俺が小学生だった昭和60年頃、

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430 名前:名無しさん＠１３周年 :2013/01/05(土) 03:23:25.29 ID:oVfefWpgP
俺が小学生だった昭和60年頃、道端にはまだよくエロ本が落ちてた
ビニ本か劇画調のエロ漫画が多かった

みんなで帰る時に見つけてしまうと、お互いに興味津々なことは悟られたくなくて
じっくり見たいのにそうするわけにもいかず
内心持って帰りたくてたまらないけどそれほど興味ないふりをして
投げつけあったりからかいあったりしながら家に帰る
ランドセルを置いて、さっき置き去りにしたエロ本を急いで取りに戻ったら
同じ目的の友達と鉢合わせしたり、すでに誰かに先を越されていたりするのはお約束だった

今みたいに集団下校じゃないから、運良く一人で遭遇することもある
俺は家に親がいたし、自分の部屋もなかったから持って帰るわけにもいかず
やぶの中に隠れて読みふけった
精通もまだでオナニーなんかも知らない歳だがガチガチに勃起はする
無性におしっこをしたいようなそうでもないような変な感覚
何をすればいいかはわからないんだけど、何かしなきゃいけないような妙な焦燥感と背徳感

大切なことはみんな道端のエロ本に教わったと言っても過言じゃない
エロ本は俺の先生だった
セックスという言葉を俺に教えてくれたのもエロ本だ
よくわからないけど何かとてもエッチなことだと想像できた
エロ本たちから得た断片的な情報を集積し、どうやらそうやって子供ができること
でも必ずしも子供を作る目的だけですることじゃないということも知った

壇密には、そんな道端のエロ本に出てきたお姉さんのようなエロスがある
小学生の頃に感じたエロスの原体験そのものだ
造形的な意味での美しさではないが、とても綺麗で妖艶なのだ