Q.何で小ネタじゃないグラバンはグランがおかしいのしかないの?
A.自分でも分からない
そんな訳でまたグランが酷いです。バーンを虐めてるだけのしょーもない話。グロ注意報。
「な、なん、のつもり、だよ」
「うるさい」
「ぁぐっ!?」
殴った拳がびりびりと痛む。
それがちょっと気に障って、軽く舌打ちをしもう一回頬を殴ると、彼はまた短く悲鳴をあげうなだれた。
「う、ぐ……っ…なん、で、お前が」
「……さあ?」
俺も良く分からない。何でこんな事してるんだろう。俺、バーンの事好きだよ。嫌いだからこんな事してる訳じゃない。でも、ちょっと楽しい、かな。
俺はニッコリと笑いかける。すると彼はガタガタと震えて俺を見る。
あれ、怖がらせるつもりは無かったんだけどなぁ?
「ごめんごめん」
俺は彼に近付きしゃがみ込み、怖がらせてごめんね、と頭を優しく撫でた。
ふと、彼の震えが止まる。
「グ、グラン…………」
次いで、俺を見上げる彼の表情が安堵の表情へと変わる。
『良かった、お前はもう暴力を振るわないんだ殴らないんだ』
そう思っているんだろうな、そんな想像をして俺は目を細めた。
「ごめんバーン、ごめん………」
「…良かった、お前は………」
「……なーんちゃって♪」
「え」
凍り付いた表情の彼に向かって笑顔を浮かべたまま、俺は彼の腹に渾身の膝蹴りを食らわす。
「が……あっ…!?」
それにしても、何でバーンはこんなに鈍感なんだろうな、と思う。こーゆー不意打ちにも瞬時に対応しなきゃいけないじゃないか。
「げほっ、ゔっ、げぇ、ごほっ」
吐くと思ったけど、げほげほと彼は必死に堪えて、苦しそうに噎せるだけだった。
…つまんないの。まぁ、つい最近この前吐かせたしね。
「…へこたれないでよね?」
「い、や、いや……だ…」
まだ殴っただけなのに、彼はボロボロと涙を流して俺に懇願する。
………あぁ、その表情。凄く良いなぁ。
「…は、はははは、あはははっ」
「グ、グラ、ンっ………」
「………待っててね、もっともっと良い顔にしてあげるからさ」
楽しい、楽しい楽しい、何だか、今ものすっごく楽しい。ウキウキしながら俺は斧を手に取る。廃材置き場に捨ててあったのを拾ってきた。刃こぼれと錆びが酷いけど、勢いをつけておもいっきり叩きつければ問題無いよね!
「ひっ!?な、何っ」
「じっとしてなよ?間違えて頭かちわっちゃうかもしれないから………」
俺は自分の身長よりはいくらかは小さい、けどかなり重い斧を振り上げた。
「ねっ?」
「…………!!!」
俺自身の力と言うより、斧の重さが大半だろう、勢い良く斧の刃先は彼の足……正確には太股へ振り下ろされる。
「〜〜〜〜〜っっ!!!!!!」
直後に声にならない声が彼の大きく開かれた口から発せられる。
やっぱり、痛いのかな。悲鳴はまだなのか、と俺は期待をしてまた斧を振り上げ、振り下ろす。今度はもう片方の足。
「……ぎゃあ゙ああ゙っあ゙あああ゙あ゙!!!!!!」
「あ!やっと言ってくれた」
真っ赤な血がどばどばと切り口から流れ出す中、やっと彼は叫び声をあげた。
痛さに悶えてるのか、転げ回りながら。もう、これから腕も切るのに危ないなぁ…
「ああっあ足ぃっ、足!!俺の足っ、がっ、いっ、いやだいやだあああ゙ああ゙ああっ!!!!!!」
「残念、腕もこれから無くなるよ?」
「も、もうやだぁあ!!!許してっ、許してくれっ!!!なぁグラン!!!」
「えー?」
許してだなんて。別に俺は君に何か怒ってる訳じゃないのに。
……あ、でも何か言われていると腹が立ってきた。よーし、何か良く分かんないけど許さない!
島島
そんな訳で彼の手足は綺麗さっぱり無くなった。彼の悲鳴や苦痛に歪む顔に夢中になりすぎてちょっとだけ深く切りすぎたけど。……、切り口はそんなに綺麗じゃないなぁ、うん、まあこれは良いや。
止血云々については切り口によ〜く熱した焼きごてを押し付けたりして、結果ちゃんと血は止まってる。まだまだ息はあるようだ。良かった良かった。
そうそう、血で床が滑りやすくなってるから気をつけないとね。
「……………もう死なせて……いやだ……死なせて…くれ……痛い……痛いよ…」
彼の顔は涙や鼻水やらでぐちゃぐちゃで、酷い物だ。けど、俺的にはこれはこれで良いと思う。俺って変かな?
「死なせて……死なせ、て………」
「え?…うーん……」
そう言われると、死なせたくなくなるよね、………あぁそう、もっと苦しませたくなる。
「反応も薄くなってきたし……腹でも開こうかな?」
「……!!!」
びくっ、と彼は反応し、目を見開いて俺を見た。
………よし、決めた!
「安心しなよ」
俺は血まみれの手で彼の頬を撫でる。
「まだ、死なせやしないからね」
死んだら、それこそ許さない。
おしまい
★★★
実はこれ元々昔別ジャンルで書いた物に色々書き足したりしたのだったり
こんにちは!またコメントして頂きありがとうございます!
ひいいこんな人を選ぶような物ばっかり書いてて申し訳ないやら何やら^q^;;でもそんな風に言って下さり嬉しいです!!
私の考えるグラバンはギャグか猟奇的かの両端です(酷すぎる
ではではコメントありがとうございました!