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日常風景D



「神那様!おかえりなさい」
「ああ、今戻った」
「今日はどちらに行かれてたんですか」
「あの丘に行っていた」
「そうですか・・・」
「・・・巫女たちは・・・華凜は安らかに果てたのだろうか」
「・・・それは・・・きっと、成仏してくれたと思います(少なくとも、僕はそう願っています)」
「そうか・・・そうだな」
「・・・気になりますか」
「・・・ああ。華凜たちがああなったのは全て我の責だからな」
「そんな!そんなことはないです!神那様のせいでは決して・・・!」
「・・・すまない」
「神那様・・・(神那様はやはり、華凜様のことが最も気掛かりなのだろう・・・。やっぱり、神那様は華凜様を・・・) 」



決して言葉にはできない。
できたら、それが揺るぎない真実になってしまいそうで。

5つ目で初のシリアスパート。
本編終了後の二人の擦れ違いの残る関係を表してみました。



日常風景C



「寒くはないか」
「何か食べたいものはないか」
「何か欲しいものはないか」
「・・・京丞さん、別に大丈夫ですよ」
「本当か」
「そんな気を使わなくても、もう安定期に入ってますし大丈夫です」
「そうか・・・それならいいが・・・」
「そんなことより、京丞さんにはもっと大事なことで悩んでほしいんですけどね」
「・・・何のことだ」
「・・・この子の名前です。もう考えてくれましたか」
「・・・そうか、名前か」
「(あ、今気付いたみたいだ)・・・もう、僕のことなんかより、この子のことを考えてあげて下さい」
「それはできない」
「???」
「俺にとって一番大切なのは、咲夜なのだから」
「・・・も、もう京丞さんったら・・・2番目でもいいから、早く考えて下さいね!」



更新日じゃないけど小話。
続編後の一幕。
咲夜と京丞の距離感が難しい。




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