あけましておめでとうございます♪
そろそろリシュケシュにも飽きてきて、はやくデリーに、いや日本に帰りたい私です。
インドではディワリが新年にあたると言われているので
1月1日はひとつの区切りにすぎないように思います。
というわけで今年はお正月特有の感慨深い気持ちはほとんどありませんでした。
少し損をしているような感じがしてくやしいけど、仕方ないよね。

そんな私の大晦日。
日本のみなさんに言ったらひかれそうな出来事がたくさん起きてしまいました。笑

昨日はお昼すぎから、ラクシュマンジューラーの横にある
「Shri Trayanbakshwar Mandir」という13階建ての寺院の
お参りをしてきました。
5年前にリシュケシュに来たときの記憶がほとんど残っていないけれど、
このお寺に来たのは覚えている。
13階建てということもあって、リシュケシュを象徴する建物の一つではないかと思う。

まあ今回もせめて1回は行っておこうかな、と思ってざっと見てきました。
気づいたことは、お寺の中の様々な案内がほぼヒンディー語であること。
神様の名前とかヒンドゥー教に関する記述は仕方がないと思うけど、
写真撮影禁止とか必要最低限の案内は英語でも書いてあげたほうがいいのでは?
という気持ちになりました。
あと、お寺の中にアクセサリーやさんなどのいろんなお店が入っていた。
全然売れてなさそうやったけど、どうやって商売が成り立っているのかが気になる。
まあここに限らないけど、屋台や個人商店で生計を立てている人は
本当に暮らしていけるのか?と心配になるよね。

とりあえずお寺の一番上からガンガーを見下ろすと、足がすくむ思いがする。
やっぱりかなり高い場所にあるということを実感した。
面倒くさがらずに来てよかったね。

そのお寺から路地を見下ろすと、私の大好きなグァバが売っている八百屋を見つけました、
お寺を出たあと、そこでグァバを3つ買いました。
そのままラクシュマンジューラーをわたってホテルに戻ろうとしたときに事件発生!
なんと猿に襲撃されてグァバを奪われてしまったのです!笑
ほんまに猿って賢いもので、グァバの入っていた袋をひっかいて落としたところを奪うという…。
あまりに一瞬の出来事やったので、グァバを奪われて悲しい、くやしいという気持ちよりも、
その知性に感心してしまったのでした。
でも猿にひっかかれなくてよかった…もしひっかかれていたら狂犬病の疑いありということで
病院に行ったほうがよかったかもしれないね。
これが大晦日に起きた事件のひとつめ。

ふたつめの事件はホテルに戻ったあとに発生しました。
夜、シャワーをあびようと思ってギザのスイッチをオンにした。
しばらくして、本当にお湯が出るか確かめてから服を脱ごうと思って、
シャワーのお湯の方をひねるも、お湯どころか何も出ない!(水のほうは出る)
ギザにも蛇口のようなものが2つついていて、片方からは少し水漏れがしている…
この蛇口が原因か?と思って、少しひねってみると、
蛇口がはずれ、ギザから水が噴射!ブシャー!
分かります?ギザって壁についているのですが、そこから地面と平行に
ものすごい勢いで水が出てとまらないのです。
もちろんはずれた蛇口をふさごうとするも、あまりに水の勢いがすごいので
私の力だとはじかれてしまう。
じゃあギザの中の水がなくなるのを待つか?と思ったけど、
今外れてしまったのはシャワーの蛇口ではなくギザの蛇口なので、
おそらくこのままではホテル全体のタンクの水がなくなってしまうのでは?!
という結論に至り、ホテルの兄ちゃんたちを呼びに行きました。

とりあえずホテル全体のタンクの水をとめ、ギザの蛇口をふさいでもらいました。
蛇口が壊れたというよりは、これまでの蓄積で蛇口がしっかりしまっておらず
緩んでいたことが原因であるようでした。
Gyser ka dil tut gaya...
というどこか詩的な発言も飛び出し、笑うしかなかった。

そのあと、兄ちゃんたちにマトンカレーとウイスキーをご馳走になり
私の大晦日は終了。
となりのOSHOでは、日付が変わるまで狂ったように踊っているようで
相変わらず爆音と叫び声が聞こえてくるのでした。
ああ、私は日本の荘厳なお正月が好きなのになあ!
とんでもないところに来てしまった!と思ったのでした。
ちょうど日付が変わったころには、爆竹(おそらく花火も?)による破裂音が10分ほど続き、
外を見たい衝動に駆られたけど、寒いという感情が勝ったのでそのまま眠りについたのでした。