リシュケシュにはたくさんの欧米人がいるのですが、
旅人としてとても尊敬できるところがあるなと思うのです。

まず、この年の瀬にあえてインド、そしてリシュケシュをチョイスする
その通な心意気が素晴らしいと思います!
ひとりで来ている人もいれば、カップルで来ている人、
少し年配の方など、たくさんの方をお見かけします。

そして現地のものに触れようとする気持ちも強いように思います。
ローカルの屋台や、フレッシュジュースなどにトライする人、
いろんなストールやセーターを買っている人もよく見かけます。

あと今日せまいカフェに犬が入りそうになっていたのだけど、
日本人的な感覚でいくと犬を見ると、どうしてもかまれたら狂犬病というイメージが
わきますよね。でも欧米人の方は
「あら可愛い犬ね♪でもお利口さんだから店の中には入ってこないのね。」
みたいな反応だったので、尊敬してしまった。
なんて懐が広いのだろう。

そういえば、同じ町に長いこと滞在する、いわゆる沈没ってやつを
私はこれまであまりやってこなかったけど、今回の旅をふりかえると、
これはこれでいいかもねと思う。
ホテルの人だけではなく顔見知りの人も増えてくる。
(いつも近くのヨガ教室でゆるい客引きをやっている人、同じ場所にいる物乞い、
耳かきやさん、違う場所で何回か遭遇する旅行者など)
そして同じ場所でも、時間帯によって景色や雰囲気が違ったりするよね。
(夜のラームジューラーがあんなにライトアップされてるなんて知らなかったし、
昼すぎに人でごったがえして全然前に進めないラクシュマンジューラーもよい)
でも、どこかで読んだけど、旅人は何にもなれない。現地人にはなれない。
その経験をふまえて、何をするかが大事なんだよね。
楽しむだけでもいいかもしれないけれど、私は次の次元に行ってみたいなと思う。
そのためにはやっぱり言葉の壁がでかいように感じる。
いや、言葉の壁というか、何かを伝えたいという思いを妥協してはいけないなと
思います。