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誰になりたいの?

ネオンデーモン


主役は、マレフィセントでもお馴染みのエル・ファニング。

ずっと予告で見たときから気になっていたんです。
セリフが、すごく好みで。

「お母さんは、私をこう言った。ーー"危ない子"」

そのときのエル・ファニングの瞳が、ほんとうに危うげで魅力的で、すぐに好きになってしまいました。


見てみると、ネオンデーモンは、すごくセリフが少ない。
説明がないというか……主人公の背景とか、それに至る経緯の話はまったく出ない。

感じて、分からないで、放っておいて、でも気にして……そう囁かれているよう。


そして、映像がどれも綺麗なのです。
どこを写しても美しいのに、どこを見ても暗がりにいる。これがモデル業界なのかしら?

点滅する光、鼓動、リミックス
ドラッグ映像と呼ばれる通り、頭にちかちかと離れない。

みんな私に成りたがる。
削って、積めて、
いつか……私の劣化版でもいいからって。


可愛さだけを武器に出てきた田舎少女。
その可愛さは、どんどん溢れて止まらなくなる。


ネオンデーモンを見ていると、不思議と、本物が恐ろしくなってくる。
なにもなくて美しいなんて、絶望でしょう。




クラムボンとメメクラゲ




夏の日差しが沈むころ。
生ぬるい風を浴びながら、音楽を聴く。

優しさを孕む狂気

world end girlfriend の、last waltz
あの緩やかに細くて、重い音を聞いていると海をたゆたう泡の気分に浸る。


いいなあ
気持ちいいなあ

ちょっとだけ、寝てしまおうか。



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