同じことをすれば、
気持ちが分かると思った。
どんな想いで死んだのか、
どんな想いで生きていたのか、
分かると思ったんだ。
でも、司に止められて、
彼の顔が浮かんで。
一瞬にして、
私の行動でどれほど悲しむか、
どれほど傷つけるか、
どれほど苦しませるかが分かって、
結局、出来なかった。
昨日彼と話をした。
すごく、悲しい顔をさせてしまった。
もうしないと、約束をした。
どうか私を許さないで欲しい。
そうすれば、
ずっと私は約束を守れるから。
"生きてて良かった…"
そう呟いた彼の顔を、
私はきっと忘れない。