それは竹寿司二階山本武自室にて、
山本武のあぐらの上に抱っこされながらテレビで野球観戦していた時の出来事。
「ねぇ、山本君…」
「悪り、も少し待ってくんね?今いいとこなんだって」
「……何がいいとこなの…?」
「9回裏で同点ヒットだぜ?こんなおもしれー試合なかなかねーよ」
「……ふーん…」
「おっし!これ決めたら逆転だぜ!?」
「……………」
「うわっ、今のは高過ぎんだろ…」
「…………………」
「あっぶね!ここまできて牽制とか無しだろ」
「………山本君」
「あー悪り、今いいとこだか……」
「さっきからずっとそればっかりなんだけど……」
「いや本当あと少しなんだって」
「……退屈…私もう帰ってい?」
「ちょ…待てって、んなに怒んなよ、終わったら構ってやっからさ」
「……いい、
構ってやるとか何様なのさ…」
「ハハッ、悪り、終わったら構って欲しいからそばに居ての間違いだったわ」
「……どういう間違い方なのそれ…」
「マジで悪かったって、
だから怒ってねーでこっち向けって」
「や…ちょ……スカートなんだから跨がせないでよ!……パンツ見える…」
「俺しかいねーんだから別にいいんじゃね?」
「良くない!…ってちょ…山本君っ…」
「あーやべ、なんか野球よりこっちのが楽しいかも」
「……調子いいんだから………テレビ、消してくんなきゃやだ……」
「……消したらしてい?」
「…………野球より私のがいいって言ってくれたらね……」
「あったりめーだろ、
お前より好きなもんなんかあるわけねーよ」
「……………じゃあ、す…───」
「あ!ちょっと待った!すげー!逆転サヨナラホームランだ!?」
「………………馬っ鹿じゃないの!?もう帰る!」
「わー!待てって、今消すって!もう見ねーって!!」
なんて感じで、
一階にいる剛さんに気付かれないようにイチャイチャニャンニャンしてみたいな…なんて(´Д`)
こういうウザくて面倒な子個人的には嫌いですけど(笑)もっちゃんは逆に好きそうな気がします(笑)
W/B/C決勝戦見てたらなんとなく書きたくなったノープランでしたぁ(笑)
♪おしまい♪
野球とか興味皆無ですけど、
日本優勝してくれてなんか嬉しいなヾ(*´∀`*)♪
それはある日のラボでの出来事…
「わぁぁぁぁぁ!!スパナ助けて!降ろしてー!!
「………今忙しいんだけど…何の騒ぎ?」
「な、なんのって…コレ!どーにかしてよ!!」
「……あんた何やってんだ?」
「知らないよ!いきなりちっちゃいモスカが来たかと思ったら何も言わないで持ち上げられてここまで連れてこられたの!」
「………呼んでも来ないと思ってたら…なるほど」
「ちょ…納得してないでなんでもいいから早く降ろしてってばぁ!」
「…モスカ、もういいよ、そこ置いといて」
「わわっ!い、たたっ…………何なの一体…?」
「あれはウチの脳波を読み取って、呼ぶだけでその時一番欲しいと思ってるものを持って来るようにプログラムしてある、
アウンのコキュウだ」
「……何その日本語……」
「一番気が利く助手ってことだ。
普段ならこのキャンデーだとか、動かなきゃ届かないとこにある部品なんかを持って来る」
「…それがなんで私を運んでくるわけ?故障?」
「メンテナンスは完璧だ、だとすると………」
「…だとすると?」
「ウチがあんたを欲しがってたってことになる」
「…………は?」
「そんなこと考えてたつもりはないけど、潜在的なものをモスカが読み取ったのかもしれない」
「…な…なんか意味が良くわかんないんだけど……」
「つまり今ウチにはあんたが必要だったってことだ」
「や…その意味が全然わかんないんだけど……」
「そうと分かればゼンハイソゲだ」
「……だから何その日本語…」
「時間も勿体ないし、ここでもいいだろ」
「は……な…何が……?」
「機械ばかり触ってたからなかなか加減が分からないかもしれない、
痛かったら言え」
「や…ちょっとスパナ!何す……」
「何って、あんたを補給するんだよ」
「ぉお、お断りします!!!!!」
「大丈夫、すぐ済む…………………と思う」
不足してたものをたっぷり補給して満タンになったスパナさんでしたが、
なぜだかモスカは毎日のように彼女を運んで来るのでした。
「……ウチ、そんなに欲しがってるのか?」
なのに、
すっかりそゆことするのに自分がハマってるとは気付かない、人間らしいことには鈍いスパナさんでした♪
おしまい♪
ミニモスカ可愛いですよねー(^w^)
一家に一台欲しいですー♪