復習2

なんか最初から「女が悪い」って決めかかってるし、高橋をかばうかばう。
社会的地位を、家族をってうるせぇの何の。
一応言葉を選んでるのも分かるし、こちらを労わっても来るんだけど
最終的には「不倫関係を清算させられた女の復讐」って事で手を打たれそうになったよ。
下手に騒ぐと辛いのはあなただし、逆に訴えられるかもよ?って。
弁護士さんがこれまたやり手と言うか、サクサクと論破していくのが気持ち良かった。

高橋の奥さんも強かった。
「夫はやってないと言っております!私は夫であり父である高橋を信じます!」
って泣きながら証言、高橋も泣きそう。
あの謝罪は何だったのか、また最初の「無罪潔白」「事実無根」を主張してたし、
高橋サイド弁護士も、レイプされた後の私の通院歴をあげて「妄想」と決めつける。
そこで爆弾投下、先の電話の録音テープを再生。
高橋は呆然、弁護士は唖然…
でも弁護士はさすがというか
「これほど冷静に相手を問い詰められるなんて、強姦被害者とは思えない」
「病的な言いがかりをつけてくる相手をやり過ごそうと、話を合わせた」
とか屁理屈こねてきた。でも言ってる自分も信じてないんだろうなって感じ。
さらに爆弾、私の妊娠報告。
高橋は「俺の子供じゃない!!」って泣き叫んでたけど
私の弁護士が「DNA鑑定を要求します」と冷静に言うと、
奥さん卒倒して運ばれて行くし、高橋親か嫁親?はギャーギャー喚くし、
高橋はガタガタ震えだすしで。
その時点でもう高橋サイドの弁護士はやる気なさそうだった。
あの高橋の事だからレイプどころか体の関係すらないとか言ってたんだろうね。
もうボロボロだったよ。
サードレイプとでもいうか
「衆人環視の中徹底的に相手弁護士から詳細を聞かれる」って奴、
覚悟してたんだけども無かったしw
「そうですか」「はい、それでその後は?」と時系列を確認って感じで淡々と進んだ。
肝心のレイプ部分にはあまり触れられなかったな。
私弁護士は
「下手に掘り返すと印象が悪くなるからあえて飛ばしたんだと思う」と言っていた。
私はもうすでにかなり開き直っていたんで、
「やっちゃっていいですよ」と
あえて私弁護士から私に、相手方弁護士の様な尋問をしてもらう。
大丈夫と思ってたが、やっぱり話すと泣けてしまい途中で打ち切ったけど。
傍聴席からもすすり泣く声が聞こえた。
帰りに元上司に話しかけられ、謝罪された。
高橋の将来を考えろ、嘘つくなと言われた事あったんで。
サクッと無視して帰ったけど。
そして判決は当然実刑。執行猶予付いたら控訴する予定だった。
高橋サイドも控訴断念という事で刑務所いってらっしゃーーいwww
民事でも頂くもの頂きました。
高橋は会社首、離婚、新築の家は売って、一文無しの職もなし。
高橋親も家を売り、それを私への慰謝料に充て、田舎へ引っ込んだらしい。
私は中絶し、遠くに引っ越した。
時期的にはもう高橋は出所してるんだろうけど、
会社のあった地方で知り合った人間とはきっぱり縁を切っているし、
どうなったのかは知らない。
なんか最近の派遣ニュースみて思い出した。
状況はどうであれ、とにかく高橋が不幸になっててくれますよーに!
フラッシュバックはたまに
だけどカウンセリングとかに通ってるし、
当時やれるだけやって叩きのめしたから、
自分の中でも結構昇華できてるってのがすごく大きいかな。
それよりもレイプ被害者のほとんどが泣き寝入りしてると言う事を思うと、
本当にやりきれないよ。
もし泣き寝入りにでもなったら、生きて行く気力すら奪われてたかもしれない。
それ位何もかも踏みにじられた感じだもん。