イタリア、長靴の形をしたヨーロッパ国。
ローマには、世界最小の国 Vaticanが在る国。
そのイタリアのほぼ中央にアシジの街が在る。
長閑な場所らしい
でも有名な街。
そこで今から800年前に
ひとりの裕福な家庭の息子が
イエズスに呼ばれた。
そして、修道会を造った。
小さき兄弟会‥後にフランシスコ会となり世界中に会員を有する修道会となった。
そのフランシスコ会も、今は3派に分裂してしまった
聖フランシスコの精神には、そぐわないのだけれど‥
そのひとつ、コンベンツアル聖フランシスコ修道会。
今、俺が居る場所。
今日、そして明日と聖フランシスコ会創立800周年の記念として
兄弟の集いが行われている。
日本管区は聖母の騎士会と称している
アウシュビッツで囚人仲間の身代わりとなり殉教された
聖コルベ神父様が日本で開いた修道会である。
そして日本のコンベンツアルは聖母マリアの取り次ぎで発展してきたのである
長崎・本河内の御聖堂の正面祭壇の後ろには、無原罪の聖母マリア様の御像が、主の十字架と共に掲げられている。
記念ミサは、その聖母マリア様ね前で、日本中から集まった兄弟と騎士会の人達とで上げられた。
立派な聖堂、前教皇ヨハネ・パウロ2世も、マザーテレサも祈ったこの場所に今、兄弟の端くれみたいな顔をして祈っている‥
長崎に来てもうすぐ3ヶ月、毎日が御恵みの日々であったのに、
長崎に呼ばれた理由は、今日の為だったと、感じた。
日々の御恵みも全て今日に続く為の恵みだったんだと感じる
フランシスコ会の兄弟達は、年齢なんて関係ない、みんな本当の兄弟の様に暖かい
俺の知らないところで、まだ正式入会もしていないのに、何処の修道院にしようか‥
修道士志望らしいが、司祭にしようなどと話していたりしてくれている。
権威なんて言葉は存在しない、司祭であろうと修道士であろうと修道院長であろうと管区長であろうと、そこに在るのはお互いを尊敬しあう姿である。
勿論、長上には従順ではあるのだが、そこに在る上下関係は家族のそれの様だ。
たいして、聖フランシスコを知りもしないで此処に来て
この3ヶ月弱の間に少しづつ聖フランシスコを学び感じてきた
そして今日、
フランシスコに逢いました。
フランシスコ、あなたに寄り頼みながら、あなたと侶に、主の小さな最も小さな道具として生きさせて下さい。
フランシスコ、あなたの後ろから着いて歩かせて下さい。
この素晴らしき兄弟たちと。