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日常風景F



「疑問なんだけど、千秋ってなんで秋汰の前でもああなんだ?」
「ああってなんだよ、ああって」
「いや、ほら、猫被りというか何というか・・・」
「猫被り・・・随分酷いこと言ってくれるじゃねえか」
「え、ちょっ、悪いって。そんな満面な笑みを浮かべて怒んなよ」
「まあ、いいけどよ」
「(ほっ)でも本当、不思議なんだけど何で兄弟の前でも本心を出してないんだよ」
「んー何ていうか。俺って小さい頃から病弱で、色々と大人に迷惑を掛けてきたんだよな。そのせいか他人の顔色を窺うのが癖になっちまってさ」
「それで、ああいう感じに?」
「多分そうなんだと思う。他人が俺に望むイメージ通りに振る舞うようになったんだ」
「・・・何で俺には違うんだ?」
「・・・・」
「ま、まさか気を使う価値もないってことか!?こいつなら顔色窺う必要ねえみたいな!?」
「はあー・・・(何で若干ずれてるかなー・・・。ここはそう普通、唯一心を許してるからとか思わねえかな・・・)」



この二人はどちらかというと千秋→→→←基な関係だと思う。
少し天然ボケが入っている基と、苦労性の千秋。
日常的には反対だけど、二人の関係になると立場が逆転する。


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