※ポケモン同士の会話を翻訳しています



ダグトリオ「おい、しっかり着いて来れてるか?」


ニド「大丈夫だよ。穴の大きさは余裕があるから」


ダグトリオ「しかし、お前の御主人は不思議だな。俺とお前の話をまるで本当に理解してるみてぇだ」


ニド「本当に分かってるのさ。オイラの言いたいこと、本当に分かってくれてるんだ」


ダグトリオ「ふ〜ん…よっぽど仲良いんだな」


ニド「えへへ。ところで、本当にこににゴーストがいるの?」


ダグトリオ「あぁ。忘れもしないぜ、あの夜のことは…。いつもみたいにトキワの森の中の餌場にいた時だった。どこからか突然現れて、仲間達を眠らせては体力を根こそぎ奪っていきやがったんだ。こっちの言うことには耳貸さねぇし、攻撃しても仲間から体力を奪ってすぐ回復しちまう。おかげでこっちは為す術なしだった…」


ニド「やられた仲間は大丈夫なの?」


ダグトリオ「なんとかな。今は別の餌場を見つけて、そこで過ごしてるが、やっぱりトキワの森のあの場所が一番だぜ。早いとこあのゴーストにはいなくなってほしいと思ってんだ。あいつ、昼間は俺達のねぐらに居座って寝てやがるんだ。そんで夜になると外へ出て見境いなく襲っては体力を奪って、満足したら戻ってくる。うんざりしてんだぜ、全く…」


ニド「…ゴーストは、一体何がしたいのかな?」


ダグトリオ「さぁな。あいつが何を考えてるんだか、俺にはどうでもいいことさ。早いとこ出て行ってもらって、元通りの生活をしたい。それだけよ」


ニド「大丈夫。きっと僕の御主人がなんとかしてくれるよ」


ダグトリオ「頼りにしてるぜ。…っと、着いたぜ。ここが俺達のねぐらだ。ほれ、あそこにいやがるだろ」


ニド「……ゴースト」