最近気付いたけど、
自分、思ったより読書が好きかもしれへん。

なあんも予定のない日は、
まず家事とか、やらんとあかんことをこなす。
そのあと、さて何をしようかと考えると
たいていは小説を読むためにカフェまで
散歩する、ってことが多い。

読んだ本の感想を書くのがすき、
やったらよかったのにな。
自分は頭が悪いから、思ったことを
ことばにするっていうのが苦手なんよね。

じゃあ読書のなにが好きかっていうと、
その本の世界にひたること。
読了後は、少し呆然とした気持ちになる。

でもその気持ちを言葉にできないもんやから、
読書レビュー、なんかを検索してみる。
そこではセンスのある人たちが
なるほど、と思えるような感想を書いていて
それを読むと私も納得してしまう。
それはかなりすっきりすることでもある。

今日は、角田光代の「八日目の蝉」を呼んだ。
評価が高いだけあって、かなり満足感の
得られる一冊。
なんだか最近、(というか昔からやけど)
女性作家の本ばっかり読んでるもんやから、
知らず知らずのうちに
少し自分がフェミニズムに偏っていそうでこわい。

この小説は母性がテーマやったし、なおさら。
子供を生む、ってことは女性しかできないこと
なんやもん。自分がおなかを痛めて生んだ子供。
たぶん、それはいとおしくて愛すべき存在なんやな。
実際に子供ができたらどんな気持ちになるんやろう?
今までの考えが変わったりするんやろか?
いつか、いつか愛する人との子供を産みたいな。