旅立つ友Rへ

明日、アカの大切な仲間Rが中国へ旅立ちます★


Rとは高校時代の部活を通じて出会い

今の今までかけがえのない絆で結ばれ

信頼しあえる本当の仲間の一人として

とても大切な友人でした。


そんな家族のようなRが明日、中国へ留学しに旅立ちます。


国境を越えRは三年間向こうで暮らす形となり今まで会いたい時に電話一本やメールで済むそんな簡単なやりとりができなくなる国へと旅立とうとしています。


寂しくないなんて照れ臭い嘘も言えないくらいにこれから三年間Rに会えないとなると心がチクチクと悲しさと寂しさで広がりそうです。

そんな感情は

アカだけでなくRと今まで関わりあった友人や家族達も

アカのこの胸の痛みなんかに比べたら百倍、

悲しさに満ちている事だろうと思います。


ですが、Rも立派な大人の一人。


子供っぽさはまだあるけれども、それはRの自分らしさ。


Rの旅立ちにアカは、笑顔で送ってあげたいと思います。明日は残念ながらアカも仕事が始まり空港までは送る事が出来ませんが、昨日の同窓会or送別会で皆と解散後Rと二人で久しぶりに沢山の話を寒空の中帰り道を歩きながら語り合いました。


もう、伝える事は何もないです。


悲しさは未だにあるものの何故だか嬉しさもアカには感じるのです。

Rは大丈夫。


昨夜別れ際にRと強く、

強く握手をしました。

二人とも無言でただ強く繋がれた右手をジッと見つめた後


すぐにニカッと笑い。

最後の最後に両者とも言葉を交わさずRが去る間際。



アカは人気のない駅のホームにてRの離れる背中に一言………


「再見ッッ!」


(また会おう)



そう叫び、震えてたであろうRの肩を姿が見えなくなるまで霞む視界いっぱいに腕を大きくふって帰りました。


今夜はたぶん荷造りや何やらでドタバタしているRへ☆


君に送る言葉はもうこれだけや☆



再見☆また会おう☆