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ほおづえついて(赤黒)

左手で本のページを繰りながら、右手の甲に乗せた頬。
内容は脳内を左から右に滑って消えていく。
部活で酷使した身体と、差し込む陽気。まだ体力に余裕こそあるけれど、それでも今日の陽射しは睡魔を呼び込むくらいには強力らしい。
うとうとと眠りに引き込まれる感覚に身を委ねようか。
右手にかかる重さが、少しだけ増した。
部員に見られたら、威厳が減るだろうか。
そう考えた僕の頭上に降る、声。
「そのポーズ、似合ってますね」
右側から突然現れた黒子を一瞥すると、彼は無表情を分かりにくく笑みに変えた。
椅子の足が床をこする音がして、隣に影が差す。黒子が座ったんだろう。
「眠たそうですね」
「……まあね」
髪に熱が触れて、少しだけ引き寄せられた。さっきより斜めになる態勢と、僕を支える身体。
ふわりと石鹸のような清潔な甘さが漂って、鼻をくすぐる。
「少しだけ……」
また、うとうとと眠りに身を任せる。今度は、先ほどよりずっと眠りに引き込まれる速度が速い。それは、隣にお前がいるからだろうか。
そう問いかけようにも、僕の意識は心地よさに飲み込まれてしまった。


初めましてのご挨拶。

サイトはなかなか更新できないだろうから…出張版作ってみました!
小ネタとか会話文とか投稿できたら良いなあとか思ってます。

今までのブログだとメール投稿ができないので、空いた時間にさらっと出来なくて困ってたんです(笑)
こちらはメールでいけるので、気軽にちょこちょこっと更新したいものです。

と、いう文章を黒バスDVD3巻のfeat.CD聞きながらぽちぽち打ってました。
テストの代わりだったりします(*^^*)
あぁもう細谷さん素敵!
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