幼少の頃より、私は東海林さだおのエッセイに親しんできた。
ところがどうもこのところ、以前ほどその内容を楽しめない。
くどいというか、しょうもないというか、何故か肌に合わなくなってきた。
これは私が老いてきたことによるものか、それとも東海林先生が老いてきたことによるものか。
急に思い出した。
子供の頃「こえだちゃん」の人形で妹と遊んでいた。
同じ人形4体がかぶっていたので、自分の作ったお話の中でそいつらは4兄弟ということにしていた。
彼らは居酒屋を経営していた。しかし経営者(長兄だったかな)は大将とか親爺とかではなく
「マスター」と呼ばれていた。
4兄弟の名前はネオブラックゴースト団のメンバーに由来しているため、私がその遊びをしていたのは1980年以降ということになる。