それは、
ある日のキッチンでの出来事。
「先輩ってーベル先輩と付き合ってるんですよねー?」
「え…うん、まぁ……どしたのいきなり…」
「どこがいいんですかー?
あんな馬鹿でナルシストでわがままで自己中で利己主義者で変態で顔もまともに見えてないイカレ堕王子のー」
「ちょ…それ言い過ぎ…………あながち間違ってはいないけど……」
「だって本当のことじゃないですかー、
見て下さいよコレー、
背中向けた途端にブスブスってー」
「うわっ…フラン!こんなにナイフ背中に刺さってて平気なの!?」
「平気じゃないですけどー、
堕王子ごときに殺られるほどか弱くないですからー」
「や…か弱いとかそういう問題…?」
「なんでもいいんですけどコレ抜いてもらえますー?」
「あ、そっか……って…普通に抜いちゃっていいの?」
「ジャンジャン抜いちゃって下さいー、
こんな趣味悪いナイフ刺さったままじゃ恥ずかしくて逆に死にそーですよー」
「そ…そう……じゃあ……」
「あ、
一応痛いんでソフトにお願いしますー」
「……う、うん……」
「ところで先輩はサすのとサされるのどっちが好きですかー?」
「……何その質問……」
「どっちかっていうとでいいですよー」
「…………そんなのどっちも嫌だよ………私別にヴァリアーなわけでもないし…だだの雑用係だし」
「先輩はどっちかっていうとサされる方がお似合いですよー、
因みにミーはサす方が好きなんですけどねー」
「……それはそうだろうね…」
「やっぱりそう思いますー?
じゃー意見が合致したところで一回試してみませんかー?」
「…試すって何を?」
「ミーがサしてー先輩がサされるっていうのですー」
「は?ちょ…何言ってんの?私はフランと違って刺されば怪我するんだよ、
下手すれば死んじゃうんだよ?」
「大丈夫ですよーもう痛いなんて思うほど初々しく無いのはわかってますからー」
「いや…言ってる意味全然分かんないんだけど…?」
「んじゃーナイフも全部抜けたところで始めちゃっていいですかー?」
「え……や…やめとく、
なんかおっかないし…」
「大丈夫ですよー堕王子もちょうどおこりんぼのボスに呼ばれていないみたいだしー」
「い……いや…ちょっとフラン?」
「チャンスだと思うんですよー堕王子とミーとどっちがいいか比べてもらうー」
「だ…だから言ってる意味分かんないし…なんか近いし!」
「近付かなきゃサせないじゃないですかー」
「…な…なんか良く分かんないけどサさなくていいから…ちょっと離れ……」
「もう無理ですー」
「ちょ…何やってんの!?どこ触ってんのー!!」
「一応慣らさないといくら先輩でも痛いんじゃないかなーって思ったんでミーなりの優しい心遣いですー」
「何言ってんの!何してんの!サすってそういうこと!?」
「このままでいいならさっさとヤっちゃいましょー、
堕王子って無駄にこういう時勘が働いたりしそうなんでー」
「無理無理無理無理ー!!」
「あー知ってますー?ジャポーネでは"刺す"っていうのを"挿す"に直すとこういう意味になるんですってー」
「し…知らないよそんなのー!!」
「それじゃーいただきますー」
「いただくなぁぁぁぁぁ!!!」
本当どうでもいい話(´∀`)
でも続きもまた書こー(´∀`)