やりたいこととできることは
違うので
ボクは独り路頭に迷います
しかし何故チラつくのか
キミ達のお顔が?
659は
ゴシックでブラックで上品で
グロテスクでアウトローな
シュルレアリスムとダダイズムの狭間の
そんな魅力の牢獄にして
しまいたかったのです
そこのキミの
そしてボクの
欲望を手込めにして
縛り上げてしまいたかったのです
そうしたこの牢獄を
好きだと云ってくれるヒトも
またあるはずなのです
しかしボクは罪深き
甘くて甘くてかわいい夢に
現をぬかしてしまうのです
それは結局
ボクの周りの彼女達は喜ぶでせう
それでもでもでもボクはきっと
悲しいのですそれでは無いのです
胸を蹴り手首を掻き
痛みに恐怖は伴います
真理と恐怖は旋回する平行線なのですから
シュルレアリスムとダダイズムが相反する同一の理論であるやうに
望むものと創るものとは同じ線の上に乗るものであるとは限らない
幽玄なる喧騒に耳を傾け静寂を聞くことが出来るかと問われれば
ボクはただ
勇敢にも震え上がるしかないのです
なぜなら1番恐ろしいのは
ボクであって
ボク自身を描く事が
ボクの出来うる
そしてボクの望む
ただひとつの真実なのでせう
しかし