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愛憎。

久し振りに【さくらん】を観ました。
短いですが感想を。

私は高尾花魁と同じ種類の人間だな、と改めて思いました。
少々アレな話ですが…終わった後に泣きたくなる気持ちは掻き毟りたくなるくらい解ります。

あんたが全部あたしのモノにならないなら、いっそ刺し違えてみませんか。

高尾花魁は幸せだったのかしら。
羨ましく思わない訳ではないこともないような…ねぇ?←
チープで軽い、巷で流行りの「恋愛」なんて肌に合いません。
刺し違えんばかりに愛する、少々重い女ではいけませんかね。

でも。
愛する人には誰よりも幸せに、笑っていて欲しいから。
女は上手に嘘を吐き、着飾ることで武装して生きていくのだと思います。
そして。
そんな日々に耐え切れなくなって狂うのでしょう、ね。

恋慕。

恋は素晴らしいと思いますかコンバンハ、私です。
ちなみに私は、なんとなくチョコレートに近いものじゃないかな、と思っております。

という訳で。
本日、かの有名なストップモーション・アニメーション撮影映画「ティム・バートンのコープスブライド」を観ました。
独り暮らしをしているときには、DVDを持っていたんですが。
……売ってしまって大変残念に思っておりますよ…買いなおそうそうしよう。

結婚を始まりだと言う人もいれば、終わりだと言う人もいる。
始まる結婚と終わる結婚が同時に進む、非常に切ない作品でした。
あ、ちなみに私の理想の方はアルフレッド(この作品に出てくる、お髭が渋い骸骨紳士です)かな。
少々ネタバレになりますが、まだ生きてる嫁さん(えらい強いお婆様)に超殴られても「ワシの天使!」「女神よ!」とか言ってる姿に萌えました。←
どんだけ愛してるんだ!死んでも好きなんですね!何て羨ましいッ!!!
男性はもっと、いっそ気色悪いくらいに彼女や奥さんを褒めるべきだと思っております。
そして、女性は男性にちゃんと感謝して、好きだと言ってあげなくてはいけないと思うのですよ。
どちらも嫌がる筈がないのですから。…ね!
当たり前ですが結婚しなくても勿論幸せになれます。
が、結婚しないと訪れない幸せだってあると思うのです。
そう、思いたいのです。

この作品の一番好きなところはアレですかね、パブの歌ですかね。
帽子の渋い骸骨さんの歌がカッケェよ本当に!
死者の世界の何と鮮やかで自由なこと!

そして、この作品を観た方に聞きたいことがあるのですが。
…エミリー派ですか!ヴィクトリア派ですか!(`・ω・´)
ちなみに私はエミリーの美脚に悩殺された派です!←



話題:好きな映画・オススメ映画

狗神。

四国の方言を愛しています。
耳慣れた発音だからでしょーかね?

という訳で、【狗神】を観ましたぜー。
いやはやしかしワタシ、何回も観てるんですよ。
渡部篤郎さんが大好きなので、ついつい手が伸びる作品です……が、ぶっちゃけ原作の小説の方が大いにオススメだったりゲフゲフン!!←


場所は高知の山奥の村。
県外に一度も出たことがない旧家・坊之宮家の女「坊之宮美希」41歳。
独身で家では居場所の無い彼女の唯一の拠り所は、自分専用の小さな紙漉きの工房と、和紙つくりという仕事。
いつか七色を一枚の紙に漉き入れたいというのが、彼女の小さく細やかな夢だ。

村の学校に、東京から転任してきた青年教師「奴田原晃」。
年若い彼は、ひょんなことから美希に出会ってしまう。
親子程年の離れた二人は、お互いに強烈に狂おしい迄に、焦るように急速に惹かれていく。

時を同じくして、村中の人々が毎夜悪夢に魘されるようになる。
更には夜中に大きな山犬が村の中を彷徨いているという。
そんな中、何故か快眠出来ているという晃。
晃と繋がる度に若々しく娘のような美しさを取り戻していく美希が過去に起こした甘やかな過ち。
狗神筋。
交ざってはならぬ血。
繰り返す業。
そして坊之宮家の行う祭の日が近付いてくる。


まぁ、大体こんなお話です。
原作者の書いた「葛橋」という短編もオススメですよ。
高校生の頃に読んだのですが…コレ読んだら結婚する気になれないだろ、と思いました…。
「一本樒」が一番気に入っております。


如何でしょう?
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