夏国の過去を以前まとめていて、ふと浮かんだこと。
◆夏焔(サラマンダレア)国過去。少年サーガルと父王の、ある日の会話。
※Linariaネタバレちょっと高いです。興味ねーよって際はスルーしてください
(──元凶)
──ソラナム。僕は宰相や兄上達の言う通り、この国に生まれてはいけない存在だったのかもしれない。
久しく父王に呼ばれたサーガルは沈黙した末、ずっと自分は無力でしかなかったと淡々と吐露した。
歳月と白髪混じりの濃くなった父王は、頼もしく成長したとはいえ、まだ幾分あどけなさも残る年若い息子を傍らに呼びかけ語る。
「お前は、もう己はなんたるかをわかっているようだ」
「だが、世にはまだお前には計り知れない喜び慈しみ、哀しみ憎しみ。泰然たる混沌と必然たる奇跡に満ちている」
「己の血を感覚を信じろ」
お前にはこの国を導けるなにかがある。
「儂にはわかる。サーガルよ。星を知り道を耕せ。世界を知れ」
そして私のように轍を誤るな。
──それでも僕は、確かなモノが欲しかった
いつか。僕のこの脚は何処へ見出すのだろう。
この手は、何を生み、いずれ育むことは叶うのだろうか──
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あーああああーうーんうーん。どう書いて表したらいいか、わからんちん。むずかしい。文才なにそれおいしいですか。
これはネタバレにななるのかしら
少年時代前期のサーガル王子の一人称は僕でしたという話(すごい簡略)