話題:今日見た夢
ワクチン接種の影響なのかなんなのか、なんか腕を負傷する描写がある感じだった。しかも左腕。


御堂と霧人がようやく和歌山県某町にある宮岡家に到着。御堂と霧人は蒼月・篝・宮岡夫妻に挨拶。篝は男性が増えるので内心嬉しい。

「あ、初めまして。柘植篝っす。どっちが御堂和希なの?」
「え?…俺だけど何か?」

篝は鼎と御堂を見比べる。こんな先輩後輩の取り合わせなんてあるんだな〜。
見るからに口の悪そうな先輩と仮面の女の後輩って。


「お前が柘植篝なのか?本当に御三家?」
御堂は篝のラフさに拍子抜けしてる。こんなやつが退魔師御三家の1人かよ…。

「和希さぁ、俺こう見えても柘植家の次期当主なんだが」
いきなり呼び捨てかよ!?篝はどうやらそんな人らしい。フレンドリーというか、なんというか。
「俺と蒼月は幼なじみみたいなもんでさ〜。あはは」

あ、そういう関係なのね。次期当主同士、幼なじみなのか。
「篝、それ言わなくてもいいよ…」蒼月はなんだか嫌そう。この淡い水色の仮面の女性が例の九十九蒼月か…。

宮岡夫妻は御堂達を快く迎える。
「男手が増えるのは頼もしいの〜」
「そうなのよ。御堂さんと渋谷さんが来るまでの間、紀柳院さんと駒澤さんが頑張っていたからね〜」
「おい篝。お前は襲撃されていないのか?」
御堂は篝に聞く。

「なぜか俺は敵に襲われてないんだよな〜。鼎と彩音、蒼月ばかり襲撃されてる」
「柘植家は敵からしたらどうでもいいんじゃね?」
「はぁ?」
「あくまでも推測だ。うちの組織も敵の調査をしてるんだよな。今頃、長官あたりが何かしら突き止めてそう」


群馬県某町・ゼノク。蔦沼は敵の調査を西澤と共に進めていた。
「新勢力の出現頻度、見事に西日本ばかりですよ。なんなんですかねぇ」
西澤は首を傾げる。
「最近京都にも出現したんだろ?今のところ雑魚だけってのは何か狙いがあるのかな…?」
「蒼月を単に狙っているだけじゃない気がする。5年前に失踪した九十九翠月が噛んでるかも」
「西澤、蒼月の兄の九十九翠月の手がかりを探して欲しいんだが、いいかい?」

「翠月、生存してますかねぇ」
「生きてると思うよ。退魔師御三家・九十九家の嫡男だ、死ぬとは考えられない。敵に利用されてるかもね」
「それにしても、鐡の残党一気に減りましたよね。ゼノク隊員も暇を持て余してるぞ」
「ゼノクは平和だなぁ」


「お前ら2人も襲撃されたの!?」篝は驚きを見せている。
「こっちに来る時に2回襲撃されたわ。霧人の運転荒くて酔いかけたぞ。その時にでっかい牙みたいなもんが地面を突き破って出てきたからビビったぞ」
「和希、ごめんごめん」
霧人はマイペース。

「その牙みたいなもの、怪人にしては大きすぎないか?」鼎が疑問をぶつける。
「怪人レベルじゃねーぞ。怪獣かもしれないし」
未だかつて怪獣レベルの巨大な敵は出現していない。雑魚と一緒に出ていたことから、新勢力なんだろうけど。


宮岡家も結界が張られている。近くに怪人などが現れると、居間にある鈴が自動的に鳴るシステムになっている。
突如、鈴が激しく鳴った。

「近くに敵が出現したぞ!」

旦那さんが伝える。蒼月は行こうとしたが、宮岡夫妻に止められた。
「私は行けないのですか…」
「安全なこの家にいた方がいい」
「…わかりました」
蒼月は鼎達にある護符の束をそれぞれ渡した。符術使いである蒼月は素人でも扱える、護符だけまとめたのだ。

「蒼月、これは…?」
鼎はいぶかしげに聞く。
「誰でも使える護符です。これは武器に貼ったり、結びつけても使えます。そのままでも。私が行けないのならば、札だけでもと」


鼎達は宮岡家の外へと出た。敵はすぐ近くにいた。雑魚だけのように見えるが、地面が怪しい。

「鼎、地面に気をつけろよ!」御堂は声をかける。
「…地面?」
鼎は突然地面を突き破ってきた牙のようなものに体を持っていかれた。刺さったのは服だけだったので大丈夫だが、かなり大きい。

「鼎っ!」
彩音の呼び掛けに鼎は大丈夫だとジェスチャーした。引っかっている状態なせいか、両手は使える。鼎は早速貰った札を使ってみることに。
この状況を打破するには…。札は数種類あった。鼎は試しに銃に札を巻きつける。

鼎は銃を背後の牙に向けて撃った。むちゃくちゃな体勢だが、自由になるにはこれしかない。札補正のせいか、銃の火力が強い。
鼎はどうにか牙から離れることが出来たが、制服の背中側が破れてる。


鼎は気にせず、銃を撃ち続けていた。この札は火力を倍増させる効果があるのか。
牙は鼎達に襲いかかる。今度は御堂がボウガンを撃った。
「ボウガンじゃだめか!!」
その間に彩音と霧人は雑魚を倒してる。篝は弓矢の矢に札を結び、牙に向けて放った。
「九十九の札はこう使うんだよっ!」
篝は慣れてるせいか、確実に矢を撃っている。牙は攻撃を仕掛けてきた。御堂の左腕を牙がかする。一瞬で流血。いつの間に!?痛みがなかった…?


巨大な牙や雑魚は柘植家をやっぱり襲ってこない。負傷した御堂をカバーするようにして鼎と霧人が奮闘。なんとか牙を追い払った。


なんだったんだ…。あの牙は…。明らかに敵は柘植家をスルーしていた。もしかしたら不知火家もスルーなのか?


戦闘後、宮岡家に戻った鼎達は御堂の怪我の手当てをしている。御堂は左腕の二の腕を切ったらしく、止血され包帯が巻かれる。
「あの牙、めっちゃ斬れるから気をつけろよな」
「私も制服を斬られたんだが」
鼎は制服の下にはTシャツを着てたのでセーフ。

「明らかに敵は篝さん、狙ってなかったよね?」
彩音は疑問を口にする。篝はどこかへ連絡していた。相手は不知火瑞季。
「おい、瑞季。お前んとこ襲撃されてないか?」
「篝?不知火家は何ともないよ。どうしたの?」

「敵の襲撃パターン、どうも柘植家と不知火家はスルーみたいなんだよな」
「どういうことよ?」
「ゼルフェノアの隊員と蒼月だけ、襲撃されてる。蒼月はしばらく戦闘には出さない方針だが、蒼月自体は戦いたがってた」
「京都は変な敵がわらわら出てきて大変だよ」

なんだと!?


それにしてもあの巨大な牙は一体なんなんだ?怪人レベルじゃない。怪獣レベルだ。全体が見えないからわからないが、明らかにゼルフェノア隊員を狙っている…。


「巨大な牙を調べて欲しいって?え、いいよ。暇だから」
宇崎は相変わらず軽い。頼んだのは御堂。

「本部は暇なんかいっ!晴斗達は元気か?」
「元気だよ。本部でも敵を調べてはいるんだけどさ〜、ゼノクで調査してる長官と西澤室長の方が進んでるかも」
「ゼノクはどうなんだ?」
「平和だってさ。残党一気に減ったみたいだし。柚希も元気にしてるよ」
「それは良かった…」
御堂は妹が元気にしてると聞いて安堵。

「ゼノク隊員でバリバリ実力上げてんぞ、柚希は。残党狩りをしまくっていたからな〜」
いつの間にか柚希は実力を上げていたらしい。戦闘用スーツに慣れっこになったのか。先輩が烏丸だからか、烏丸仕込みみたいだけど。


御堂は新勢力が引っ掛かっていた。柘植家と不知火家はスルーとか、ゼルフェノアは完全に敵認定されたのかと。


ゼノクでは失踪した、九十九翠月の調査を続けている。

「この男、翠月かな…。長官、この防犯カメラの映像どう思います?もうひとりの男と一緒にいるけど」
「これ、どこの防犯カメラ?ハッキングしたのか」

「京都の商業施設ですよ」
「京都?これ画像拡大出来ない?」
「出来ますよ」
西澤は画像を拡大。蔦沼と西澤の机の上には九十九翠月の資料がある。もちろん、5年前の写真も。


「この男、翠月くさいな〜。もうひとりの男は人間には見えないけど、こいつが翠月をたぶらかしたのかね?」
「しかしなぜ翠月は京都に戻っているんだ?行方不明じゃなかったのか…」
「もうひとりの男が新勢力だとしたら…どう思うよ、西澤くん」



また出てきた、デカイ牙。

牙との戦い、しばらく続きそうだな…。明らかに怪獣レベルだし…。


なんとなくちょっとだけ発展した感じ?