話題:今日見た夢
仮面ライダーの記事を書きまくった影響がもろに反映された上に、やけに生々しかったのだが。


鼎達4人が本部に戻ったところから。4人が和歌山や群馬のゼノクにいた間に、首都圏でも新勢力の雑魚怪人が出現していたと聞かされる。


司令の宇崎はかなりめんどくさそう。

「長官が言ってた『魔禍獣』とかいう怪物、こっちにも出たぞ〜。相手がデカブツなんでこっちも考えたさ。あんな硬くてデカイやつ、今までの装備じゃ通じない」
「通じない?室長どうすんだよ」
御堂はもやもやしてる。

宇崎はニヤリとした。
「お前らが戻ってくるまでの間に対魔禍獣用のシステムを開発した。長官の戦闘用スーツを怪物向けにアップデートしたものだが、全員装着出来るかは…わからん!」
…わからん?晴斗達はきょとんとしている。

「そのシステムは司令室にはないんだ。研究室へ来い。晴斗・鼎・御堂・霧人・彩音…あと、柘植。お前も来てくれ」
「俺も?なんで?」
篝は戸惑う。退魔師の篝が研究室に呼ばれるとはどういうことだ?


本部研究室。そこには何やらブレスレット型のものが机の上に置かれている。
「室長、何これ?」
晴斗はブレスを触ろうとしたが、宇崎は止めた。

「バカ、触るな。これは一見するとただのブレスレットだが、対魔禍獣用のシステム起動装置だよ。システムの名前まだ言ってなかったな…。『アーマードシステム』だ」

アーマードシステム!?


「ブレスに付いてるこのボタンを押すと、自動的にバトルスーツが装着される。身体能力も格段に上がるぞ。対魔禍獣用だから武器もそれ仕様だ。武器は瞬間移動で本部から呼び出せるようにしたから。通常でも使えるぞ」
宇崎はアーマードシステム専用の武器庫を見せる。今までとは違う、洗練されたデザインの武器が並んでる。

「室長、つまりこれって…変身みたいなもんなの!?」
晴斗は目をキラキラさせてる。

「これまでの怪物とは規格外だからな、魔禍獣とやらは。生身でお前らよく死ななかったとしか。それだけ強いってこと」
「篝がいなかったら不味かったな」
鼎は篝を見る。宇崎はブレスを霧人に渡す。

「霧人、試しに装着してみろ。バトルスーツだから見かけによらず防御力抜群だぞ。アーマーは軽量化しているが、頑丈だ」
霧人は試しにブレスを嵌め→ボタンを押した。ほんの数秒でバトルスーツへと装着される。アンダースーツは黒い。アーマーの色も黒っぽい。首から上は出ているが、スーツは全身を覆ってる。


「カッコいいけど…見た目地味じゃね?」
霧人は不満を漏らす。
「こらー、文句言わない。そのスーツはなぁ、武器を呼び寄せるとアーマーの色と形状が変化するようにしてあんの。つまりその黒いスーツはベースとなるスーツなわけ」
「武器でアーマーが変わるのか…面白い」
霧人はわくわくしてる。

「霧人、試しに銃を呼び寄せてみろ。強く念じれば武器は勝手に来てくれるから」
霧人は面白半分で念じてみた。一瞬で銃が手元に来たと同時にアーマーの形状と色が変化。これには一同声を上げる。
「それは銃撃用のアーマーだぞ。他にも剣や盾・弓矢や槍なんかもある。霧人は大丈夫そうだな。解除はブレスの同じボタンを押せばいい、簡単だろ?」


宇崎はどや顔。霧人は解除してる。宇崎は晴斗と鼎にある話をする。


「晴斗・鼎。お前達の武器は例外に当たるのは聞いているよな。禹螢率いる勢力に対抗出来る、有効的な武器を持っているのはお前達だけ。アーマードシステムはそれ以外の隊員用に開発した」
「俺、着れないの!?」
晴斗はがっかりしてる。

「晴斗は大丈夫だろうけど、鼎は身体の負荷が心配だなー。このシステムは装着者の身体に負荷がかかりにくくはしているが…。鼎はなー…」
「別に私はいいのだが」

鼎の反応はそっけない。宇崎は鼎に黒と赤のブレスを渡す。
「鼎専用のバトルスーツを作っておいたよ。装着すると同時に仮面も自動的に強化される。視界も通常時よりもクリアに、さらに広くなる。システム補正が入るからな。仮面のレンズを通じて照準を合わせやすくしたから。身体の負荷は今までに比べたらだいぶ楽になるはずだよ」

「わ…わかった…」
「晴斗と鼎、お前らの武器はいつも通り装備してもいいし、呼び寄せも可能にしといたからな。システム補正で武器の威力も格段に上がるはず」


晴斗達はブレスをそれぞれ受け取った。篝は青いブレス。他の隊員は黒いが晴斗と鼎だけ差し色が違う。晴斗は黒と青・鼎は黒と赤のブレス。
アーマードシステム専用の武器庫には他にもハンマーや斧など武器の種類が多い。アーマードシステム専用の武器庫は…どっちかと言えば格納庫みたいに大きい。ここから武器が瞬間移動で手元に来るようになっているのか。


「篝のスーツは退魔師用だから身体能力向上と防御に特化させといたぞ」
「俺は武器変化なしなのね」

「退魔師の独特の技や武器を強化出来るようにしたけどな」


東京某所ではトカゲ型の魔禍獣が暴れている。組織の偵察機が異変を発見、本部に報告される。
「おいでなすったか…。魔禍獣。お前ら出撃だ!」
「了解」


現場に到着した晴斗達は早速スーツを装着。それぞれ武器を呼び寄せた。
御堂は普段と同じ銃とサバイバルナイフ、霧人は槍・彩音は対魔禍獣用の銃・篝は弓矢・晴斗は遺物が変化した剣・鼎は対の剣。

6人は全貌を現した魔禍獣相手に挑んでいく。全体像がこんなにも大きいとは…。システム補正のおかげで個々の能力を格段に発揮してる。


この戦闘の様子を楽しみながら異空間から見てる人達がいた。禹螢と釵焔だ。

「ゼルフェノアも考えつくよな〜。魔禍獣相手によく挑んでるよ」
「あのスーツ、ただのスーツじゃないね。カラクリがあるな」
「あいつらに魔禍獣倒せると思う?釵焔」
「時間がかかるのでは」
「魔禍獣は負の気を吸いとるには最高の怪物だからね…。見てみろよ、負の気が貯まってきてる」

禹螢は巨大な透明の筒に少しずつ注がれる紫の光る液体=負の気を眺めていた。


バトルスーツを使いこなすのが早かったのは御堂と鼎。
御堂と鼎は武器に関してはマルチプレーヤーな先輩後輩なだけあって、次々と武器を変えている。
鼎の仮面はシステム補正でかなり見やすくなっていた。

「鼎!撃ち込め!!」

鼎は照準を敵に合わせ→銃を発砲する。弾は敵に見事に命中。御堂はシステム補正された鼎の正確さに驚く。
仮面にまでシステム補正が入るとああなるのか…。スナイパーじゃねぇか。室長の言ってた通りだな。とんでもないシステムを作りやがった…。


鼎は対の刀を呼び寄せ、銃と入れ替える。
猛ダッシュで駆け抜けジャンプし、魔禍獣に斬りかかる。システム補正があるならば、対の刀発動は身体に負荷がかかりにくいということか…?

御堂は2丁拳銃で攻撃を加えていた。対魔禍獣用の武器以外でも威力が上がってる!?システム補正なのか!?


群馬県某町・ゼノク。蔦沼は東京で起きているトカゲ型魔禍獣戦をモニタリングしてる。

宇崎のやつ、やるじゃないか…。僕が開発した戦闘スーツの上位互換のアーマードシステムを構築するなんて。


西澤は蔦沼の義手が気になっている。白い義手…完成したのか?
蔦沼が着けているのは黒い義手だが、デザインが…少し違うようにも見える。手の甲に紋様なんてあったっけ?


晴斗達6人vsトカゲ型魔禍獣の戦いは熾烈を極めていた。



生々しいところ。アーマードシステム絡みの描写。専用の武器庫が出てきたりとかね。専用武器庫はぶっちゃけ格納庫かっ!…ってくらいに広い。

一気にヒーローものっぽくなってる。バトルスーツは装着なのだが、晴斗は「変身」だと思いこんでる。


宇崎が開発したアーマードシステムは対魔禍獣用(巨大な敵用)のシステムだが、通常でも使用可。


バトルスーツのベーススーツとアーマーが黒いのは、仮面ライダーギーツのアンダースーツが黒い影響かも。
武器によって、アーマーの形状と色が変化というのもそれっぽい。

退魔師用のバトルスーツは少し仕様が違う。一気にヒーロー路線になってきたな…。


鼎のバトルスーツは黒に差し色が赤。鼎は火傷のダメージで身体に負荷がかかりやすいがために、他の隊員のスーツとは仕様がかなり違う。

システム作動時(スーツ装着時)の仮面の目のレンズの照準補正機能は、宇崎が過去の鼎の戦闘データから導き出したもの。火傷による目のダメージを軽減させる効果もある。
対の刀の威力を最大限に発揮出来たり。刀の戦闘スタイルが荒々しく変わってるから、すごいことになりそう…。


晴斗のスーツは黒に差し色が青。晴斗のスーツは遺物の剣の威力を最大限に上げれる仕様になっている。一点集中型仕様。
晴斗は鼎達が和歌山やゼノクにいる間、ひたすら本部で遺物の剣を使いこなせるように鍛練しまくってた。たまに宇崎や篝と手合わせしてたりと、地味に逞しくなってる。


魔禍獣は生き物の姿をしているのが特徴。式神を凶暴化・巨大化したものなので弱点はある。
和歌山に出現した魔禍獣はトカゲ型のこいつ。