題。「お母さんが帰ってくるまで部屋にいてもいい?」と尋ねる心に戸惑う架純だったが、二人の距離は少しずつ縮まっていき…。

■第8話「バッティングセンターで待ちわびるのは」監督:山岸聖太、脚本:三浦直之
急な撮休に手持ち無沙汰な有村架純。目的もなく外に出ると、クリスマス装飾された近所のバッティングセンターに足を踏み入れる。打席に立ち初球を空振りすると、背後から職業不詳の男・二郎(前野健太)が勝手に指導を始める。

いつものことに従業員キヨシ(田村健太郎)が二郎に注意するが、二郎の指導をなぜか受け入れた架純はみるみる上達していく。二郎とベンチで一息ついていると、架純は二郎が今夜告白することを知る。


WOWOWオリジナルドラマ『有村架純の撮休』は、3/20から毎週金曜深夜0時にWOWOWプライムで放送。無料放送となる第1話は、15分の拡大版。WOWOWメンバーズオンデマンドでは、各話終了後に見逃し配信を行い、TSUTAYAプレミアムでは、各話終了後に配信がスタートする。

(1/29解禁・2020年5/15よりスタート*金8)のにっき。ふ337

俳優の福士蒼汰主演で、坂口安吾の小説[明治開化 安吾捕物帖]が、人間の愛憎に迫る新型サスペンス時代劇『明治開花 新十郎探偵帖』として連続ドラマ化されることが発表された。 明治版シャーロックホームズといえる特命探偵・結城新十郎(福士蒼汰)による、明治に入り乱れる人間の愛憎に迫る新型サスペンス時代劇となっている。

明治初期。世が文明開化に色めきたつ頃、時代が大きく変貌を遂げ、人の価値観も大きく変わり、時代の風に乗れたものと、取り残されたものがハッキリと目に見えた時代の東京で奇妙な事件が多発する。

そこに現れるのは、警視庁からの信望厚い洋行帰りの特命探偵・結城新十郎(ゆうき・しんじゅうろう)。事件の真相をズバズバ指摘する。勝海舟の元剣術の教え子で、難事件を推理することが大好きな泉山虎之介(いずみやま・とらのすけ)はいつも小バカにされ、師匠と慕う海舟の大頭脳と心眼を当てにして泣きついてくる。

そんな2人&勝海舟の周りには、芸者出身で肝っ玉おっ母の勝海舟の妻・民や、新十郎に惚れ込む大政商(せいしょう)の娘・梨江、戯作者の花迺屋因果(はなのや・いんが)、新十郎を煙たがる警視庁大警視・速水星玄(はやみ・せいげん)など個性的な人々が集まってくる。彼らに助けられながら、謎解きが進むにつれて立ち現れる、新しい明治の時代に人々が抱える不安や愛憎。そして新十郎、梨江、虎之介たちは、事件を通じて西郷隆盛、大久保利通など多くの時代の要人たちと渡り合い成長していく。


▽福士蒼汰コメント
明治維新以後、時代ががらりと変わり、同時に変化を余儀なくされた、そこに暮らす人々の生き様や葛藤、原作者・坂口安吾が描く世界観を少しでも表現することができればと思います。
まずは探偵モノとしてのエンターテインメント性を楽しんで頂きつつ、事件を解決する中、浮き上がってくる人間の本質をより感じて頂きたいです。素敵なスタッフ・キャストの皆さんと共に、丹念に作り上げて参ります!

▽内田理央コメント
・初めて時代劇に出演することへの意気込み
初めての時代劇なので少し緊張して衣装合わせに向かったのですが、明治初期という時代は実はあまり作品になっていないとのことで、監督をはじめスタッフさんが梨江のハイカラなファッションやヘアを試行錯誤してくださり、緊張が一気に楽しみに変わりました。
自分の意見をしっかり発言する芯のある強い女性を演じることができ、とても光栄です。

・「明治開花 新十郎探偵帖」の見どころ
外国帰りの探偵新十郎が事件を解決していくなかで入り混じる人間の欲や愚かさ、混沌とした時代に飲み込まれていくさまは、現代の私たちにも通じるものがありました。そしてとにかく新十郎がかっこいい!(笑)

・視聴者へのメッセージ
梨江の、じゃじゃ馬!と呼ばれるような気の強さ、少しずつ新十郎に心惹かれていく姿も注目してください。


■明治開花 新十郎探偵帖
NHK BSプレミアム 2020年5/15(金)スタート 毎週金曜 20:00〜20:43
※全8回
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