殺し屋とストロベリー「長谷川」

●長谷川(cv前野智昭さん)
推定年齢29歳前後、190センチ。
リバー・オーグ社で秘書件、社長のボディーガードをしている。真面目で硬派で、縫い物や料理でもなんでも出来る。






〜ネタバレ〜
(ハッピーエンド)
月影で働くようになり、そこの常連としてよく姿を見せるのが白川のボディーガードである長谷川だった。長谷川は白川の秘書でありボディーガードであるため常に二人はセットで、しかも長谷川は喫茶店に訪れたとしても仕事中であるため決して動かず静かに立ったまま過ごしていた。
何も話さず、白川の命令にのみ従う長谷川。そのため少し怖いイメージがあったものの、長谷川は主人公の制服の袖のボタンが取れかかっている事にいち早く気付き、なんと器用にソーイングセットで直してくれたり、疲れている事に気付き倒れそうになるとお姫様抱っこで部屋まで連れて行ってくれるという優しい男だった。
しかしいつも一緒にいる白川は侮れない男。マフィアのボスであるという彼は紳士で優しい口調であるものの、なにかと主人公に探りを入れてきていた。そんな白川に戸惑う主人公にさり気なくフォローしてくれるのも長谷川だったが、主人公が一人の時に「社長には何も話さない方がいい、それがあなたのためになる」と忠告してくれたのだった。
そんな駆け引きの日々が続くと、ツキミは主人公に買い出しに行って欲しいと頼んできた。もう一年以上外に出たことがない主人公は不安だったし、そのまま施設に戻されるかもしれないという不安もあったが、なんと長谷川がボディーガードとしてついてきてくれるという事になり、主人公は決心して外に出た。
不安な主人公に対し、長谷川はとても気を使ってくれていた。主人公を車の後部座席に乗せ、言葉を話せないからと「赤信号のため停車します」など全ての行動を一々語りかけて安心させてくれた。ウェイトレスの制服しか持ってない主人公に私服を買ってあげるとまで言ってくれたりもした。そして買い出しを終えると、気晴らしにとランチに誘ってくれまでもした。
ランチは長谷川のお気に入りの自然あふれる野原にシートを敷き、長谷川が作ったサンドイッチを食べさせてくれた。そのサンドイッチはとても美味しくて、そして青空の下で自然の空気を吸って、とてもリラックス出来ていた。
気が利いて、優しくて、なんでも出来る長谷川。そんな長谷川が微笑んでくれると嬉しいけれど、どうしてこんなにも優しくしてくれるのかが気になる。
そしてついに主人公はあの時にしてくれた忠告について長谷川に問いただしたのだ。何故、白川に何も話してはいけないのかということを。
すると長谷川は、白川は主人公を利用しようとしていると教えてくれた。月影という特殊な場所で守られている主人公には絶対何か保護する価値があるはずだと踏んでいる白川は、利用出来るものがあれば必ず主人公を手に入れるからだと。
そして長谷川はそうやって汚い大人のせいで幼いものたちが利用されることが許せないのだと言った。それは、長谷川の過去に関わっているものだった。
長谷川は過去に自衛官をしており、その時赴いていたアフリカの地で、仕事の合間に幼い子供達に絵本を読んであげていた。英語で書かれているその絵本は字の読めない子達の勉強になり、その中でもとても勉強熱心な子がいて、その子にその「リトルマーメイド」の絵本をあげたという。しかしその子は、戦争で死んだ。
自衛官である長谷川達は戦う事は禁止されていた。ただ、守ることが仕事。しかし相手からすればそれは格好の餌食であり、仲間も現地の人もどんどん死んでいった。その光景に耐えられなくて長谷川はついに武器を持ち、なんと敵を全滅させたという。しかしそれでも残ったのはたった一人自分だけだった。
長谷川はあの子にあげたリトルマーメイドの本を形見に持ち、日本にも帰れず、現地で傭兵として生きていくことを決意した。しかしそれは生きていくというよりは死に場所を探し求めて傭兵になったようなものだった。
だが長谷川は何故かどこへ行っても死ななかった。どんな敵が現れても必ず相手を全滅させ、そして味方が全滅しても一人だけは必ず生き残った。そのためついたあだ名は「死神」。
死にたいのに死ねず、そして国からも「行方不明」という存在にされ、居場所がない長谷川。そんな彼の噂を聞いた白川に雇われ、そして今日本にいるという経緯だった。
そんな過去があるから主人公を見たときに、また大人のせいで理不尽な扱いを受けている若い子に胸を痛め、救ってあげたいと思っていた。だから白川を裏切ってでも、あなたをあの場所から助けてあげるという長谷川。そんな長谷川の優しさに触れたとき、主人公は自分のことを話した。施設に連れ去られ、ずっと痛くて苦しくて辛くて、そして周りはみんな死んでいくのに何故かいつも自分だけ一人生きてしまうこと。だからもう生きることも死ぬことも諦めていたこと。そう口にすると涙が溢れ、その涙を見た長谷川は主人公を強く抱きしめてくれた。
辛いことを思い出させて悪かったと、辛い事は涙で流してしまっていいと、そして自分は絶対にあなたを助けると、そう言ってくれたのだった。
そして最後に長谷川はリトルマーメイドの本を主人公にくれたのだった。彼が大切にしている本を胸に抱きしめ、主人公の心は温かくなっていた。
リトルマーメイドの内容は、声が出せない主人公と重なるものがあった。長谷川は店に訪れたときその本を読んでくれて、主人公には人魚姫のような悲しい最後は迎えて欲しくないと言った。そんな優しい長谷川にどんどん惹かれていく。
しかしそんな頃、月影に新たな依頼が入った。それはある組織の人間四人の暗殺の仕事。その仕事を月影にくる常連のメンバーに頼みたいとのことだった。更に射撃での暗殺にはペアが鉄則であるため、信頼できる人間として主人公が誰かのペアになることになった。アモンかマツリに着くかという話が出たが、反対する長谷川が自分のペアにさせると言い、主人公は当日長谷川のそばにいることになった。
しかし当日、長谷川は何故か指定された場所には行かず、危険になったときに逃げられるようにと用意されていたセーフハウスに主人公を連れて行った。そしてそれを見計らったようにツキミから暗殺の中止の連絡が来た。なんとアモンが裏切り、ある組織とFMRCが手を組んだため月影とリバー・オーグが襲われているとのことだった。しなし長谷川はそれを予知していたかのようにセーフハウスに逃げ込んだわけで、不思議がる主人公に対し、何故か暴言を吐いてきた。驚く主人公を壁際まで追い詰めると、あなたは騙されていたんですよと低い声で言う。そして、自分は全て嘘をついて主人公を利用しようとしていたと、今までいった言葉も全て嘘で、優しさも作られたものだったと言った。信じられない主人公だったが、長谷川の低く威圧的な声を聞き、信じたくない思いから涙を流した。しかしそれでも長谷川はもう利用価値がなくなった今お荷物でしかないと言い、主人公をセーフハウスに置いて出て行ってしまった。
泣き疲れて泣いていた主人公だったが、イズナの声で起こされる。そして更にイズナは傷ついて瀕死の状態の白川を連れてきており、クラマを呼んでくるから白川を見ていてほしいと頼んで出て行ってしまう。
白川は見るからにボロボロにやられ、とても心配する主人公だったが、主人公の様子がおかしいことに気づいた白川は理由を聞いてきた。さっきのことを話すと、白川は「お嬢さんは長谷川が言ったことを信じるのですか?」と言った。そう、主人公は嘘をつかれていたことで悲しかったのではなく、ただ、本当のことを言ってくれなかったのが悲しかった。あの優しかった長谷川がそんな酷い人間なわけがない、本当はただ主人公を危険な目に合わせたくなくて嘘をついていたのだ。きっと冷たくしなければ、主人公はついてきてしまうから。
そんな会話をしている途中に戻ってきた長谷川は白川を心配して駆け寄る。すると白川は「お嬢さんを悲しませたお前はもうクビだ」と言い、主人公を守れと言って息を引き取ってしまった。
ツキミから連絡が来て、ツキミからも主人公の護衛を頼まれる長谷川だったが、社長が死んでしまった今、守れなかった長谷川は組織に対して責任を負わなければならないと言った。自分の命をかけて、FMRCを殲滅し、そして最終的に組織に落とし前をつけるため。だからこそ主人公が一緒にいれば危険な目に合わせてしまうと思い、長谷川は一人で行こうとする。死神である自分はいつも一人になってしまって、大切な人を必ずなくしてしまうから。
しかし主人公は自分も同じ一人だと言う。みんな死んでいってしまった、一人になりたくないし、長谷川を一人にもしたくないと。そしてだからこそ自分は死なないし、長谷川のそばにいると。けれどそれはさみしいからじゃなく、長谷川を好きだからだと。
長谷川に飛びついて縋り付く主人公だったが、長谷川は隠し持っていた麻酔薬を主人公に打ち、主人公は意識をなくしてしまった。
気づいたとき主人公はまた月影の別の保護施設で保護され数日が経っていた。守ってくれているのはツキミ達とは別の人。
しかしある日いきなり外で銃声が聞こえ、なんと飛び込んできたのは長谷川だった。
FMRCに月影のデータが盗まれ、この場所も知られてしまったと。そしてたった今敵が攻めてきたところを返り討ちにしたことと、再度ツキミから主人公を守ってほしいという依頼をきたことを話す。しかし主人公は長谷川に会えたことが嬉しくてまた長谷川に飛びついた。それを見た長谷川は「私と一緒に来てくれますか?」と問い、頷く主人公に「あんな酷いことをした私を信じてくれますか?」と問い、また頷く主人公に、最後に「まだ私を好きですか?」と言った。すぐに頷いた主人公を連れ、長谷川はその部屋を飛び出した。
その後、二人は戦いと逃亡の日々だった。しかしたまに訪れる平和な時間、二人はまた外でレジャーシートを敷いてランチをしたりもした。そして長谷川が今まで一人で戦ってきて、絵本の少女のことを思い出したことを話した。少女はあんな時でも「希望を持って生きる」と言っていたこと。そしてその希望を思った時に主人公の顔が浮かんだこと。あの時どうして連れて行かなかったのか、どうして離れてしまったのか、それを考えれば考えるほど苦しくて、そして生きたいと思えて、愛おしいと思えたこと。
だから自分はあなたのことが好きです、と伝えてくれた。
主人公もまた何度も長谷川を好きだと伝え、二人はあの思い出の絵本を読みながらレジャーシートに横になり、穏やかな時を過ごす。
そしてそんな生活の中、一ヶ月が経つとなんと長谷川の元に白川から電話がかかってきた。死んだと思われていた白川は、なんとクラマの蘇生術により奇跡的に生きていたのだった。そして白川から主人公が狙われる心配はなくなったことと、二人はもう自由になっていいと言うことが伝えられる。自分は生きているし、責任は問わなくていい、そして何よりお前のことはもうクビにしているはずだと言う白川。
ようやく本当の自由を手に入れた長谷川は主人公を抱きかかえ思い切り抱きしめた。これから先ずっと一緒にいると、ずっと離れないと笑顔で話す長谷川からキスをされ、そして愛してると青空の下で誓ってくれるのだった。

殺し屋とストロベリー「イズナ」

●イズナ(cv石川界人さん)
推定24歳、185センチ。
無愛想で口も悪いが真面目。喫茶月影でバリスタ兼料理担当。本業は殺し屋。







〜ネタバレ〜
(ハッピーエンド)
月影に保護され、ウェイトレスとして働くことになった主人公。そこで仕事内容を教えてくれるのが、イズナだった。
イズナは高身長で体格が良くウェイターのような見た目ではないし口も悪かったが、バリスタの腕は一流だし、料理も上手く、そして見た目に反してとても真面目。主人公に対してもぶっきらぼうで素っ気なかったが仕事としてやる事を教わる分には問題なかった。
しかしそんなイズナに対し、アモンは冷たいと言った。主人公のことはよく知らないアモンだが、無表情で心を殺し、声を失った少女を見れば、主人公に何があったかなんて想像できるもの。だからこそアモンは主人公に何かしてあげたいと、優しくするのが普通だと主張する。しかもここのマスターであるツキミは少し変わっているため、優しいけれど抜けているところがあるから、だからこそイズナがそこをフォローしてあげなければいけないのだと言った。
イズナはそれはわかっていた。けど、それでもイズナは主人公と距離を置きたかった。何故ならそれは、自分が殺し屋だから。
主人公にだけではなく優しくすれば仲が良くなり情が湧いてしまう。本当はとても人間らしくて優しい心があるイズナにとって、好きな人を殺すことは出来ないから。大切な人を作るということは、自殺行為だから。
実際にイズナには兄がいて同じ殺し屋をしていたが、イズナを守ったせいで死んでしまった過去があった。そんな兄を見て、自分はそうなってはいけないと後悔していた。
しかし主人公にとって、イズナの距離感は楽だった。今この瞬間も、もしかしたら実験の続きなのかもしれないという不安が拭えていないからだ。月影やツキミは居心地が良すぎて安心してしまう、このままあのひどい場所に戻らなくてもいいと思ってしまう、しかしそれでやっぱり戻る羽目になった時、絶対に辛くなってしまうから今の心地よい空間を更に心地よくするのが怖かったから。
しかし二人は言葉とは裏腹に、同じ時間を過ごすことが多すぎて自然と距離が近くなっていく。イズナは苦いコーヒーが苦手そうな主人公に甘いカフェラテを出してくれるようになった。その行為が、その優しさが、嬉しくて怖い。
更にアモンが主人公のために持ってきてくれたチェスをやることになり、ルールを知らない主人公にイズナが教えてくれることになった。仕事が終わってから主人公の部屋で教えてくれて、その時間はとても楽しかった。
そんな時を過ごしていればイズナの側が心地よくなって、イズナの側にいるのが楽しくなって、イズナが嬉しそうなら嬉しかった。そう感じていることをイズナ本人に伝えると「距離感を保ったほうがいい」と言うイズナ。しかしもうそれは遅いしズルイ。距離を置きたいなら何故カフェラテをくれたの、何故チェスを教えてくれたの、そうやって優しくしたイズナが悪い、だからもう一人にはなりたくない。全てを伝える主人公を見たイズナは決心し、主人公の事を一人にはしないと、自分の全てをかけて守ると約束した。
そしてこれからは24時間体制で護衛をすると言いイズナの部屋に住み込むことになった。
初めて過ごす二人の時間は思ったよりなんだかフワフワした。安心して心地よくてイズナの部屋でぐっすり眠る。対してイズナの方は意識してしまって寝れなかったという。なんだかフワフワしたと言うイズナは、主人公と同じ事を思っていた。それが風船みたいな二人だと笑うイズナの言葉に主人公はなんと、笑った。
営業時間になって月影で働く二人の間にもなんだか甘い空気は漂っていて、マツリが「風船」というワードを出した時に思わずイズナと目があって微笑んだ主人公。その笑顔を見たマツリやアモンにとても驚かれるが、主人公が「イズナとずっと一緒にいたい」という発言をした事で誤解されてイズナは二人に冷やかされるのだった。
そんな時、主人公はイズナの付き合いで外出することになった。イズナが前々から気になっていたと言う人気のカフェのコーヒーを飲みたかったのだが、そこは女性客が多く、イズナ一人では行けなく、況してやツキミと男二人でも行きたくなかったため主人公に付き添ってほしいと頼んだのだった。
もはや外なんて一年以上出ていない主人公は恐怖を感じるが、イズナは絶対守ると言ってくれて二人は外へ出ることになった。
カフェはとても混んでいて行列ができていた。しかし長時間並んでいてもイズナとの会話が楽しくて退屈せず、カフェで美味しいスイーツも堪能できた。ふと、恐怖を感じていた事を思い出し、今全然怖くないと思えるのはイズナのおかげなんだと胸が温かくなった。
しかしそんな幸せもつかの間、なんとデート中の二人が歩いている所に事故でトラックが突っ込んできてしまう。本当の事故なのか、事故と見せかけたなにかの仕業なのかは分からなかったが、イズナは体を張って主人公を庇ったため怪我を負ってしまった。
ツキミが近くで二人を見張っていたためイズナはすぐにクラマの元へ運ばれたが、肋骨の骨折と指が負傷し、意識がまだ戻らなかった。
ツキミに部屋に戻れと言われた主人公は、イズナが自分を庇って怪我したことが申し訳なくて涙を流す。苦しんでいる大切な人がいても声が出なくて助けを呼ぶこともできない自分に悲しくなった。しかし意識が戻ったイズナは自分の痛みなど二の次で主人公を探しに部屋に飛び込んできた。主人公に怪我はないかと抱きかかえんばかりに顔を覗き心配してくれた。主人公が泣いてるのを見て更に心配したが、どこも怪我がないと知ると心底安心してくれたのだった。
更に主人公がそばに居ないと不安になると言うイズナは怪我が酷いのに同じ部屋で寝ると言い張り、更に逃げないようにと主人公の手を掴んで床で寝ていた。無茶をしてでも主人公を心配し、縋り付くその姿は少し可愛くて安心できた。
その後、無茶をしたイズナはクラマに怒られて安静にすることを伝えられるが、何故かアモンが勝手に入ることが出来ない月影の奥のイズナの前に現れたことにより、アモンが裏で動き出したことを感じる。
なんと、アモンは「ある組織」のスパイだった。
ある組織とは裏を裏で牛耳る大きな組織。月影もその配下の元で働いてはいるものの、月影は殺しを受け持つ窓口であるため見方であるのか敵であるのかはハッキリしていないが、月影にとってある組織は邪魔なことはよくあった。そのためお互いが腹の探り合いであったので、アモンがある組織のスパイだとわかりつつも泳がしていたのだが、アモンが行動を起こし始めたのでついにアモンに揺さぶりをかける計画が実行された。
ツキミの元に来た依頼、ある組織の人間四人を暗殺すると言う依頼。それをわざと常連であるアモン、マツリ、長谷川に頼み、更にツキミが加わってそれぞれが一人ずつ狙撃で暗殺するということになった。アモンはある組織の人間であるためどういう行動に出るかの賭けであったが、当日、やはりアモンは行動を起こすことになる。
当日、主人公はマツリの狙撃の補佐をするためマツリと共にいた。イズナが怪我をしているため主人公を守れないので、マツリに主人公の護衛も任せるためだ。しかしそこにアモンが現れ、なんと主人公を攫ったのだ。主人公を抱えビルから飛び降り、そのままつれていくと言った。イズナが主人公を護ると言ったが現に怪我をして今守れていないから、自分が主人公を守ると言うアモン。しかしその時主人公の後ろから放たれた銃弾がアモンに当たり、アモンは倒れた。振り返ればそこには銃を構えるイズナがいた。
重症のまま驚くアモン。イズナは肋骨を骨折しているため銃を使うと肋骨は粉砕されると予想されていたからだ。しかしイズナは「お前のヒーローごっこにこいつを巻き込むな」と言いアモンを追い詰める。アモンが正義というものに拘り、その対象を主人公にしたことが何故なのかは分からなかったが、アモンは負けを認め虫の息のまま倒れた。
しかしマツリが知ってる医者の所にアモンを連れて行くといい、絶対に死なせないからといった。今アモンが死ねばきっと二人が一生辛さを抱えてしまうと思ったマツリの思いやりだった。
そしてアモンをマツリに任せた二人は月影へと急ぐがイズナが痛みに苦しみ座り込んでしまう。やはり銃を使ったことで肋骨が更に酷い状態になってしまっていたのだ。主人公は何故そこまでして来たのかと、他の人に任せればよかったのにと心配するとイズナは「好きな女を護るのを、他のやつになんか任せられるか」と言う。そして「お前が好きだ」と言ってくれたのだ。
嬉しくて泣く主人公に、痛みがなければ抱きしめてキスするのにと笑うイズナ。怪我が完治したら絶対にキスしてやるからと宣言してくれるのだった。
それから一ヶ月が経った。
二人は月影から離れた普通のマンションで二人で暮らしていた。イズナが無理をして肋骨を粉砕してしまったため殺し屋も喫茶店も出来ないからと、ツキミが配慮してくれたからだ。今はゆっくり療養し、ツキミがたまに頼んでくるスイーツの店でスイーツを買って持っていくという仕事をするくらい。そして今日もツキミに頼まれたケーキを買いに、二人で並ぶ約束をしている。
コーヒーをいれる主人公の後ろからイズナが呼ぶ声がして振り返ると、抱きしめられてキスをされた。昨日クラマ先生の所に行ったら完治を認められたので、宣言通りにキスをしたと言うイズナ。真っ赤になる主人公を可愛いと言ってまたキスをする。
ツキミはこのままイズナに表の世界に戻ってもいいと言ってくれたそうだ。けれどまだイズナも主人公もこの先をどう生きていいかが決められない。だからとりあえず半年、二人でゆっくり決めていきたいと思ったイズナは「半年めいっぱいイチャイチャしよう」と微笑んでくれる。その逞しい腕に抱かれ、ようやく二人は幸せをつかんだのだった。

殺し屋とストロベリー「ツキミ」

●ツキミ(cv田丸篤志さん)
推定26歳前後、176センチ。
喫茶月影のマスター兼スイーツ担当。いつもニコニコしていて優しく、穏やかで滅多に怒らない。天然。
しかし本業は殺し屋であるため、その接し方は計算であるかは謎。






〜ネタバレ〜
(ハッピーエンド)
月影のマスターであるツキミ。主人公がここに連れられた理由を教えてくれた存在であり、今頼ることができる少ない存在のうちの一人であった。
そんなツキミは最初からずっと優しい男だった。いつもニコニコしていて、言葉遣いも優しく、他人である主人公に対して「言いたいことを言っていい」「甘えていい」と言ってくれる人。喫茶店の中ではいつも面倒を見てくれるのはイズナであったが、そのイズナの上に立つマスターという存在であるツキミは、やはりなんでも出来る男なのだろうと思っていた。
しかしそんなツキミに優しくされ続けるととても辛かった。今まで受けていた酷い実験、あの頃はいつも何も考えないようにしていたから、優しくされて甘えた時に「これも違った実験でした」と施設に戻されるのではないかと怖かった。優しさに慣れてしまってから施設に戻ったらきっと、もう耐えられなくなってしまうから。
そんな警戒で辛くなってツキミを避けてしまう主人公。しかしツキミはそれでも主人公に優しくて、あえて自分から主人公のそばにいないよう配慮をしたりしていた。そんなツキミを見ていると、やっぱりもう少し信用していいのかもしれないと思え始めた。
避けていたことを謝り、少しだけツキミに近づくことを決めた主人公に、ツキミはスイーツのリクエストを聞いたり、主人公がこの家に来るのを知った時に前もって買っていたという服をプレゼントしてくれたりした。ツキミの趣味はかなりの少女趣味であり、ツキミが持ってきた大量の服は全てお人形さんが着るようなフリフリだったりロリータのようなものだった。けれどそんなツキミの優しさが嬉しくて貰った服を着てツキミに見せに行き、「嬉しかったから見て欲しかった」と伝えるとツキミは頬を赤らめとても喜んでくれた。
そんな風に一緒の時間が増えると主人公はツキミがそばにいないのが寂しいと感じるようになってしまう。だから仕事の後に何も用事がないのに洗濯をするふりをしてツキミの元へ訪れたりした。ツキミが主人公の異変に気付いてどうしたのかと尋ねるから正直に「寂しくてツキミに会いにきた」と伝えるとツキミは頬を赤らめ言葉をなくした。
そして、言う。自分はあなたに好意を持ち始めていると。
殺し屋であるツキミが大切な人を作るにはリスクがいる。だからこそ、嫌だったら逃げられなくなる前に好意を断ち切ってほしいと言うツキミ。今まで恋をしたことがない主人公はその言葉に戸惑った。
しかしツキミが好意を持ったのは最近。それなのに完璧な殺し屋であるツキミは好意を持つ前から主人公に優しくしていたのがおかしいと感じた。アモンに、プロである殺し屋のツキミが恋をされるのもするのもおかしいと言われたからだ。彼らのような人々はあえて人とうまく距離を取るからだ。常に優しく、けれど本気にならない程度に。
だからこそ主人公はその疑問をツキミ本人に問いただしてみることにした。するとツキミは本当の事を話すと言い、二人きりで話したいからデートをしようと言ったのだった。
デートは主人公の服に合わせた靴を買ってくれて、ランチをしたりと楽しいものだったが、ゆっくりできる公園のベンチに辿り着くとついにツキミは主人公に最初から優しいワケを話し始める。
実はなんと、一年と少し前に主人公はツキミに殺されるターゲットだったという。普通の女子高生であった主人公を殺すことが仕事だったが、わけがあってツキミは主人公を殺すことができなく、仕事を失敗してしまう。殺し屋をしていて「殺せない」という相手が初めてだったため主人公の事が気になって調べるとなんと主人公はとある施設で実験材料として扱われ酷い生活を強いられ、そして心のない人形のようなものになってしまっていた。
あんな姿になったのは、殺してあげられなかった自分のせいだ。
そう思ったツキミに主人公を連れ出してほしいという今回の仕事が入った時、ツキミは今度こそ主人公のために何かがしたいと思った。だから主人公を迎える前から洋服を用意したり、優しくしたり、笑顔にしてあげたいと思っていたのだった。
それがツキミが主人公に優しい理由だったが、それを聞いた主人公は、殺されそうになっていた相手だとかツキミが殺さなかったから施設に行っただとか、そんなものはもうどうでもよかった。心が壊れ考える事がまだ上手くできない自分が今願うのはこのことだけ、もう施設に戻りたくない、ツキミのそばにいたい、それだけ。
だからこそ主人公はツキミに言った。もうあそこには戻りたくないと。ツキミが優しくするのが悪いから、戻りたくなくなってしまったと。だから責任を取って、もし自分が施設に戻されそうになったら「私を殺して」と言ったのだった。
その言葉で、ツキミは想いが止められなくなる。なんのために人を殺しているのかわからなくて、罪の意識を殺しながら殺すツキミに「殺しの意味」をくれた主人公。殺してほしいという言葉は自分を認めてくれる最上級の愛だから、だからツキミはもう主人公を離せなくなったと、愛してしまったと抱きしめたのだった。
二人は恋人同士になり、ツキミは次の仕事を終えたらもう殺し屋をやめると言った。もう次の仕事は決まっており、その内容は「ある組織」と呼ばれている裏を牛耳っている組織の人間の暗殺であった。そしてその暗殺計画である仕事は、いつもの常連であるアモン、マツリ、長谷川と共に行うことになり、狙撃での暗殺のためそれぞれがペアで行動することになる。そしてツキミは自分のペアに、主人公を選んだ。
今までツキミが殺し屋と分かっていても本当に殺した場面を見たことのない主人公にとって、それは最初で最後の仕事の姿になったのだが、主人公をそこに連れてきた理由としては側にいるのが一番安全であるからという事と、ある組織が主人公とつながっていることにあった。そう、主人公に実験を行なっていた施設は「ある組織」が行なっている実験施設だったのだ。
しかし無事暗殺を終えると何故かマツリがツキミを襲ってきた。それは確実に殺そうとしている本気の行為でありツキミと主人公は困惑するが、マツリは何故か主人公をツキミには渡さないためだと言った。裏に何があるのか、マツリが主人公にとって何者なのか、それは何もわからなかったがマツリは何故か主人公には幸せになってほしいと願っているようで、ツキミという裏稼業の男と一緒にいても幸せにはなれないと思っていた。
しかし主人公はツキミがいなければ幸せにはなれないと言い、自分の最期の瞬間にツキミが側にいてほしいから自分より先にツキミを殺さないでほしいとスマホに打ってマツリに示す。するとマツリは諦めたようにして、戦うことをやめ、二人を流してくれた。
わけがわからないがとりあえず助かったツキミは、さっきマツリになんて言ったのかと聞く。主人公は正直に、最後の瞬間にツキミにそばにいてほしいと言ったことを言うと、感極まったツキミは主人公に熱いキスをした。
その後、何日かが経った。
殺し屋をやめたツキミは新たな店を買った。そしてそこは主人公と二人でやっていく喫茶店をオープンするという。二階は自宅になっており、二人で一緒に住む予定だ。
まだまだゴチャゴチャしている店内に足を踏み入れた二人は、ここから二人の生活をスタートするのだと幸せな気持ちになる。初めて幸せを感じるツキミは主人公にまたキスをする。そして最期の一瞬まで必ずそばにいますと誓ってくれたのだった。

殺し屋とストロベリー「あらすじ」

●殺し屋とストロベリー「あらすじ」ネタバレ

※攻略対象は赤字です。


〜あらすじ〜
舞台は現代日本のどこかにある街。
薬で眠らされジュラルミンケースに詰め込まれた主人公「イチゴ」は、とある場所へと運ばれる。
目覚めた先は、一般人が立ち入ることのできない、いわゆる「裏稼業」を営む人々が集まる喫茶店、『喫茶 月影』だった。
裏社会に存在するというこの店は、客はもちろん、喫茶店のマスターもウェイターも本業は「殺し屋」だという。
身構えるイチゴに店のマスターツキミは自分達が引き受けた依頼内容を話し始めた。
『今回の依頼は殺しでなくあなたの護衛です。だからここへ運ばれてきたんです。
一度依頼を受けた以上、私たちは必ずあなたを守ります』
過去のトラウマから言葉を失い、身寄りもなく行く宛てもないイチゴは、 半信半疑のまま、アルバイトのウェイトレスとして喫茶 月影で働き始めることになる。
いったい誰が私を狙っているのか?そして、私を守るよう殺し屋に依頼したのは誰なのか?
私は……これからどうなってしまうのか?
殺し屋でありウェイターのイズナ、単独で殺し屋をしているというアモン、闇医者のクラマ、武器商人のノイン、ボディーガードの長谷川
様々な裏社会の人々と関わりながら、二重三重に張り巡らされた謎を解き明かし、封じられた真実を追う物語。

↓個別ルートへと続く↓



〜攻略キャラ〜
・ツキミ(cv田丸篤志さん)ネタバレ
・イズナ(cv石川界人さん)ネタバレ
・クラマ(cv野島健児さん)
・ノイン(cv花江夏樹さん)
・アモン(cv八代拓さん)
・長谷川(cv前野智昭さん)ネタバレ

学園CLUB〜放課後のヒミツ〜「上木 蓮司」

●上木 蓮司/カミキ レンジ(cv梅原裕一郎さん)
ピアノが上手く、自他共に認めるフェミニスト。自分の魅せ方をよく知っている天然ホスト男子。
視野が広く、周囲のフォローもスマートにこなし、誰にでも平等に接する。

年齢:18歳
血液型:AB型
身長:184cm







〜ネタバレ〜
(ハッピーエンド)
新しい学校で道に迷っていると、二度も助けてくれたのが上木蓮司だった。
蓮司はナイトクラブでは常に一位の三年生で、高身長で見た目は美しく、そして誰にでも優しく気がきくため一位でいるのは納得出来た。
蓮司はピアノを弾くのが得意で、校内の音楽室にいつもいたり、ナイトクラブでもお客様に演奏を披露することがあった。その演奏はとても美しく、けれど何故か少し寂しかった。
そんな蓮司との生活が続くと徐々に慣れてきた主人公は蓮司とよく話すようになった。お客様とトラブルが起こりそうな時も蓮司を心配した主人公が気を利かせて助けたりもし、蓮司も主人公に心を開いていた。
ナイトクラブに必要な買い出しをしていた時も蓮司は相変わらずスマートで、迷子の女の子を優しく助けてあげたり、自然な流れで重い荷物を持ったり、自分が食べたいからと言って人気のアイスクリーム屋さんのアイスを奢ってくれたりした。
学園祭でティールームを開催することになった時も、蓮司が女の子に囲まれて肩を抱く姿を見た主人公は少しやきもちを妬いてしまうのだが、蓮司はみんなの前でそんな主人公を可愛いと言って髪を掬いキスを落とした。赤面する主人公はいたたまれなくてバックヤードに逃げると追いかけてきた蓮司に「なんであんなことをしたのか」と尋ねる。すると「さっきから他の男に何度も君のことを聞かれたから」と言う。主人公を気に入った男達の前に出さないためにあんなことをした蓮司は「嫉妬していたのは俺だったね」と素敵に笑う。その自然な姿に、主人公はドキドキした。
しかしそんな頃、蓮司からナイトクラブにいる理由を聞く。それは蓮司の大好きだった姉が死んでしまったのが理由。両親を早くに亡くした蓮司は唯一の家族であった姉を慕っていたが、姉の結婚が決まり蓮司が留学していた間になんと姉は亡くなっていた。祖父母は姉の詳しい死因を教えてくれず、周りも皆黙っていた。更に隠すように全て終わってしまってから知らされた事実に、きっと姉は婚約者に殺されたんだと思えた。そして姉の結婚が決まってから、姉は自分が卒業したこの桐架学園の学園長に何度も会いにきていたことを知り、学園長ならきっと何かを知っているだろうとナイトクラブに入ることにしたのだった。
しかし理事長は滅多に人前に顔を出さない人物。中々会えないためイライラしていた、
そんな時蓮司にコンサートに出て欲しいという依頼が来た。しかもその中に学園長の名を見つけ、そのため蓮司は学園長ち問い詰めるために出場を決意するが、それから毎日何故かイライラしていた。
心配する主人公に対してもいらつきを隠さない蓮司は無視したり怒鳴ったりした。更に避けようとする蓮司に食い下がる主人公は「お姉さんは自分が足枷になってると知ったら悲しむ」と蓮司を叱った。すると蓮司はそんなことはわかっていると、ただ真実を知るのが怖いと本音を漏らした。
知りたいと思う気持ちで前に進もうとしたが、真実に向き合う怖さと、知ってしまった後自分はどこに進むのかわからない怖さ。将来の事も関わってくる今、自信もなかった。しかし主人公は姉のせいにしてると指摘し、蓮司は自分がピアノを弾くのも姉の葬いのためと言い張り本当は好きであることが分からなくなっていたと思った。そして主人公はそんな蓮司を支えると決め、蓮司の演奏が好きだと伝えた。
それから蓮司は主人公の言葉と主人公の存在が励みになった。今までの蓮司の演奏は上手いけれど心がないような物悲しいものだったが、心がこもった温かいものに変わった。だからきっとコンサートは上手くいくと思えた。
しかし合同練習の日、急に学園長がそこに来るという情報が入った。それを知った蓮司はまた怖気付き行きたくない知りたくないと耳を塞いで蹲ってしまうが、主人公が知らなくてはダメだと奮い立たせ蓮司は向き合う覚悟をした。
ついに学園長と対面した蓮司は隠す事なく学園長を責めると学園長はついに本当のことを話してくれた。学園長のそばに彼の秘書が来て、そしてその秘書こそが姉の婚約者だと教えてくれた。そして秘書は姉が病気だったことを話し、しかし弟の学費を工面する為無理に働いていたこと、だけどそれで自分が死んだのが弟のせいだと思われたくなくて隠して欲しいと頼んだこと、更に蓮司がピアニストになるのを夢見ていた姉は自分を足枷にしたくないため全て隠して欲しいと祖父母や婚約者や理事長に頼み、そして手紙を残していたこと。
その手紙には姉が大好きな人に囲まれて幸せだったことと、蓮司を心から愛し幸せになってほしいと思っていることが書かれていた。
真実を知った蓮司は姉を想い、そして姉を愛してくれた婚約者に感謝した。そして今まで見守ってくれた学園長に背中を押され、コンサートに挑む決意をする。
コンサート当日、もう迷いがなく晴れ晴れとした顔をする蓮司は主人公に言う。全て乗り越えられたのも君が隣にいてくれたから、そんな君だから好きになったのだと。そしてこれからもずっと隣にいて欲しいという告白に、主人公も喜んで返事をする。
幸せそうな笑顔ではにかむ蓮司はコンサート会場へ向かう。その背中を主人公もまた幸せな笑顔で見送った。
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