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お断りします

ヒュパス
会話のみ







「お見合いの件は、お断りしました。」

「へ?なんで?」

「それは、その…す、好きな人が居るからです!」

「えええ!本当!?だれだれ!?」

「…あなたも、よく知る方だと思いますが…。」

「あたしが?ん〜っていうと旅してたメンバーだよねぇ…シェリア、はアスベルしか見てないし…。」

「…違います。」

「あ!?まさかソフィ!?」

「そんなわけないでしょう!」

「ソフィは渡さないからね!?」

「ソフィはあなたのものではないでしょう?…違いますよ。」

「ありゃ?じゃあ教官かー。」

「どうしたらそうなるんですか!?」





end.


ヒュパスかわいいよヒュパス

great person.

オールキャラ&セシトキ?







 デビューして各々の仕事につく中、大晦日をいつものメンバーで過ごそう、と言い出したのは音也だった。
 それぞれ仕事もあるのですし、全員が都合良く集まるだろうかという危惧はあったが。誰一人として不参加を申し出ず、むしろ参加しなければいけない流れになってしまい、その波にのまれて私も参加することになってしまった。
 レンや聖川さんはご実家の都合もあるでしょうに、元旦に行けば問題ないとあっさり返され、レンの「もちろんイッチーも来るよね?」という発言とそれに反応した面々の期待の眼差しに、頷くしかなかったのだ。
 しかし、大晦日のぎりぎりまで仕事に追われていた私は、急いで皆が集まっている音也の部屋に向うも、すでに部屋中が出来上がっている状態だった。
 そこかしこにノンアルコールのシャンパンや缶が転がっており、料理が置いてあったのだろう机にはトランプが散乱していた。
 部屋全体が…屍累々とでも言うのでしょうか、音也や翔はともかく、七海くんや渋谷さんまでがカーペットで無防備に横になっており、四ノ宮さんと聖川さんは机にもたれてこちらも起きる気配はない。
 この光景に唖然としていると、私が来たことに気付いたのだろう、部屋の隅からひょこりと影が出てきた。

「トキヤ!待っていました!」
「あ、セシルさん…。」

 彼はやや顔を赤くしているが、いつもと変わりなくにこにこと私を出迎えてくれた。
 どうやらこの部屋での生存者は彼だけらしい。

「セシルさん、あの、レンはどこに…?」
「レン?レンは、トランプをしていたら、明日が早いからと先に部屋に戻りました。」

 逃げましたね。
 大方、後片付けを放棄して先に退出したのでしょう。この中で意識を保っていられるのは私とレンぐらいでしょうから、自分に火の粉がかからないうちに悠々と部屋に戻って行ったに違いない。
 まったく、恨みますよ。ため息を吐くと、セシルさんが心配そうに覗きこんできた。

「トキヤ、忙しいと聞きました。疲れてる、無理しない方が…。」
「ああ、いえ、違うんです。」

 どうやら仕事の疲れが出ていると思われたのだろう。それを否定して、とりあえず部屋の惨状を何とかしなければ、と頭を切り替える。

「セシルさん、手伝っていただけますか?」
「Yes、ワタシは、何をすればいい?」
「七海くんと渋谷さんをソファへ運びましょう。さすがに女性を床に寝かせておくわけにはいきませんから。」

 こくりと頷いたセシルさんと二人で彼女たちをソファへ寝かせる。起きる様子が見られないことから、熟睡しているのだろう。
 それからセシルさんとロフトへ上がって、仕舞われているありったけの毛布を持ってくる。まず彼女たちが風邪をひかないようにと毛布をかけると、セシルさんが感動したように目を瞬かせた。

「トキヤは、紳士なのですね。」

 またどこで覚えてきたのか分からない言葉を使うセシルさんに「そうでもないですよ」と返すと、セシルさんは首を振る。

「Non、女性に優しい人をそう呼ぶ。レンから聞きました。」

 またあの人はそんなことばかりを教えて…と半ば呆れつつ、セシルさんに持っていただいていた毛布を床の男性陣にかけていく。

「…あまりレンの言うことを信じてはいけませんよ。」

 一応、忠告はしたが、セシルさんはこてんと首をかしげている。そして、自分の持っていた毛布がなくなっていくのを見つめて、思いついたようにぱっと顔を上げる。

「なるほど、わかりました!トキヤは女性だけでなく、みんなに優しい。だから紳士ではないのですね。」
「…はい?」

 一体どこをどう回ってその結果にたどり着いたのかは分かりませんが、セシルさんはまたもや考えながら困ったように口にする。

「でも、みんなに優しい人のことを何と言うのでしょう?」

 呆然として答えられない私に、セシルさんの無垢な瞳が向けられる。

「し、知りません!ほら、片づけを続けますよ。」

 ふい、と目を逸らした私に、セシルさんが不思議そうにしつつも元気よく「はい!」と答える声がする。
 どうしてでしょう、今はまともにセシルさんの顔を見られそうになかった。





後日

セ「みんなに優しい人のことを、日本語では何と言うのですか?」
翔「みんなって…なんか、ずいぶん曖昧だな。」
レ「博愛主義、じゃないのかい?」
セ「Non、レンの言うことはあまり信じない方がいいと言われました。」
音「え?それって誰に?」
セ「トキヤです。」
レ「イッチーってば、嫉妬かい?」
聖「貴様がふざけた言葉ばかり教えるからだろう。」
音「まあまあ二人とも…で、なんで優しい人の話になってるの?」
セ「トキヤ、昨日みんなに優しくしてました。風邪をひかないようにと、毛布を持ってきたり…女性だけに優しいわけではないので、紳士ではありません、では、何と呼べばいいのでしょう?」
聖「む…確かに一ノ瀬の配慮はいつも素晴らしいな。」
翔「春歌と友千香だけソファだったしな。」
那「でも、僕たちが風邪をひかないように、ちゃんと毛布をかけてくれてましたよ?」
レ「後片付けもしっかり終わらせてたしね。」
セ「Yes!音也は食器の扱いが荒い、カップにチャシブというものがついていると、トキヤが怒っていました。」
音「げ、あれ磨いてくれたのトキヤだったのか…確かに、綺麗になってたけど。」
聖「茶渋のついた食器を放置するなど言語道断!一十木、そこになおれ!」
音「ええええ!なんかマサ、変なスイッチ入っちゃったし…!」
セ「う〜ん…やはり、トキヤは素晴らしいです、でも、何と呼べば…」
那「トキヤくんはきっと、超人なんです!」
セ「チョウジン?それは、何…?」
翔「那月!変なこと教えんな!」
セ「?ショウは分かるのですか?」
翔「あ〜…あのなセシル、トキヤは単純に、面倒見がいいんだと思うぞ…」



「トキヤは面倒見がいいのですね!」
「はい?そんなことはありませんよ。」
「Non、満場一致で可決でした!」
「は…?(またどんな会話をしてきたんですか…)」







HAPPY NEW YEAR!
よいお年を!

魚心

ガイジェ







 ゆらゆらと流れる波紋の底。海、と名がつきながら実際は上空にある大きな水たまり。ゲートをくぐり抜ければその下にまた違う世界があることを知る者は少なく、だが自分もその希少な人間の一人だ。ただこの事実は、近いうちに知らない者が居なくなるよう手配されている。
 ちゃぷん、少しの勢いを持った波が橋脚に触れる。いくつかの水滴を散らしながら、また波紋を描き水たまりの一部になった。青く澄んだこの水の底が、地獄絵図のようだと誰が想像するだろう。自分だってついこの間、知ったばかりだというのに。

 (…今まで俺は、ずっと青の中にいると思ってた)

 数えられるくらいの記憶しかなくても、確かに俺の周りにあった温度。深い青に飲まれていったあの島は、今、俺の目に映るのと違いない色に包まれているのだと。
 しかし、その考えは間違い。死を覚悟で俺を庇ったあの人たちは、もっと薄暗い沼へと強制的に導かれた。白い型もなく、気化されて。
 生き残れ、としか告げなかった姉上たちは、何を志し、何を思っていたのだろうか。それは俺がガルディオスを再建するという、役目の示唆ではなく。聞きたかったのは、役割優先で隠れてしまった、姉上の私意。
 だが埋もれてしまった思いは最早、俺には届けられないまま。海より深くへと沈んでいった。

「…ジェイド、」

 橋にもたれたまま、何を言うでもなく隣にいた彼が、ゆったりと返事をする。

「あんたは、沈むなよ。」

 緩い動作で視線をよこしたジェイドは、察したのか緩く口端を上げた。きっと俺が何を考えていたかなんて、的確に見抜いていることだろう。

「誰もがそうなります。私だけが例外ではいられない。」

「期限があることくらい分かるさ。けど、望むくらい、いいだろ?」

 お好きにどうぞ、投げやりと取れなくもない軽い返事。それでも拒絶しないのは受け入れてくれる証だろうか。

 (…姉上)

 本当は、姉上たちが何を考えていたか知りたかったわけじゃない。ただ、一緒に居てほしかっただけだ。けど、それはもう叶わない。

 (沈まないで、どうかここにいて)

 幼い単純な願いを今なお唱え続ける俺は、もう誰も、この波にさらわれてしまわないようにと。ゆっくりと瞼を閉じて、呼吸とともに深く意志を飲み込む。
 自分と繋ぎ止めるように、隣人に寄せた手のひらが向こうから合わさる。驚いて上げた視線の先、彼は薄く、微笑み。
 帰りますよ、と声をかけた。



 目の奥が、酷く痛かった。







生きてなきゃその人の考えも何も分からない。だってその人はもういない。
マリィベルは確かにガルディオス再建を望んではいたんだろうけど、ガルディオスの一員としてではなく。ガイラルディアの姉、マリィベル個人としては、ガイにどんな思いを抱いていたのかなと。
ガイラルディアに立派な当主になってほしくて教育してたみたいだけど、幼いガイがその教育の裏にあるマリィベル自身の思いには、気づきにくかったんじゃないかな。マリィベルは意識して、なるべく個人的意見を控えてそう。
ガイはもうなくしたくないから、守るというか、自分と相手との繋がりが消えないようにしたいと思っていて(消える=亡くなるの解釈で)。ただ自分のそういった思いが強すぎるのは自覚してるから、あまりうるさく言わないよう心がけていたり。でも結局は心配性って形になって出てしまっていたり。
そういった思いが一方的でもガイは構わないと思ってるんだけど、まれに相手側から繋がりを求められると、または答えられると胸がいっぱいになってしまえばいい。

そんなガイジェ。
あと今更ですがうちのジェイドはけっこうガイを甘やかしてますね。

そして何か似たようなものを…ゞ

水晶

ガイジェ
暗めかも







 戦争か実験か、ひび割れた土地に不似合いな青が風に吹かれ、はためいている。制服の一部であるその背中の布は、大した音も立てずに静かに背に、肩に舞い戻る。
 とっくに気づいていたのだろうに、彼は俺が1メートルの範囲に近づくまでこちらを振り向かなかった。ふ、と動く背中。彼は風に遊ばれる髪をそのままに、どこか遠くを見るような目で漠然と俺を捕らえ。一瞬、目が合ったかどうかの短い間に、ジェイドは再び俺に背を向ける。
 擦れた茶色にしか染まれないままの大地で、風の存在を知らせるものは、自分たちしか居ない。

「…泣かないのか?」

 自然と発せられた言葉は自分でも意図せず紡がれたものだったが、それでも本心には違いなかった。言ってみて初めて、そう、泣きそうだったのだと自分で思い知る。

「ひと一人の水分で、この地が潤うわけないでしょう。」

「そうじゃなくて、気持ちの面でさ。」

「…気持ち?」

 そんな外面的な話ではない、否定し告げた言葉の先。いま一度振り返ったジェイドは、その破壊的な瞳をうっすらと細め。

「それこそあり得ない。」

 そう、笑った。

 (壊れそうなくらい抱きしめてやりたかったけど、)
 (それを実行したら、きっと彼は本当に壊れてしまうと思った)

 この地が戦場という名を脱してから幾年の時が過ぎたかは分からないが、少なくとも十年以上は昔の話。その間にどれほどの雨粒が落ちていったのか。しかし、潤いは持続しないまま。
 そしておそらく、ジェイドの涙も未だここには落花しておらず、それは、これからも変わりはしないのだろう。







どっちも二人じゃない気がしてきた。
久々だからって短縮しすぎ支離滅裂ゞもしかしたら書き足してるかも。

以下おかしいかと思って使わなかった一文。これはこれで違うイメージになるかも。。



(俺はジェイドに泣いて欲しかった)
(そうすれば俺は、完全にあんたを恨めただろうから)

マタニティードレス

ガイジェ♀
会話のみ
お店でジェイドの服を一緒に選んでるガイな図。







「これはいいと思うぞ。」
「ガイの趣味ですか?」
「いや、あんたに似合うかなって…ああまあジェイドも俺の好みだからそう言えばそうか。」
「…貴方は何でそう…。」
「ん?」
「……何でもありません。」
「そうか?…あ、ジェイド。」
「はい?」
「あれ、綺麗じゃないか?ほら、」
「…そうですね…着心地は良さそうです。」
「ちょっと鏡の前で合わせてみたらどうだ?」
「…あ、あー……あのー、ガイ。」
「なんだ?」
「上。」
「上?…あれ?」
「……。」
「…マタニティ…?」
「知りませんでした、貴方がそんな人だったなんて…」
「いや待て違う!誤解だ!別に変な下心があった訳じゃなくてだな…!」
「そう言うってことはやはりそうなんですね。」
「いやだから違、」
「私ももう若くないからって、焦りすぎですよガイ。」
「だーかーらー!」
「仕方ありませんねえー、軍には早々に産休届けを出しておきますので、帰ったら思う存分ど、う、ぞ?」
「〜〜っ誤解だあああああ!!」







くだらな!
でもあったんだこんなことが。可愛いと思ったワンピースを見てたらその場がマタニティゾーンだったりしたんだ、かなり恥ずかしかったんだ。

もうねにょた部屋でも作ろうか。
しかしそしたら本気で爆走しそうだ。
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