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いつまでだってその手を  ユリフレ

「嫌な夢を見たんだ…。
とても恐い夢を…まるで足元がガラガラと音を立てて崩れたみたいだった…
目の前が真っ黒になって、何も聞こえなくて……目が覚めた時、夢で良かった…って、思ったけど、でも…多分、きっと、それは現実に起きうる事で…それがいつかはわからないけど、でも…っ…
それでね、変な話なんだけど…僕はその夢が現実になった時には、笑顔で受け入れなくちゃいけないんだ…でもね…それは僕にとっても喜ばしい事のはずなのに…とても辛くて…気付いたら、泣いてたんだ…」





そこまで一気にまくし立てるように話したフレンは、夜の闇を背に纏って、その夢の内容を思い出したのか今にも泣きそうな顔で笑った。
普段着けている甲冑は今はその身体にはなく、薄手のシャツを一枚着ただけのいかにもこれから休みますと言ったラフな格好で、俺の下宿先の部屋の前に心許無さそうに立っていた。

その表情が普段は滅多に見せる事のないものだった事と、聞いてもいないのに顔を見た途端イキナリ話し出したフレンに呆気に取られて、言葉を失ったまま動けないでいた。

そんな俺を気にする風でもなく、

「ごめんね…ただ、君に会いたくなって…」

と、また無理矢理作ったような笑顔で、小さく呟いた。

「こんな夜中に突然押し掛けてごめん…それじゃ…」

俯いて薄く笑ったフレンは、何も言えずにいた俺の態度を拒絶と取ったのか、震える身体を抱き締めるようにして背を向けた。

「ちょ、フレン!!」

俺は咄嗟に弾かれたように手を伸ばし、普段甲冑を着けているせいで見た目からは想像の出来ないその細い腕を掴んだ。
また痩せたんじゃないか、と密かに眉間に皺を寄せて、帰ろうとするフレンを引き留めるために軽く掴んだ腕を引くと、予想に反してフレンの身体が傾いて俺の胸に倒れ込んだ。
見るとフレンの顔は真っ青で、半分闇に紛れていた事と、いつもは真っ直ぐ前を見据えて輝いているマリンブルーの瞳が、今夜は下を向いた事と、そのせいで顔に掛った前髪が影になって顔を隠してしまっていた事によって、気付くのが遅くなってしまった自分に小さく舌打ちをして、以前より痩せたように感じる身体を支えた。

「…っ…ごめ、…」

辛そうな顔をして密着した身体を離そうとするフレンを強く抱き締めて、部屋に入るように促した。

「コーヒーでも淹れてやるから、ちょっと休んでけ」

こんな夜更けに、上着の一枚も羽織らないままで、いったいいつから外にいたのか身体の芯から冷えているように感じるフレンの身体を殊更強く抱き締めると、片手はそのままに、華奢な身体に纏わり付く闇を払うようにドアを閉めた。











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私の書く文章は一文がやたら長くて回りくどい上に何が言いたいのかよくわからないと言う散々なものに…;;;
えぇと、一応続きは考えてあるので、続く…と思いますが、取り敢えず今日はもう寝ます;;;←

こうして間を置く事によって仕上げられなくなると言う罠…orz;;;
でもこれはちゃんと最後まで書きたいと思います。
お付き合い下さる方だけ、お待ち頂ければ幸いです;;;
いや無理って方はどうぞ忘れてやって下さい;;;

ではでは、おやすみなさいませ〜★





…こんな時間までパソ子いじったの…何か月ぶりだろう…


小ネタ的な何か?

「言っただけ
ママがしゅきだからちゃっ」

さっき近所のスーパーに買い物に言った時、通りがけに聞こえた、小さい女の子がお母さん言ってた言葉。

お母さんの好きなものの名前か何かを言ったのか、それともお母さんが好きだから何かを言ったのか、それはわかりませんが、なんだかほのぼのとしました(*´ω`*)


そこで思い付いたユリフレ。



その1
「あ、フルーツパフェ」

『なんだよ、食いたいのか?』

「いや、ユーリが好きだからさ(満面の笑み)」

『っ…//////(ちくしょー可愛い事言いやがって…)』


その2
「僕も君みたいになりたかったな…」

『なんだよ、フレンがそんな事言うなんて珍しいな。なんかあったか?』

「…いや、ユーリが好きだからさ…(照れてほんのり頬を染めつつ)」

『っ…//////(なんだこの可愛いいきものっ…)』



…なんか、はい、すみません色々と…;;;
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