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子連れヒロイン

今回もスイーツです。言うまでもなく。

子持ちミシェル。
比較的若くして子を生んだので29歳くらい。
子どもは小5の女の子。ターニャ(仮)
夫のDVに悩まされ離婚を決意。
円満にいかなさそうなので弁護士つける。
その弁護士がフレン。ミシェルの2こ上くらい。
で、とりあえず離婚決定して、元夫が何もしてこない限りは全部終わった。
何もなければフレンと会うのも最後ってときにフレンから告白される。

「本当にお世話になりました」
「いえ。仕事ですから。…1つ聞いていただきたいことがありまして…」
「え、何かあったんですか…?」
「その、本当は僕がこんなこと言っちゃだめなんですけど、今度プライベートでお茶でもどうですか?」
「えっ。でも、…私、5年は娘と二人で頑張りたいんです」
「じゃあ5年経ったら会ってください」
「えっ、5年ですよ?」
「はい。好きな人ができたら、言ってください。諦めます」
「…わかりました。フレンさんも、好きな人ができたら言ってくださいね?」
「はい。ありえませんけどね」
すごい自信…
「メールはしてもいいですか?」
「えっと、はい」

で、ちょいちょいメールしながらあっという間に5年経っちゃう。
高校に入った娘は孝行娘で、バイトして少し家に入れる。
ミシェルは断るけど、聞かないから娘名義の口座に貯金。

「もう5年も経つのかぁ…」
「ねぇ!弁護士さんは?連絡ないの?」
「最近はね…」
「会おうって言われたら会う?」
「うーん…私ももうおばさんだしね」
「でも向こうだっておじさんじゃん。もう結婚前提だよ。私は反対しないよ?」
「何勝手なこと言ってるのよ」
「えへへ。メール来たら教えてね」
「うーん…」

そして数日後メールが来る。

「きた(゜Д゜;)」
「嘘、なんて?」
「会いませんかって…はいって送っちゃった!」
「いいじゃん別に」
「だって!どうしよう!何着ていけばいいの?!」
「ママ…可愛い(*´∀`*)」
「もうっ!!!!」

そして会うことに。
気持ちは中学生。
ちょっと若作りすぎたかなっ(>_<)
痛いかなっ(>_<)
化粧濃くないかなっ(>_<)
…etc

「お待たせしました」
「いえ、全然…あの、お、お久しぶりです」
「お久しぶりです。本当に来てくれ、嬉しいです」
「///」
「行きましょうか」
「はい」

そして喫茶店に行って映画に行って食事して帰る。ベタに。

「フレンさん。今日はありがとうございました」
「いえ。…その、迷惑じゃなければまた会っていただけませんか?」
「あの…迷惑なんかじゃないです」
「よかった。またメールします。おやすみなさい」
「はい。おやすみなさい」

「ただいまー」
「おかえりー。帰ってきたんだ」
「帰るって言ったでしょ?」
「『帰したくない!ぎゅっ』とかなかったの?」
「ないよ!」
「ふーん。また会うの?」
「う、うん。たぶん///」
「へーよかったじゃん」
「もうこの話おしまい!お風呂入ってくる!」
「うん。おやすみ」

それから1年後くらいに結婚しちゃう。
それまでにお互いの家を行き来したり、ちゃんとターニャを交えての交流もする。

「ねぇ、まだ結婚しないの?」
「な、何言ってるの!」
「でも好きなんでしょ?年齢的にもさぁ、子ども生むならそろそろ」
「ぶふーーーっ」
「やだ、汚い」
「な、な、な…!」
「うっふっふー。もうプロポーズされてもいい頃だよね」
「し、知らないっ」

そんな話をした数日後にプロポーズされる。
もちろんOK。
ターニャにも報告。

「ターニャが、僕のこと『お父さん』って呼んでくれたら嬉しい」
「えっ…」
「無理にとは言わないけど…」
「…。」
「ターニャ、、」←ミシェル
「…ぱ、パパでもいい?」
「!…うん」

パパー!
フレンはパパって感じよね。
ユーリとレイヴンはとーちゃんかな。

ちなみにターニャの彼氏はユーリ。
ユーリは25くらいで。
幼いときにフレンの家に預けられて現在は一人暮らし。
ユーリがミシェルに会おうって言ったけど用事があるからと断られ、その日フラフラ買い物とかしてたらミシェルとフレンがお茶してるのを発見。

「おい」
「「ユーリ?!えっ知り合い??」」
「浮気?不倫?フレンもいい歳して何女子高生に手ぇ出してんだよ」
「ちょ、ユーリ落ち着いて!誤解だから!お店だし迷惑!」
「…場所変えようか」

「ってゆうかユーリだっていい歳してんじゃん…」
「うるせー。だからお前らなんで会ってんだよ」
「私のパパだから…///」
「ぱ、パパぁ?!フレン!この変態!!!!」
「ユーリ!何勘違いしてんだよ!!僕の妻の娘だよ」
「は?…は?意味、わかんねえ…」
「うちのママ、結婚したの」
「フレンと?」
「「うん」」
「嘘じゃん」
「「嘘じゃないから」」
「ハモるなうぜー」
「妬いた?ねぇ!妬いた??」
「妬いてない」
「ユーリ、犯罪者」
「黙れ」

フレンとユーリの関係を知る
弱みを握られた気がするユーリ。

「あれ…ユーリとパパって紙面上でも兄弟じゃないよね?!」
「うん」
「そっか」
「なんで?」
「ううん」
「??」
おじさんとは結婚できないからね。

まぁ彼らの話は気が向いたら。

それで子どもは生まれるかなぁ。
息子。
その年のエイプリルフールでターニャが『出産しました』って写メつきでメール送る。親しい友人とユーリに。

「俺の子ども産んで」
「へっ!?な、何言ってんの?!なんなのいきなり…ぶつぶつ」
「…だめか」
「だだだめなんて言ってないでしょ!!」
「…お前が慌てるの珍しいな」
「慌ててないし!…ユーリの赤ちゃんは産み、たい…かも/////////////」
「…大学卒業したら一緒に暮らすか」
「え…うん///////」

あっ、うっかりまたユーリ×ターニャの話になってしまった/(^o^)\

おしまいっ\(^o^)/

年上ヒロインさらにつづき

フレンの気持ちは嬉しいけど、申し訳ない気持ちでいっぱいなミシェル。
今まで、レイヴンの愚痴聞いてもらってるときから好きだったのか…っていうのかいつから好きなんだろうとか、愚痴とか言いつつ独りよがりなノロケ話になってたんじゃないかとか。
レイヴンの口から彼女のこと聞くのすら嫌だったのに、フレンはどんな気持ちで聞いてたんだろうとか。

「その後フレンちゃんとはどーなの?」
「何が?」
「いーかんじだと思うけどなぁ…フレンちゃん年下だけど頼りがいあると思うし」
「やめてよ!そんな話しないで!」
「ご、ごめん…」
「あ、…今仕事中だから…」
「…そうね。失礼」

「レイヴンさん。何話してたんですか?」
「あー、…ちょっと空気読めてなかったかも…もう少しで殴られるとこだった。手ぇ上がってたし」
「何怒らせてるんですか」
「うん…そっとしといたほうがいいかも」

ミシェルは近づくなオーラをガンガンに出してるから誰も近づけない。
フレンも近づかない。
定時で帰宅するミシェル。後輩女子より早く帰る。
そしてみんな「フレン行け!」って雰囲気。

「み、ミシェル先輩!」
「何?」
「その…一緒に帰りませんか?」
「あ、うん。いいよ」
「よかった…」
「?」

そのまま会話も無しに家についちゃう。
ミシェルのマンション前。

「…今日感じ悪かったよね。ごめん」
「みんな心配してましたよ」
「はは…明日菓子折り持ってこうかな」
「…何かあったんですか?」
「…や、ただイライラしてただけ」
「…」
「…」
「「あの」」
「…」
「…先輩」
「うん」
「僕と付き合ってください」
「フレン君……」
「先輩?!泣かないでください」
「優しくしないで…」
抱きしめるフレン
「僕じゃ支えになりませんか?」
「……なる」
「よかった」

とりあえずお付き合い?することに。
で、初めてミシェル宅に招待されるフレン。晩ご飯をご馳走になる。
定時で帰ってきたしね。

「知ってると思うけど私超わがままだから」
「はい。知ってます」
「…そこはフォローしてよ」
「先輩のわがまま、可愛いから好きです」
「年上を馬鹿にするんじゃない!」
「そんなつもりじゃないですけど…」
「じゃあどんなつもり?」
「そのままですけど。可愛いです」
「!…やめて」
「どうしてですか?可愛いのに」
「やめてったら!」

反応がなお可愛くて遊んじゃう。
そんなんで3ヶ月くらい経過。
手ぇ出さないフレン。
もう手ぇ出されてもいいミシェルは酒の勢いで誘ってみる。

「ねぇ、…シていいよ?」
「!…飲みすぎです」
「そんなことないよ。していいっていうか、シよう」
「ちょ、せんぱ…!」

そんなこんなで事にいたる。

「先輩…」
「んー…おはよ」
「先輩…ほんとに、無理してませんか?」
「あんなことさせといてよく言うわ」
「すみません…」
「…好きじゃなかったらしない」
「先輩!」
「ミシェルって呼んでよ」
「はい!僕のことも呼び捨てにしてください」
「うん。フレン、朝ご飯作ってきて。シャワー浴びてくる」
「一緒に入りましょう」
「だめ!あんたは飯!」
「先輩、口が悪いですよ」
「私先輩って名前じゃないってば」
「…ミシェル」
「なに?」
「口が悪い」
「それ?」

いちゃいちゃする。
でもフレンは自分で言うのもなんだけど、お礼なのかなって思ってる。好きって言ってたけど、それも酒入ってたしな。とか。
ネガティブ思考。
でもそばにいれるならそれでもいいって思う。
そんくらい好き。
ミシェルはレイヴンが結婚したってレイヴンのこと好きであり続けるだろうし、それを咎める権利なんてないし、ずっと一方通行かもしれないけど、それも有りかなと。
ミシェルは幸せじゃないかもだけど、自分は幸せ。って思うことにする。

フレンという鳥籠の中で、レイヴンという空に焦がれる小鳥ミシェル。

…なんかキモいな。
でもそんな感じ。

ミシェルはミシェルでフレンのこと普通に好きだと思う。
でもたまにレイヴンのこと考えちゃうから、フレンに悪いなってゆうか、自分最低だなって思う。これって完璧利用じゃん。みたいな。
自己嫌悪。

「あああ」
「どうしたんですか?」
「え、声出てた?」
「はい。…僕と一緒にいるときは何も考えないでいてくれると嬉しいです」
「そういうわけにはいかないのだよ」
「じゃあ僕のお願い聞いてくれますか?」
「…聞ける範囲で」
「僕といるときは僕のことだけ考えてくれませんか?」
「…できる限り」

ってかお前とレイヴンのことしか考えてねーし。レイヴンが余計かぁ…

「あああ」
「またですか?」
「ごめん…好きです」
「…僕も好きです」
「ほんとに好き」
「…自己暗示に聞こえます」
「ごめん…もう言わない」
「もっと言ってください!」
「フレン君、好き」
「はい」

つーかフレン敬語だしな。
きっとフレンは全然敬語抜けないと思う。
そしてダラダラそんな関係が続くんだ。
そしてそんなことしてるうちに、どうしよう…レイヴンが結婚するか別れるか迷う。
…結婚しようか。
もちろん二人とも式に呼ばれる。
そしてブーケトス。

「いてっ」
「だ、大丈夫?」
「あら、コントロールミス」
「…先輩、受け取ってください」
「え、でもフレン君が取ったんだし…」
「いや、男の僕が持っててもしょうがないので。…結婚してください」
「えっ…あの、保留で」
「「「えぇ?!」」」

そんなわけで保留にする。
でも一緒に帰る。
しかもフレンの家に寄ってく。

「フレン君、さっきのは、よく考えてのプロポーズなの?」
「はい」
「私結構年上じゃない」
「関係ありません。ずっと先輩の隣にいたいんです」
「ほんと?」
「はい。…自分のことが嫌いなんですね。僕は先輩の不器用なところも、わがままなところも、素直じゃないとこも、全部ひっくるめて好きです」
「ありがとう…」
「そうだ、」

席を外すフレン。

「これ、受け取ってください」
「へっ、ゆ、指輪…?」
「左手、出してください」
「…うん」
「…。」
「ぴったり…ありがとう。嬉しい」
「やっと渡せた」
「ありがとう。ほんとに…」

よかったねよかったね。
ほんとはユーリも出したかったけど余談すぎるのでやめとく。
そんで両親に挨拶して、式当日にマリッジブルーに陥るといいよ\(^o^)/

「…そんな暗い顔しないで?」
「ジュディス…」
「大丈夫、ね?」
「…。」
「マリッジブルー?」
「よくわかんないけど…そうかも」
「フレンを信じて。…最悪、何かあったらうちに来ればいいわ」
「何かって…まぁ、それは心強いかな」
「でしょう?…もう大丈夫?」
「さっきよりは。…ありがとうジュディス」
「どう致しまして。それじゃ、後でね」

無事結婚式も終えて、初夜です。
ミシェルが疲労で熱出すってオチです/(^o^)\
しかも病院行ったら妊娠も発覚。

「フレン君、まずった」
「どうしたんですか?…まさか病気ですか?!」
「…。フレン君は嬉しいかもしれないけど…」
「?」
「…妊娠してた」
「へ?!…ミシェルさんは、嬉しくないんですか?」
「う、嬉しいけど、その、タイミングというか、仕事もあるし、なんかもう、私母親になるの?」
「…僕も父親になるのは初めてですし…一緒に頑張りましょう。仕事は…まぁなんとかなりますよ。みんな喜んで、協力してくれます」
「そう…かなぁ。私だったらすげー迷惑!とか思っちゃいs…うぇっ」
つわり。
「大丈夫ですか?きっと怒ってるんですよ。それと言葉遣いも直してくださいね。胎教に悪いですから」
「はい…」

それでも子ども産んだら女として見られなくなっちゃうとか、しばらく出来ないしとか、それがきっかけで他の女に…は今までのこと考えるとないかもだけど、不安が押し寄せる。そしてつわりの悪循環。
で、体重も減っちゃう。

「ミシェルは休んでて。ご飯食べられますか?っていうか食べてください」
「うーん…」
「ミシェル?」
「…私が子ども産んでも女としてみてくれるって、約束して」
「約束するも何も、ミシェルはミシェルだよ。子どもを産んだってかわらない」
「うん…はぁ。なんかお腹すいた。ご飯作って」
「はいはい」
「やっぱちょっと元気でたから私も手伝う」
「お願いします」

そしてなんとか円満に暮らすわけです。
たまにミシェルが無駄に落ち込みつつ、それも子どもが生まれたら落ち着いてくる。
母は強しよ。
で、図太くなる。
そんで同時期くらいにジュディスも妊娠したりしてね。それこそ家族ぐるみの付き合いとかいいと思うよ。
なんか女子どもの権力が強すぎでやばいな。

しかし後輩女子まじで空気だったな。

これで終わりかな?

年上ヒロインつづき

フレンとはメールしたりたまに飲みに行ったりする仲になる。
仕事とプライベートの切り分けは完璧。
でも飲みに誘うのはフレンから。ミシェルからは絶対誘わない。
上司の誘いは断れないってセクハラだかパワハラに受け取られないように。
しかしそんな二人の仲を引き裂こうとする後輩女子。

匿名で会社の相談窓口に告げ口。
ミシェルが嫌がるフレンを無理やり連れ回してる。フレンは迷惑してるけど上司の言うことだから断れない。代理で連絡しましたって。

もちろん二人とも否定するけど。
話を聞いてきたのがアレクセイってのもあって、アレクセイは二人を信用するけど。
レイヴンも必要があればフォローに入るつもりだったし。
でもミシェルはフレンを避けるようになる。
フレンでもフレンじゃなくても、後輩をたぶらかしてるように見られるのはお互いの為にもよくないと思って。

「ミシェル先輩」
「フレン君」
「僕のこと避けないでください」
「でも…しばらく飲みに行ったりしないほうがいいと思う」
「…じゃあ会社にいる時くらいいつも通り接してください」
「…うん。ごめんね、迷惑かけて」
「僕のセリフです。誘ったのは僕だし、…まさか連絡したの、僕だと思ってないですよね?」
「思っ…いたくないというのが正直な気持ちです」
「僕じゃありません」
「はい」

フレンが言うんだからそうなんだって思うことにする。

そんなある日、後輩女子に合コンに誘われる。

「え、行かない行かない。合コンなんて行ったことないし。こんなおばさんが言っても気ぃ遣わすでしょ」
「そんなことないですよぉ!先輩童顔だし、私とタメでも通ります!来てくれるだけでいいんです!会費も男子もちだし。お願いします!」

先に用事ないって言った手前断ることもできず。こういう時に限ってレイヴンもフレンもいない。(後輩女子が見計らった

「うーん…行くだけなら…」
「やった!忘れないでくださいね!」
「うん」

しかしそれは罠だった!(バレバレだよ

「先輩!」
「お待たせ」
「全然!早く行きましょー」

そのやりとりを目撃するフレン。

「怪しいわねぇ」
「レイヴンさん!」

とレイヴン。尾行することに。
たどり着いたのは完全個室の居酒屋。

「やべー見失わないかな」
「とりあえず僕達も入りますか?」
「そうね。こんなこともあろうかとミシェルちゃんに盗聴器仕掛けといたし」
「そうなんですか…変態!」
「じ、冗談よ〜。近くの部屋にしてもらえばいいじゃない」
「…はい」
「ほんとに冗談だからね?」

そんなこんなでなんとか隣の部屋をゲット。
しかも壁薄いのか声も聞こえる。
レイヴンはおつまみ食べながら余裕。
フレンはずっと壁にへばりついてる。

「ミシェル先輩が、セクハラをすごく気にするのは…何かあったんですか?」
「あー…入社したばっかんときにちょっとね。それ以外にも色々見てきてるし、まぁミシェルちゃんはちょっと過剰すぎよね」
「…。」

それから1時間くらい経過して動きがある。

『ミシェルちゃん眠いの?』
『ぅ…ん』
『送ってくよ』
『んー…ぃぃ…かえる』
『全然立てないじゃん。ほら掴まって。じゃ、ミシェルちゃんお持ち帰りしま〜す』
『まじかよ』
『じゃーな』

「ヤバくない?」
「行ってきます!」
「おい!」

「ミシェル先輩!」
「…。」←ほぼ意識ない
「…?」
「ふ、フレン君?!」←後輩女子
「偶然だね」
「何でここにいるの?!」
「レイヴンさんと飲みに来てたんだ」
「へ、へー…」
「帰るの?僕が送るよ」
「は?なんなのコイツ」
「ちょ、フレン君!邪魔しちゃだめだよ〜」
「ミシェル先輩!起きてください!帰りますよ!」
「うーん…フレンくん…?」
「僕とこの人どっちを選ぶんですか?」
「…?フレンくん…」
「そういうことなんで!レイヴンさん!帰りますよ」
「へいへーい」
「おい!いいのかよ!」
「…。」

そんなこんなで無事ミシェル救出。
もう夜遅いのでレイヴンちにお泊まりすることに。近所なので。タクシー代ももったいないので。
帰宅するとレイヴンの彼女が待ってる。ジュディス。これはレイヴンも予想外。
翌日ミシェルは2人にお説教される。

「無防備すぎる!」
「知らない人について行っちゃだめなんですよ」
「…自己紹介したし」
「「そういう問題じゃない!」」

「…ってゆうか私…そんな飲んでないはずなんだけど…セーブしてたのになぁ

「「…。」」

『盛られたか?』
『そうかもしれませんね…』

「二人して責め立てたら、可哀想よ。ね?」
「えあ、いや、完全に私が悪いです…」美人さんだなぁ…
「あら、そうなの?」
「まぁ、無事で何より、かな?」
「そうですね」

朝食はジュディスが用意してくれる。
そして食べ終えて寝ちゃうフレン。

「ふふ。寝顔かわいい。…撮っとこ」カシャッ
「かわいいって男にとっちゃ全然褒め言葉じゃないんだからね?」
「はいはい。あ、手伝います!」
「ありがとう」

ジュディスに敬語使っちゃうミシェルさん。年上なのに。

「レイヴンの彼女がこんなに若くてこんなに綺麗な人だとは思ってませんでした」
「ね、敬語じゃなくていいわ」
「あ、はい…うん」
「私ね、ずっとあなたに嫉妬してたの」
「へ?」
「ずっとあなたのこと気にかけているのだもの」
「え…」

「ミシェル先輩!」
「はい!」
「これ以上2人の邪魔しちゃ悪いので帰りましょう」
「あ、うん…これ終わったら」
「俺がやっとくし、大丈夫よ〜」
「そう、ありがとう」

そんなわけで帰ることに。

「彼女可愛かったね」
「そうですね。先輩も可愛いですよ」
「はっ?何、やめてよ…」
「本心です。彼女と話してるとき、先輩泣くんじゃないかと思って」
「…ちょっとね。彼女が嫉妬するほど気にかけてくれてたのかって思ったら、なんか複雑」

複雑な気分になるってことはまだレイヴンのこと好きなんだなって思う。
いい加減諦めてほしいフレン。しかもミシェルに対するフレンの想いも気づいてないよなって思う。

「…まだ好きなんですか?」
「…そうみたい。報われないってわかってんのにね」
「そんなことないです。気持ちは分かります」
「ほんと?フレン君みたいなイケメンも報われない恋なんてするんだ」
「僕も先輩も、報われないって決まったわけじゃないですよ」
「そうかな…でもいいの。告って気まずくなったらやだし。諦めつくまで待つ」
「僕が待てません!」
「何が?」
「もう待てません!あなたが好きです」
「ええ!?あ、あの、ありがとう」
「…僕の恋は報われませんか?」
「えっと、その、わかりません…っていうか、私まだ…」
「レイヴンさんのことが好きでも構いません。諦められなくても、ずっと隣にいさせてください」
「はい…って言ったとして、私すごいずるくない?」
「僕がそれでいいんだからいいんです」
「でもフレン君の、気持ち…わかっててそんな付き合い方出来ない」
「そうですか…じゃあアタックしまくります」
「アタックって…」
「レイヴンさんのこと諦められる確証もないのに、それまで何もしないなんてもったいないですから」
「そ、そう。せいぜい頑張って」
「はい!」

長くなったな…
気まずくなったりが嫌なら嘘でも付き合ってくれると思ってたフレン。自分とは気まずくなってもいいのかなとか思う。
また避けられちゃうんだろうなぁとか思っちゃう。
でもそんなの関係ない。
とりあえず月曜日は後輩女子に釘刺すフレンさんでした。

おわらない。

終わらない。

年上ヒロイン

フレン夢かも。
フレン→ミシェル→レイヴン。

まずミシェル→レイヴン。
レイヴンのほうがいくつか年上だけど同期。
ミシェルはレイヴンのチャラチャラした態度が気に食わないけど、何気に仕事はうまくこなしてるからなおさらむかつく。
ミシェルも普通に仕事できる人。
そして同期はレイヴンとミシェルしか残らない。他はみんなやめちゃう。

「信じらんない!無断欠勤とか社会人としてどーよ」
「ねー。みんな頑張りすぎなのよね〜。…ミシェルちゃんも辞めないでね?おっさん寂しくなっちゃうから」
「やっ、辞めるわけないでしょ!」
「ほんと?よかった〜」

そんな会話しつつ業務に励む。
ある日ミシェルが上司に呼び出されて、何の話しかと思ったらセクハラされる。
押しのけて別の上司アレクセイに「早退します」とだけ言って早退。
次の日クビ覚悟で出社。
先輩に声かけられつつお詫び。

「昨日は無断で早退してしまい申し訳ございませんでした!」
「何のことかな?」
「え…」
「報告は受けた。レイヴンのフォローが有ったので問題ない。彼に礼を言っておくといい。それから、何か困ったことがあれば言ってくれ」
「は、はい…」

「お、ミシェルちゃん来たんだ!おはよー。元気?」
「う、うん…あの、昨日はありがとう。迷惑かけてごめん」
「…そんなしおらしいミシェルちゃん、ミシェルちゃんじゃない!」
「は、はぁ?!」
「仕事のことは気にしないで。ほとんど終わってんだもん。大してやることなかったよ」
「そ、そう…でもありがとう」

レイヴンの株アップアップです。
ってゆうかミシェルはガンガン系。レイヴンはフォローもできるので相性良さそう。

「ミシェル君、一緒にお昼なんてどうかな」←セクハラ上司
「あ、あの…」
「あ、ミシェル俺と約束してるんです!一緒に行きます?」
「い、いや、またの機会に…」

「…約束してないけど」
「じゃあ俺じゃなくてあの人について行けばよかったんでないの?」
「…。」

セクハラ上司によくない噂がたくさんあるのを知ってるレイヴン。ミシェルのことが心配。
最終的にアレクセイに相談してセクハラ上司は異動になる。

「はぁ」
「ひとまず安心って感じ?」
「うーん…」
「なんかあったら言ってね」
「うん」

そんな感じで3年くらい経過。
新人の教育係?に任命されるミシェル。

「なんで私なの?アンタのが適任じゃない?」
「どこが?それにさー、先輩がこんなヘラヘラしてたら新人君の志気も下がっちゃうでしょ?」
「自覚あるんだ」
「そこはフォローしてよ!」

新人の一人にフレンがいる。

「キリのいいとこでお昼にしてね」
「「はい」」

「…ミシェル先輩いいよなぁ」
「ん、ああ、そうだね」←フレン
「え、フレン君あぁゆぅ人がタイプなの??」
「別にそういうわけじゃないけど…」

純粋にミシェルを尊敬する男性陣と、フレン狙いの女の子。

新人歓迎会という名の飲み会。

「酔っちゃったかも…」
「家どこだっけ」
「あっち」
「僕逆方向だな…」
「(送るって言えよ)」
「俺が送るよ〜」←フレンたちの同期
「え、大丈夫!」

「私帰ろうかな…」
「もう?送るよ」
「え、いいよ」
「せんぱーい!お先失礼しまーす」
「え、ちょ、」
「気をつけて帰れよー。新人どもは次行くぞ次ー」
「「「え」」」

ミシェルは一人酒したい気分になったから帰ろうと思ってたのに…と思ったらレイヴンに誘われる。

「ミシェルちゃん飲み過ぎ」
「うん、いいのいいの」
「よくないって!もう終電なくなるってーの!」
「いーの!」
「よくねーよ」

そんなんで結局終電逃す。
近くのビジネスホテルに宿泊。

「は!」
「おーはーよ〜」
「うわ!…な、何もない?!」
「まぁね」
「それもどうなの?」
「俺彼女いるもん」
「ふーん…え、そうなの?!悪いことしちゃったね…」
「大丈夫大丈夫。今んとこ彼女にしか勃たないから」
「…何の話だよ」

どんなに物理的な距離が近くても心の距離は遠いんだとショッキング。
ちなみにレイヴンは不能者ではなく、本命にしか勃たない。ミシェルのことも純粋に友達としか思ってない。
とりあえずシャワー浴びて泣く。
土曜日だし、日曜日もゴロゴロしようと決意。
帰り道、レイヴンと別れたあと降車したあとから涙が止まらないミシェル。
そこにフレンが登場。実は近所。

「ミシェル先輩?!どうしたんですか?!」
「ふ、フレン君…う、…っ」
「先輩、…うちすぐ近くなので、来てください!」
「ん…」

そんなこんなでフレンの家に行くことに。
この時点でレイヴンと何かあったんだと確信するフレン。昨日と服装一緒だし。

「ごめんね、ごめん…ありがと…」
「いえ。気にしないでください。大丈夫ですか?」
「うん…ううん…」
「ミシェル先輩…」
「あいつ、彼女いるんだって…全然知らなかった…」
「はい」
「好きだったの…かな…」
「…でしょうね。何か飲みますか?」
「…お酒」
「…わかりました」

飲んだ勢いで愚痴る愚痴る。フレンもちゃんと聞いて相槌うってあげる。

「私ってそんな魅力ないかな…」
「え?」
「酔っ払ってホテル入って、それだけって…」
「ほ、ホテル?!」
「あ、ビジネスホテルね。まぁ変わんないか。私だって別にそんなつもりなかったけどさ、レイヴンとなら…私…」
「先輩、先輩は十分魅力的です。僕なら我慢出来ません!」
「ほんと?はは…ごめんね、こんな話して…私もセクハラ上司に就任かぁ」
「セクハラだなんて!思ってません。僕なんて話を聞くことしかできなくて…」
「ううん。こんなめんどくさい女に付き合ってくれてありがと」

土曜日の記憶終了。

「は!」
「先輩…今、夜の9時です」
「マジで!あ"…ぅ」
「飲み過ぎですよ。明日仕事ですよ」
「嘘…でしょ」
「今日、日曜日ですよ」
「やだー!」
「子どもみたいなこと言わないでください」
「なんで起こしてくれないの…」
「近付いたら理性を保てそうになかったので」にっこり
「…。」
「起きれますか?送りますよ」
「うん…ありがとう」

徒歩で送ってくれるフレン。

「うち、ここだから」
「あ、はい」
「借りは必ず返します」
「いや、あ、じゃあアドレス教えてください。それでチャラ…じゃダメですか?」
「フレン君がそれでいいなら…」

「またいつでも付き合いますから。でも次寝たら迷わず抱きますね」
「…寝ないように気をつけます」
「それは残念です。それじゃあ、また明日」

ちょっとしたメル友になる。

「ミシェルおはよー。土曜日大丈夫だった?」
「え、あ、うん。大丈夫。ごめんね、付き合ってくれてありがと」
「いいえー。またいつでも付き合うし、言ってよ」
「うん」

「はぁ…」
「先輩…おはようございます」
「あ、おはよ。…見てた?」
「ええ、まあ」
「私、ちゃんと笑えてた?」
「はい」
「よかった」

今は泣きそうな顔してますけど。とは言わないけれど。
フレンはミシェルのことが気になって気になってしょうがない。それをレイヴンに気付かれる。

「フレンちゃん、ミシェルちゃん狙いなのね〜。敵は多いぞ。フレンちゃんなら協力するし、頑張れ!」
「あなたがそれを言いますか…」裏ボスめ
「ん?」
「いえ。レイヴンさんが味方なら心強いです。…レイヴンさんは結婚しないんですか?」
「え。…まぁ彼女が若いからね〜。出来たらラッキーくらいにしか考えてないわ」
「そうですか…早く結婚出来るといいですね」
「うへ。他人事!」
「そんなことないですよ」

他人事どころかさっさと結婚しろと思ってる。ミシェルがレイヴンに未練たらたらっぽいので。
っぽいっていうか実際そうなんだけど。

金曜日
「ミシェルちゃん飲みに行こうよ」
「えー」
「レイヴンさんは彼女がいるじゃないですか」
「だってぇ、論文で忙しいからしばらく会えないって…じゃあ3人で行く?」
「僕もいいんですか?」
「もちろん☆」
「論文って…大学生かよ!」
「そぉよ。ピチピチよ!」
「飲みに行くんですかぁ?アタシも行きたーい!」
「…じゃ、行くか」

ここで既にヤバい予感がするレイヴン。
4人で歩くと、前列がレイヴンとミシェル、その後ろにフレンと後輩女子。納得いかないフレン。
後輩女子のあまりの粘着にレイヴンも太刀打ちできない。
そして飲み会自体も空気読めない後輩女子のせいでグダグダ。完璧にレイヴンミシェルとフレン後輩女子の間に見えない壁が。
フレンのイライラが募るばかり。レイヴン以外気づいてない。
レイヴンが頃合を見計らってお開き宣言する。

「アタシ酔っちゃったぁ…一人で帰れるかなぁ…」
「タクシー捕まえようか」
「うんっ」

「さぁどうぞ」
「わぁ。ありがとう。うふふ」
「家どこだっけ?」
「あっち」
「だそうです。それじゃ」
バタンッ
「え"」

「(ドS…)」
「…よかったの?」
「いいと思いますけど…?」
「それじゃ俺も帰ろっかなぁ…方向違うし。フレンちゃん、ミシェルちゃんを頼んだ!」
「任せてください!お疲れ様です」
「またね〜」
「お疲れさまー」

ちなみに後輩女子はフレンの行動は全て天然からきてるものだと思ってるからどんな扱いされてもへこたれない。

「…仲良くしなきゃだめだよ?」
「悪そうに見えました?」
「ってゆうか…扱いが雑?それだけ仲いいのか」
「そもそも、僕は今日ミシェル先輩と話たかったんです」
「嬉しいこと言ってくれるね。じゃあもう一軒行く?」
「はい!」

そんな訳でもう一軒。
もちろんミシェルのおごりです。

「僕も出します!」
「だめだめ」
「じゃあ今度は僕が払いますね」
「え…う、うん。よろしく」
「はい!」

なんだかフレンとの付き合いも楽しくなってくるミシェルさんですがとりあえず一区切り。

フレン先生…

なんてつぶやいたのが間違いだった/(^o^)\
フレン先生よくね?やばくね?
レイヴンぶっとんだわ\(^o^)/

いや、レイヴン推しはかわらないけど。

いやー、フレン先生まじめだから大変そう。
ヒロインはもちろん生徒です。
気になる生徒がいたら徹底的に尽くしそうだし。

ヒロインじゃないにしても、彼女からの弁当を食べてる時にレイヴンに絡まれるフレンが想像できます。
レイヴンとフレンのからみはおいしいです(^q^)
×でも+でもどっちでも。

ジュディはやっぱ保険医で。
ユーリは…そのままフレンとタメでいいかな。
ニートにするわけにはいかないのでやっぱりケーキ屋さんね。

話逸れ逸れなんだけど、フレンレイヴンジュディが保育士さんのべすぺりあ幼稚園も良いかと!
幼児化たまらん!
幼児化ならみんな同じ学年でも許される気がするし!
これは夢じゃなくていいや。
誰か幼児本出してくれないかしら…
レイヴンとフレンのエプロン良いのではないか!
愛してる!
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