ケムリ

単行本派なのでネタバレ見たくないという気持ち昔は同じだったけど、執筆する先生自らと公式アプリのご厚意で最終話まで無料で読ませてくれてる漫画の事は流石にネットで書き留める権利もあると私は思う
無料期間も太っ腹だけど普段から工夫すれば現金を使わずに読ませてくれてる配慮があって、ヤンジャンアプリはマジでそんなんで大丈夫なのかと心配になる程懐深いよ

夫と泣いたり泣かせたりひと悶着している間に越して以来ずっと干上がっていた住居傍の川が、突然なみなみと流れ出していた事に昨日気付いた
夫も私も流れる川が好きだが、それは幅からして只の農業用水路と踏んでいたので特別気に留めるような存在では無く、だがあまりにもなみなみと流れていたので夫にその事を話しながらGoogleマップで確認したところ、きちんと名のある川であり、複数の市町を跨ぐ立派なものであったので喫驚した
行く末、来し方の順に辿ったところ、どちらも果ては同じ川に着くのだったのだが、その源流である川も遡ってみたところあるところで突如発生している格好だったので、また二人で驚いた
湧いているのか、地下に潜っているのかとても気になる、見に行ってみたいねぇと、不仲では無いが距離感が掴めずにいた私達も何となく同じ場所に戻ったのだった

年齢のせいか他人の事なぞ一個も分からんと思ってたのが急激に変わってきた
本当は分かっていないのだとしても分かるよと感じたり、その事で自分が救われたりする
「年齢のせいか」とは言え只漫然と年齢だけ食ってたら多分こうはなってなくて、結婚して他人の生活というものが身近になったのがでかいと思う
今までのやり方で生きられなくなって、生まれて初めて「死にたい」という気持ちが湧いた
夫は私の全てを許してくれて、なのに私は夫に対して一つだけ幾ら考えても許せない事があったから
私は許せないならさようならという生き方でやってきて、いつだって自分が神だったので、幾ら嫌な事があっても別に死ななくて良かった
生意気なのでいつ誰かに刺されたりしてもおかしくはないなとは思っていたけれど
「どうやっても折り合いがつかない」と夫に告げて、夫が苦しむのを見たり、同じようなことに板挟みになっている「妻」というカテゴリーの人々の苦悩や選択、解決法を読んだりしているうちに、やっぱり別に死ななくて良いという結論に今は至った
比類無い程自分を愛してくれる人間に「なんだコイツ全然解り合えねえ」と思う事があったとしても別に孤独な訳ではないし、のうのうと生きて良い

「スピンオフも全然ありだと思います」
信じたいですね

単行本では加筆ありとしても、これはこれでさっぱりしたラストで良いな〜と思いました
杉元が死闘してる間とっくに梅ちゃんの目が治ってたのも男女や人生ってそんなもんだよなって感じで
寅次や杉元、男連中が悲観したりやんや言わなくても立派にやっていってる梅ちゃん
あくまで寅次の想いだとして金塊について何も告げない杉元も立派だね
物自体に罪がある訳じゃなかった
月島軍曹にも最後の最後でやっと自分の未来が見えて良かった、ありがとう鯉登
鶴見中尉の痕跡が一つも見つからないのホラー映画みたいで良いですね
山猫は何だか少し満足気な顔をしているね
杉元が心を決めた時のアシリパさんの笑顔はお母さんに似てとってもピリカメノコだった
食育の成果が出て良かったね
谷垣は幾らなんでもパパ過ぎるし、金が欲しいだけでこれといって夢の無かった白石が房太郎の意志を継いだのも何もかも良かったな
木曜日が来るのが楽しかった

ゲームやり過ぎなんでこれやりました
解れるし生活に無い動きをするのはなんだか面白いね

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