話題:今日見た夢
カーチェイスがあったり、銃撃戦があったりとアクション映画みたいになっていたんだが…。イッテQのタイ古代武術の影響は受けてる。


ある日、九十九家に張られている結界に異変があることに気づいた飛燕。飛燕は蒼月にあることを伝えていた。


「蒼月を守るこの結界に亀裂があるのを見ました。強力なものなのに…。蒼月、京都脱出の準備をして。動きやすい格好になった方がいい。護衛の2人も京都脱出に同行させます」
「京都脱出!?」
蒼月は驚いてる。

「兵庫と和歌山に敵にはわからない、九十九家用のシェルターのような場所がある。異形のモノには悟られない特殊な場所…。この結界は直に破壊される。だからその前に家を出て。シェルターには九十九に縁のある人達がいるから大丈夫よ」

「母さん、わかったよ」
「脱出するから必要なものはある程度持って行った方がいい。武器もね」
蒼月はバタバタと部屋へと行く。


鼎と彩音は既に組織の制服=戦闘服に着替えていた。

「蒼月さん、バタバタしていたね」
「京都脱出の準備をしてるんだ。和装だと動きにくいからな」
鼎は対の刀を眺めている。2人は京都脱出に同行するため、こっちもある程度荷物を持っていくことに。場所は兵庫か和歌山だと聞いたが…。

九十九家の結界はミシミシと音を立てて割れた。飛燕は外部から侵入してきた怪人達と対峙してる。桜月も戦っているのが見えた。

「蒼月!早くあの車に乗って!鼎さんと彩音さんも!早く!!」
飛燕の声に3人は急いで車の元へと走る。運転手は既にいた。蒼月は運転手に見覚えがあった。

「全員乗ったか!?」運転手が声をかける。
「乗りましたー!」
「追っ手が怪人となれば、車飛ばすから気をつけろよ!」
運転手はアクセル全開で車を飛ばす。車の後方には怪人の人間態が乗った車が追っている状態。


「あいつら人間態か!?結界が壊されたから蒼月の居場所が知られたのか…」鼎は冷静。
車の横を何かがかすめた。敵は蒼月を狙って攻撃してる!人間態は怪人態へと変貌。鼎は運転手に窓を開けろと指示した。反撃しなければ!
「了解した。これじゃカーチェイスだな。あいつらを振り切るから蒼月は掴まってろよ!運転荒くなるがしゃーないだろ」
「わかってるよ!」


開いた窓から鼎は銃で応戦。彩音も銃で怪人に応戦してる。鼎は車の後部に他の武器があるのを見た。銃でいまいちなら…。

「蒼月この弓矢、借りるぞ」
「弓矢で戦うんですか!?この状況なのに?危ないですよ!!」
「そんなこと言ってる場合か!」
鼎は中型の弓矢を使うことにしたが、窓から上半身を乗り出す状態になるためめっちゃ危険。だが相手も執拗なのでやるしかない。

鼎は意外と冷静に矢を放つ。この弓矢、気を纏わせやすく出来ているな…。矢の方向を自在に変えれるかもしれない。
鼎は一気に矢を3本、撃ち込んだ。3本の矢は方向を変え追撃してくる敵に命中。

なんなのこの人、強い…。車内から命中させるなんて…。武器の特性をすぐに理解してる。紀柳院さんは私と同じ仮面という条件なのに、視界の狭さを全然感じない…。

これがゼルフェノアの実力…。


彩音も銃激戦で追ってくる敵を撃破。敵の車を振り切った。
「なんとか振り切った〜」
彩音は安堵の声。
「よし、ここから先は俺に任せとけ。京都出るぞ」
運転手の若い男性はニヤリとする。


「京都脱出?マジか」
「あぁ。今は移動中だからどこに行くかは言えないが、蒼月は無事だよ。私と彩音で追っ手を倒したから」

「移動中って?」宇崎はとぼける。
「車だよ」
「お前らカーチェイスと銃撃戦やったんかい!アクション映画か!」
「成り行きでそうなってしまったんだ、仕方ないだろ」


九十九家では2人が敵を撃破。屋敷の被害はほとんどなし。桜月は姉には勝てないな…と思っている。

「お母さん、お姉ちゃん…大丈夫かな」
桜月は姉を心配してる。
「大丈夫よ。今順調にシェルターに向かってるって連絡が入ったわよ」
「運転手…なんでわざわざ篝(かがり)さんにしたの?」
「篝さんはちょっと荒っぽいけど、柘植家の助っ人としては最強でしょ?蒼月と同い年だし。あの車、篝さんの自前だってさ」
だから駐車場の車、別の位置になっていたのか…。


「蒼月、久しぶりだな。こんな形で再会するとは思わなかったけどよ」
運転手が蒼月に話かける。
「まさか篝が助っ人で来るなんて予想外だよ…。車でわかったけどね」
「一体この人は?」彩音が何気なく聞く。

「九十九の要請を受けて来た助っ人の柘植篝(つげかがり)っす。後部にある武器はうちから持ってきたもんなんだよね。『どうぞご自由にお使い下さい』的な意味で持ってきたんだが…。白い仮面のあんた、強いな」
「その呼び方…やめろ。私は紀柳院鼎だ」
「ゼルフェノアの仮面の隊員ってあんたのことだったのか。蒼月と背格好が似てるから間違われたのは災難だったね。洋服だとなおさらわかりにくいな」

篝はラフな格好をしているが、退魔師御三家の柘植家と言われないと全然わからん…。


目的地までまだあるため、休憩することに。
敵は再び執拗に蒼月を追ってくる。ここまで来るか!?しつこいな。


鼎は車を降り、対の刀を抜いた。彩音は近接用の短刀で戦うことに。
鼎は二刀流vs一刀流に。鼎の二刀流はいつの間にか進化。今出現している怪人は雑魚だが全員何かしらの武器を持っている。

二刀流vs棒術など鼎の戦いは白熱。彩音も銃も使い応戦してるが、鼎の二刀流は明らかに強くなってる…。


二刀流、叩きつけるスタイルにいつなったんだ!?しかも鼎が得意としている蹴りもめちゃくちゃ強い。
あの靴、対怪人用のものだから怪人に攻撃出来る。彩音もその靴を履いてるがうまく活かせてない。

鼎は身体に火傷のダメージがあるため、装備で補ってる。装備をうまく活かしてるんだ。


蒼月も敵を次々と撃破していた。蒼月は符術による広範囲攻撃を得意としている。攻撃以外にも出来るらしいけど。
蒼月は符術使いだった。


敵の乱入はあったが雑魚は全て撃破。


4人は目的地にようやく到着。場所は和歌山のとある町だった。
こんなところに九十九家に縁のあるシェルターなんてあるのか?見たところ、山あいにあるのどかな田舎町って感じなのだが…。



カーチェイスと銃撃戦の無理やり入れました感が半端ない…。

助っ人の柘植篝はこう見えて、柘植家の次期当主。
柘植家はわりかし自由な家風なせいか、篝ですらこんな感じ。
篝は独自に対怪人組織ゼルフェノアと、対怪人戦闘集団・翳珠(えいじゅ)について調べていたせいか、ゼルフェノアにいる仮面の女性隊員・鼎のことを知った模様。でも名前まではわからなかった様子…。


戦闘パートの鼎さんのアクションはイッテQど根性企画で見たタイ古代武術の影響、もろに反映されとりました。
鼎さんの二刀流の動きが荒々しかった…。