話題:今日見た夢
なんだか一気に終盤感が出てきたのだが、脳内設定と夢がドッキングしているせいかドラマパートがメインという…。


研究施設や病院なども兼ね備えてある組織直属の巨大施設・ゼノクに突如怪人が出現。戦闘用スーツの適合テスト中だった柚希はいきなり実戦投入されるハメに。


敵の長坂はある施設に潜伏していた。ゼルフェノア本部は戦艦だが、建物の本部も存在する。そっちに長坂長官は潜伏していた。長坂は先にゼノクを潰そうと怪人を送りこみ、様子を見てる。
「まずは研究機関から潰しますかねぇ」
長坂は蔦沼が生きていることを知らない。


ゼノクには強力な防衛システムが存在している。研究機関と病院に敵を侵入させないためのシステムで、蔦沼長官が秘密裏に設置した。
他のゼノク内の施設や居住区も防衛システムで管理されてる徹底ぶり。戦艦の本部よりも頑丈なため、ゼノクの重要性がわかる。要塞化可能。

『防衛システム作動します。防衛システム作動します』アナウンスがゼノク館内に流れる。システムを作動させたのは蔦沼。
蔦沼本人は地下室にいた。この怪人、長坂が送りこんだのかな?だとしたらゼノクが危ないな…。


柚希は慣れない戦闘用スーツで怪人と対峙。西澤の指示の元、なんとか攻撃をする。柚希は烏丸とは似て非なる戦闘スタイル。
「うわあああ!!」柚希は必死に攻撃を避ける。
「柚希さん、落ち着いて考えて下さい!」西澤はハラハラしている。
「落ち着けないよ〜」
柚希は闇雲に攻撃をするがあしらわれてる。いきなり実戦は無理なのか?


本部では宇崎が西澤と通信出来ないことにやきもきしていた。
「あれー?西澤と通じない…ゼノクに何かあったのか?」
突如、蔦沼長官から連絡が入る。
「宇崎司令・小田原司令、ゼノクに怪人が出現した。今のところは1体だが数が増えるかもしれない。増援を頼みたいんだ」
「今、誰が交戦してるんですか!?長官!?」
「戦闘用スーツの適合テスト中だった御堂柚希だ。彼女は奮闘しているが、いきなりの実戦で戸惑いを見せている。西澤の指揮の元ならなんとか動けてる状態だが…身体の負荷が心配だ」
「いくら怪人による後遺症の治療が完治に近いからって、柚希に戦闘は無茶ですよ!」宇崎は心配そう。
「彼女、案外大丈夫かもしれない。だんだんスーツに慣れてきてるし、和希に似たのかセンスはあるようだよ」
「そういう問題じゃないですよ…。とにかく、増援を送りますよ。鼎と空操、桐谷をね」
戦艦は群馬にあるゼノクへと直接向かった。


ゼノク敷地内の庭園周辺。だんだん感覚が掴めてきたのか、スーツの特性を理解した柚希は兄譲りのセンスで敵を翻弄する。
あ、そういうことか。この装備、使ってみようか。
柚希は太ももに装備したクナイを複数投げつけた。銃は装備してないので装備は必然的にクナイなどになる。柚希のメイン武器は短刀。

怪人は相手が実戦に慣れてないと見破ると攻撃を強めた。柚希、ピンチ。
柚希の中では兄の戦闘スタイルを頭に描いていた。あんな感じに出来るか…?とにかくやってみるしかない。柚希は短刀を抜くと怪人に斬りかかった。無茶苦茶な攻撃だが、力強い。肉弾戦なんてしたことないが、激しいパンチとキックでどうにかダメージを与えられた。


柚希はぜいぜい言い始めた。体力持つかな…。
西澤は柚希を気にかけながら指示を出す。
「本部から増援が来るからそれまで持ち堪えれるか?あと1、2分で来る。鼎も来るよ」
「き…紀柳院さんが来るんですか!?」柚希の声が明るくなった。柚希は体勢を立て直した。なんとか行けそうな気がする。紀柳院さんに会いたい。

柚希は攻撃を交わしながらダッシュで攻撃を連続で繰り出した。これには西澤と蔦沼も驚く。成長が早い。柚希は右手首のワイヤーを展開させてみる。ワイヤーを扱うのは少し難しいが、こいつを逃がしたくない!

ワイヤーは怪人を捕らえ、身動き出来なくした。柚希は間髪入れずに攻撃を繰り返し、最後に短刀でとどめを刺した。


柚希はなんとか1人で怪人を倒した。その後、ゼルフェノアの戦艦がゼノク上空に到着→戦艦は着陸し、増援の3人を派遣。
柚希は鼎の姿を見るなり、安心したのかその場に座りこんだ。かなり体力を消耗している。
「柚希!よく頑張ったな…」
「紀柳院さん…私、なんとか倒せました…」

鼎は柚希の小さな異変に気づいた。いきなりの戦闘で柚希の調子が少し悪くなったらしい。だいぶ治療は進んではいたが完治したわけではないから、一気に負荷がかかったのか?
鼎はすかさず西澤と通信する。
「西澤室長、柚希の様子が少しおかしい。今すぐ病院に連れて行くがいいか?」
「あぁ。彼女は適合テスト中にいきなり実戦になったから…鼎、一緒に行ってやってくれ」
「了解した」


ゼノク館内は物々しい雰囲気が漂っている。防衛システム作動中の館内は普段とは雰囲気が全然違う。
特に研究機関と病院は堅牢。病院は避難出来ない患者がいるため、要塞化したようなもの。研究機関はメイン施設なため、守る必要がある。居住区もシステム作動時は雰囲気が違っていた。共用スペースと居住区の地下にはシェルターがある。


柚希は慣れないスーツによるものが原因らしく、1日2日で回復するものだった。入院レベルではない。
「西澤室長、柚希は慣れないスーツが原因だったみたいだ。少しずつ慣らせば身体が慣れると先生も言っている。少し休ませればいいそうだ」
「鼎、報告ありがとう」


蔦沼長官はこのゼノクに怪人が送り込まれた件を本部に報告。
本部とゼノクでリモート会議が行われた。宇崎・小田原・西澤・蔦沼の4人で。


「どう思いますか?宇崎司令。ゼノクに怪人が出た件について」西澤が聞く。
「長坂のやつ、先にゼノクを潰そうとしてるのかもな〜。ゼノク研究機関が敵のものになったら終わりだぞ」
「そろそろ僕は始動した方がいいかもしれないね」
「蔦沼長官は水面下で動いていて下さい!!」宇崎は止めようとする。
「何言ってるの。ゼノクは僕が守らないと意味がないんだよ。10年前みたいには戦えないけどね」
蔦沼は両腕の義手を見つめている。

「ゼノク攻防戦になりそうだな。臨時隊員をゼノクに戻そうか。ゼノクの臨時隊員は全員動けるようにしておけよ」小田原司令も言う。
「ゼノクの存在は表沙汰にするわけにはいかないから、慎重に行かないとね…。表向きは巨大な研究施設なんだからな」宇崎は真顔で言った。


「防衛システム作動時のゼノクは要塞にしか見えないな…」鼎達はゼノク館内を歩いている。
今は一時的に一部解除状態。研究施設はシステム作動で関係者以外立入禁止となっている。
「さっき室長から連絡が来ましたが、ゼノクは攻防戦になるかもしれないと。防衛システムはそのままだそうです」空操が鼎に伝えた。
「だから外や学校には人がいなかったのか…。しかし、入居者と職員向けのシェルターがあるとは知らなかったぞゼノク…。本部よりも堅牢だな」


組織関係者向けの宿泊スペースは普段通り使えている。職員向けの居住区も。
入居者の一部はシェルターに避難しているが、一部は居住区にいるらしい。居住区も頑丈な造りなのも関係している。シェルターには備蓄の食料もあるあたり、最初から戦闘は想定されていた。

蔦沼はゼノク入居者及び職員全員にこれから起きるであろう、事を伝えていた。ゼノクはこれから戦闘が激しくなるかもしれない。
研究施設を巡る戦いになるだろうって。臨時隊員は全員動けるようにしておけとも。


鼎達は西澤に案内され、なぜか病院の怪人による重度の後遺症の患者が入院している病棟にいた。なんで病院なんだ…?
「ゼノク内の病院はかなり特殊でして…怪人による後遺症治療専門と言っていいほどです。ここにいる患者は居場所がない」
「入居者と似たようなものなのか…?人前に出られないというのは」
「鼎さんその通りです。鼎さんはゼノク入居を断ったと宇崎司令から聞いてます。鼎さんのその仮面の下、火傷の跡がひどいんですよね…」
「何が言いたい?西澤」
「いえ…別に」


病院から入居者用居住区に鼎は行った。柚希は大丈夫なんだろうか?
鼎は西澤に教えて貰った柚希の部屋の呼び鈴を押す。

しばしの間があってから柚希が出てきた。柚希は見慣れたスーツ姿。白いスーツを着ている。ウィッグは着けていなかった。
部屋ではスーツ姿で過ごしているのか、スーツの上から服を着ていない。

「柚希、大丈夫なのか…?」
「き…紀柳院さん。なんで部屋わかったんですか?」
柚希は鼎を部屋に入れた。

「西澤室長に教えて貰ったんだよ。初めての戦闘、怖かったんだろう?」
「怖かった…。戦闘用スーツ、普段着ているスーツとは違うから慣れなくて…。烏丸さんってすごいんですね」
「彼女は今、スーツに制服もしくは戦闘服で任務をしているよ。臨時隊員も色々あるらしくてな。烏丸は本部に慣れないと言っていた。ゼノクに帰りたいと」
「怪人また出るかもしれないんですよね?」
「柚希はゆっくり休んでな。私達が邪魔者を倒すからさ。臨時隊員はもしかしたらゼノクに戻るかもしれないよ」



なんだかようわからん感じになってる…。
ほぼゼノクの説明じゃん…。蔦沼長官はゼノクに関してはほとんど絡んでる。
防衛システムの設置・要塞化とか。

敵の長坂の居場所が建物の本部なの、昨日のリバイスの影響としか…。