射撃場では御堂師匠?のもと、晴斗が銃習得の訓練をしている。

「まあまあ撃てるようになってきたか…。その対怪人用の銃、お前にやるからさ。持っておけ」
「いいの!?」
「室長も晴斗に対怪人用銃を支給しようと考えてたみたいだからな」
「室長も!?」



本部・司令室。宇崎は彩音と連絡してる。


「…鼎のやつ…うん、わかったよ。やっぱりか…。彩音、連絡ありがとね」
「いいえ」

「それにしても鼎は犯人の怪人見たはずなのに全然思い出せないって…記憶を消されたのか?」
「ぼんやりとしか思い出せないみたい。はっきり思い出そうとすると、激しい頭痛がして痛いって。記憶にフィルターがかかったようになるって言ってました」

「激しい頭痛…。7件目の被害者も同じような状態になってたらしいな。それで未だに放火事件は未解決」


彩音は「えぇ!?」…とした反応。

「鼎と同じじゃない!?」
「うちらで犯人の怪人を探すしかなさそうだな。解析班に映像分析頼んでいるけど。また同じような事件が起きたらヤバいぞ」


犯人のメギドが見つからない限り、また起きる可能性があるってこと!?



本部・解析班。

「やっぱりこれ…蒼い炎よね…。一瞬しか見えないけど…」
朝倉は一時停止させた映像をガン見。矢神もモニターにがぶりつく。

「蒼い炎なんて人間が出せるわけないもんなぁー」



怪人出現。アラートが鳴る。


「おら、晴斗早速出番だぜ!」
「銃使ってみます!」
「無理しなくていいだろうがよ!」


2人は現場へ急行。場所は晴斗の高校の近くだった。


「御堂さん、遅れました!」

「いちかか。お前は市民を避難させろ」
時任は御堂の指示に従う。
「ラジャーっす!」
「ごめん、御堂さんちょっと手間取っちゃって」
「彩音か。…やっぱり鼎は来れないのか…」
「鼎はちょっと今日無理みたい」


御堂は面子を見る。ここは彩音を援護に回し、俺と晴斗で行くべきだな…。

「晴斗!メギドをぶっ倒すぞ。彩音は援護につけ!」
「了解です!」


敵のメギドは戦闘員数人を出現させ、どうやらメギドはカメのようなフォルム。甲羅には大砲のようなものが見える。
御堂は緊迫した。あんなん撃たれたらヤバいぞ…!

御堂は戦闘員を蹴散らしながら、タートル・メギドに一斉銃撃。相手は防御力が高い。
晴斗も懸命に攻撃。御堂から貰った対怪人用の銃でなんとか応戦してる。まだ銃の扱いがぎこちないのは仕方ないとして。

「晴斗!ブレード使え!ブレードだ!」
晴斗は日本刀型ブレード・恒暁を出す。恒暁には鞘が最初からない仕様。御堂は晴斗の太刀筋を見た。


知らない間にメキメキ成長してやがる…。


晴斗は恒暁と肉弾戦で戦闘員を倒しつつ、タートル・メギドに接近。晴斗はブレードで敵に切りつけるが、装甲が硬い!
晴斗は油断し、吹っ飛ばされる。御堂はカスタム銃で攻撃するも、攻撃がほとんど効いてない。


ちっ!


銃が効かない敵に苦戦する中、時任も合流。時任はワイヤーを展開、メギドを斬りつけようとするも効かず。


そんな中、場の空気が変わる。現れたのは鼎さん!?


「助太刀に来たぞ」
助太刀?なんで鼎さんが!?

「室長から頼まれただけだ。このタイプは私のブレードでなければ無理だろうよ」

鼎はブレードを抜刀→いきなりメギドに攻撃。晴斗は驚く。
鼎さん、ヤバい!なにあれ強くない!?これが上級者用ブレード!?発動なしであんなにも斬れるの!?


晴斗は鼎の実力を見せつけられる。身体に火傷のダメージあるのになんであんなにも戦えてんだ!?
鼎の攻撃は全てヒットしていた。御堂は晴斗の士気を上げようとする。

「鼎が攻撃出来てんのに、晴斗が出来ねーわけねぇよな!」
「出来るって!」


晴斗は恒暁を発動させた。


「鼎さん!ここは俺がやる!」

発動させた恒暁は衝撃波を巻き起こす。鼎は晴斗の武器が変わったことにようやく気づいた。
晴斗の発動は強力なせいか、一気に技を決める。

鼎は晴斗を見た。
「晴斗のやつ、成長しているではないか」


鼎は素っ気ないが、鼎なりに晴斗に声を掛けていた…というか、呟いていた。


「あれ?鼎さんは…」
晴斗は鼎を探していた。どこか落ち着かない様子。

御堂は晴斗に言う。

「あいつ、帰ったんじゃないの?鼎は助太刀に来ただけだからな」
「いつの間に帰ったの…」

晴斗、しょんぼり。



本部では解析班の報告を受けていた。

「連続放火事件の解析が出たのか朝倉。蒼い炎を使うメギドか…。幹部クラスと見て間違いないだろう。朝倉、今後も注視しろよ」

「了解です」
朝倉達、解析班はさらにこの蒼い炎の怪人探しをすることとなる。