「じゃっじゃーん!俺様の嫁でーす。いやーがんばっただけあって手に入れたときの満足感といったら…!!」
「あーはいはいよかったねー」
「"兄上"の話題に付き合ってやってんだから俺んときもそれなりに会話しろよ;;」
「っても…車興味ないからわかんねぇよ俺。」
「……じゃあおめでとうくらい言え」
「ちょっおますげーな!!かっこいー!!!車買うって相当頑張ったんだな!!ホントおめでと!!!」
「ありがとう彰くん。君、良い役者になれるよ。」
「そりゃどーも。…でさ、なんでまた車買ったんだよ。あっただろ軽自動車」
「あー…あれは売った。大事にしてただけあってそれなりの金になって帰ってきましたよ。まぁ今その金はコイツに化けたけどな。あーたまらん…このラインw」
「……俺さ、今からTVでポケモンやるからもどっていい?」
「てめこの野郎。今の時間帯にポケモンやんねーだろ?まだガキ共は遊んでる時間なんだからさ。」
「やるって再放送!」
「一回見てるから良いじゃねぇかよ!」
「兄上待たせるつもりは微塵もない!」
「あーもーわかった;;ポケモン見てろお前は…」
「はぁ?意味わかんね。ホントにただの自慢かよ。」
「そーですよそーですよー俺一人で眺めてるから良いもんねー」
「それキモい。」
「もうお前戻れよ!!」

まぁ自慢するために呼んだのも八割あるけど、ちょっと聞いてもらいたかったんだがな。
常葉に日曜ヒマかって。
けど途中で思ってやめた。やっぱ自分から聞くべきだな。こーゆーのは。
呼んどいて自慢だけで帰したのは流石に悪かったな彰。
男はやっぱりman-to-man!
そんで当たって砕ければいい!!
───
「日曜日?」
「そーそーちょっとドライブに付き合って欲しいんだよ。」
「?遠出なら何故我を誘う。彰や梁でも誘えばいいではないか」
「ガキのお守りかよ;;あー…なんだ。遊びに行くんじゃなくて、軽い息抜きだと思ってくれればいいから。海とか見るだけでも良いし、この時期なら川でも良いしな。」
「…息抜き…か…」
「たまにはいいだろ?」
「…嗚呼、どこに行っても…なんだか楽しそうだ!」
「よし!だったら行きたい所はあるか?」
「特にないが…どういう風に計画を立てようか…」
「…!たまには気分で走って良いか?」
「!?それで迷ったら終わりだぞ!???」
「大丈夫だって。ナビもあるし」
「ナビに頼るとダメだとテレビで言っていたぞ!!;;」
「物は使いようだ。そいつは使いこなせなかっただけだろ?」
「そっ…そうかもしれんが…」
「いざという時の為の準備もしとくって!…けどそんなに俺頼りないか?」
「!!!ちっ違うぞ!??我はただ…その…;;;」
「…アンタが乗るんだから何も起こさせやしないさ。なんなら約束しても良いぜ?針千本飲む気なんかさらさらないしな。」
「…すまん…」
「いいって。ちゃんと来てくれんだろ?」
「嗚呼。それは約束しよう」
「ならそれでいいさ。当日まで楽しみにしとけよ?」

─日曜日─

「ほぉ…前の車と違うな…かっこよいぞ」
「やっぱりアンタはわかってくれるか!!///従兄弟くんはヒドいもんだった…(泣)」
「?梁が?」
「ちっげーよ。弟の方だよ。第一梁とあんまはなさねぇ」
「良い奴ではあるんだがな…何が悪いんだろうか?」
「この話は終わり!!!デートする前から違う男の話をするな!!!」
「そんなんじゃないぞ!!梁は可愛い弟分で…ってデートぉ!!?///」
「俺ら2人っきりでドライブったら立派なデートじゃねぇかよ。え?ホントに息抜きのつもりだったのか…?」
「…嗚呼…///」コクン
「……ハァ…;;;…なんか…脱力したわ…嗚呼ーそうだったか〜…息抜きか〜…まぁ、2人っきりになれただけでもありがたいか…よし!じゃあ息抜きしに行くか!!」
「……べっ…別に…デートでも…////」
「良いってムリすんな。デートじゃなけりゃいいんだろ?大丈夫だって!やましいこと全然考えてないからさ!」
「…デートが…いい…///」
「?なに?」
「でっデートがいいと言っているのだ!!///海なりなんなり連れていくがいい!!!////」
「!!///(え?ちょっなに!?かわいいっww)」
「わかったか!??//わかったらさっさと出発させろ!!馬鹿者!!///」
「…常葉さんよ…あんまりかわいいと明日立てなくなるぞ…?」
「っ修羅なら…いい///」
「!!!(カーセクス!カーセクス!!カーセクス!!!カーセックs(ry)」
「わっわかったら早く乗れ!!//」
「…」のし
「馬鹿者!!!我に乗ってどうする!??///」
「おっと…;;すまねえ(ヤバい俺今幸せだ…)」

おわり