スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

骨休み

本日の更新

trust me 28


暑くなりましたな・・・
そろそろ毛布はしまおう(;A´▽`A


日常風景F



「疑問なんだけど、千秋ってなんで秋汰の前でもああなんだ?」
「ああってなんだよ、ああって」
「いや、ほら、猫被りというか何というか・・・」
「猫被り・・・随分酷いこと言ってくれるじゃねえか」
「え、ちょっ、悪いって。そんな満面な笑みを浮かべて怒んなよ」
「まあ、いいけどよ」
「(ほっ)でも本当、不思議なんだけど何で兄弟の前でも本心を出してないんだよ」
「んー何ていうか。俺って小さい頃から病弱で、色々と大人に迷惑を掛けてきたんだよな。そのせいか他人の顔色を窺うのが癖になっちまってさ」
「それで、ああいう感じに?」
「多分そうなんだと思う。他人が俺に望むイメージ通りに振る舞うようになったんだ」
「・・・何で俺には違うんだ?」
「・・・・」
「ま、まさか気を使う価値もないってことか!?こいつなら顔色窺う必要ねえみたいな!?」
「はあー・・・(何で若干ずれてるかなー・・・。ここはそう普通、唯一心を許してるからとか思わねえかな・・・)」



この二人はどちらかというと千秋→→→←基な関係だと思う。
少し天然ボケが入っている基と、苦労性の千秋。
日常的には反対だけど、二人の関係になると立場が逆転する。


日常風景E

本日の更新

trust me 27



「そういや、司。お前ちゃんと学校に行ってんのか」
「あ?行ってるけど」
「本当か?何だか最近うちに入り浸りになってるみたいなようだが」
「そりゃ恋人同士なんだから、寸暇を惜しんで会いに来てるんだろうが」
「(勝手に作りやがった鍵を使ってな!)でも、家にも帰れよ?親も心配するだろう」
「ああ、大丈夫大丈夫。恋人の家にいるって知ってるから」
「ちょっと待て!!!それってもしかして俺の名前を社長に恋人として告げたってことか!?」
「落ち着けよ、和正。そんなことしてねえって」
「そうか、なら良いが・・・」
(俺が言わなくても、知ってやがったんだよなー親父)




和正の苦悩は続く・・・。
日常風景シリーズは10作品分書いたら短編集にまとめてアップしようと思っています。
あと、4回!
完結作品から選んでいこうかと思ってます。


日常風景D



「神那様!おかえりなさい」
「ああ、今戻った」
「今日はどちらに行かれてたんですか」
「あの丘に行っていた」
「そうですか・・・」
「・・・巫女たちは・・・華凜は安らかに果てたのだろうか」
「・・・それは・・・きっと、成仏してくれたと思います(少なくとも、僕はそう願っています)」
「そうか・・・そうだな」
「・・・気になりますか」
「・・・ああ。華凜たちがああなったのは全て我の責だからな」
「そんな!そんなことはないです!神那様のせいでは決して・・・!」
「・・・すまない」
「神那様・・・(神那様はやはり、華凜様のことが最も気掛かりなのだろう・・・。やっぱり、神那様は華凜様を・・・) 」



決して言葉にはできない。
できたら、それが揺るぎない真実になってしまいそうで。

5つ目で初のシリアスパート。
本編終了後の二人の擦れ違いの残る関係を表してみました。



日常風景C



「寒くはないか」
「何か食べたいものはないか」
「何か欲しいものはないか」
「・・・京丞さん、別に大丈夫ですよ」
「本当か」
「そんな気を使わなくても、もう安定期に入ってますし大丈夫です」
「そうか・・・それならいいが・・・」
「そんなことより、京丞さんにはもっと大事なことで悩んでほしいんですけどね」
「・・・何のことだ」
「・・・この子の名前です。もう考えてくれましたか」
「・・・そうか、名前か」
「(あ、今気付いたみたいだ)・・・もう、僕のことなんかより、この子のことを考えてあげて下さい」
「それはできない」
「???」
「俺にとって一番大切なのは、咲夜なのだから」
「・・・も、もう京丞さんったら・・・2番目でもいいから、早く考えて下さいね!」



更新日じゃないけど小話。
続編後の一幕。
咲夜と京丞の距離感が難しい。